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2006年1月25日(水)ネックレス系

最近「なになに系」という説明の仕方が蔓延している。「お嬢様系」「セレブ系」なぞとよく分類している。セレブ風だが決してセレブではないモドキな女達をひっくるめて系と言ってしまう。自分から「私は綺麗系というよりはカワイイ系なの」とか言ってしまえる便利な言葉である。
さて、、ふと気づいた分類がある。「ネックレス系」だ。
この系の女性達はいつでもネックレスをしている。Tシャツでも、ブラウスでも、セーターでも、ポイントは胸元のネックレスなのだ。風呂入る時も寝る時もしている。私はこのネックレスというアクセサリーをしたことがほとんどない。ピタっと喉に張り付くチョーカータイプは結構好きで時々する。デビアスの皮にダイヤが付いているのを喜んでしてたら「犬の首輪みた〜い」と言われかなりショックだった、、。が、だら〜んと肩こりしそうなネックレスを首からぶら下げるのがどうも苦手なのでおそらくこれからもしないであろう。
この「ネックレス系」の女性達はもちろんシャワー浴びるときもしているから、自分というものからネックレスをとってしまうと、ペットボトルなどに巻いてある「まろやか風味緑茶」とかの帯をベリベリ剥がしてしまってすっからかんの商品名がわからなくなってしまうような感覚になるのかもしれぬ。
意外やよく見れば女性の5割くらいになるかもしれない「ネックレス系」
華奢なアクセを首からたらすと、女らしいはかないキラリ感が出るのかもしれぬ。ぶっとい犬の首輪のような「チョーカー系」よか、ヨワヨワしく守ってもらえそうな感じがする。飼われる感じよか守られる方がいいかもしれぬ、ぞ、と。

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2006年1月18日(水)ドバイでスキー

ガソリンも石油も買った事はないが高いらしい。飛行機に乗れば燃料代と謎の料金をとられる。が、しかし産油国ドバイは灼熱の太陽の下でスキー場(室内だが)作って遊んでいるのだ。かなりの資源の無駄使いである。なぜゆえせっかくの常夏に常冬を作らねばならぬかもわからぬ。アラブの人達はそもそも雪を知らぬ。さてそんな中日本では積雪地帯で雪下ろしで何人もの人が亡くなっている。冬の間だけ屋根の雪を溶かす装置を稼働させると月に何十万円をかかるというが、もし雪に埋まってしまうとわかっていたならお金は惜しくなく装置を付け稼働させたかもしれぬ。先日、朝空いている六本木でちょっとした車線変更でいきなり白バイにつかまり延々路駐させられ、運転してたMはシブシブ減点&罰金サインさせられた。その間路駐してる訳だから他の車はそれをよけて通りかなり迷惑だった。絶対車線変更より路駐のほうが迷惑だ。Mは「こんな所で取り締まっている暇あるなら雪でも降ろしに行ってあげろ!」と怒っていたが、実はMは綿密に道路を観察していて「ここは管轄外だからレッカーされない」とか言いつつ一晩中野ざらし路駐でもで捕まった事がないからどっちもどっちかもしれぬ。
小さく身の回りを見ても大きく世の中を見ても矛盾と無駄だらけである。何が得で何が損かすら良くわからぬ。が、ボルネオで自然とともにバナナを食べて暮らそうと思っていた年始に比べ、もう世界一のリゾートと言われているドバイに私は行って贅沢三昧して遊びたい。。要するにこういうちょっとした欲が大きな矛盾や無駄を呼ぶのであるのかもしれない。ぞ、と。

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2006年1月17日(火)乙女カフェ

Lちゃんが夜遅く帰れないので泊めてくれと電話してきたので「〆切前だから適当にどうぞ〜」と勝手に泊まってもらう事にした。すると「やあ!」とやってきたRちゃんの手にはコンビニで買ったやきうどんと5冊ものぶっとい少女マンガ。。。「かきあげさっさと仕事してていいよ〜、これ読んでるから。あ、これ見てみて!べるばらだよ〜〜べるばら!」と興奮している。悪いがRちゃんは恐れ多くも芸大の芸術学科を出ていらっしゃる。そして今も会話の内容と言えばほとんどが今手がけている美術展の企画なんちゃらについてだ。お固い。ぬぬぬ、、と思い訳を聞けば「何いってんの〜。かきあげのゴルフと一緒だよ〜、自分の美意識の延長にあるもんじゃ気が休まらないんだよ〜」と。。ごもっともな御意見。
そういえば最近女子友達の中でだけで流行っている「スーツ萌え」という言葉。私らのような仕事をしているとスーツの人とは仕事する事がほとんどない。そのせいか「スーツ男」に萌えらしい。Rちゃんも昔金髪ブルーアイモデルミュージシャンとおつき合いしてたが最近はもっぱらスーツ萌えだ。
こんな現象はそこかしこに勃発してそれなりのマーケットになるらしいのだ。
秋葉原にはそんな「なんちゃらカフェ」とかがたくさんでき大盛況だし、ついに池袋には「乙女カフェ」もでき女子が黒スーツを着て男装して「お待ちしておりました!お姫様!」とか言うらしい。。。http://lilyrose.bufsiz.jp/
走りはやっぱりイメクラだったのかもしれない。。。小部屋での妄想の実現というのが箱庭文化の日本でどんどんパワーアップしてして日本全国を箱庭的妄想で覆いそうな勢いだ。まあ言ってみれば音楽だって時間的妄想の凝縮かもしれない。人間誰しも自分の萌えを抱えて生きているのだろう。誰しも現実を忘れたいがしかし現実はますます厳しいのだぞ、と。

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2006年1月13日(金)実は貞操帯

今日は世界的オーボエ奏者のMさんにひさびさに会った。お互い示し合わせたように皮を着ていた。なぜかMさんは私の家に滑車やクレーンのような器具があると信じている。私はそれは昔全身ラバーでスキンヘッドの相方とベルリンとかでゴリゴリノイズ出してたが、もはやアンサンブルプラネタだってやっているし、癒しコンピのイマージュやボヤージュにだって入っていたりするし、Mさんのアルバムの制作の頃だってすっかり穏やかなはずであった。なにを今更、、、オホホホ、、、といいたい。最近服だってすっかりラルフローレンとかエルメスとかお上品系が結構お気に入りなのよ。。と。
いや、待てよ、ラルフローレンもよく胸のマークを見れば鞭ふるっているし、エルメスも馬具メーカーだったし、結局馬、鞭繋がりか。。。マズイ。。しかしウチには滑車もクレーンも無いし、カルティエの貞操帯とかに憧れる私なのだと、Mさんに言いたい。
さて久しぶり聞いたオーボエの音色はやはりやわらかく明るく素晴らしかった。音色も声もすべてそのひとのお人柄そのものであろう。冗談をいつも絶やさない優しいお人柄に辺りはいつも華やぐ、、。クラシックはもちろん芸を磨くのは大変だが、苦しいもんでも気負うもんでもないし、普通に楽しい。Mさんを見ると超一流なのにそういう柔らかい姿勢そのものがクロスオーバーなんだよなあ、とふと、思ったぞ、と。

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2006年1月9日(日)ワイルド

新年あけましておめでとうございます。
今年もガツガツ作っていきますのでよろしくおねがいします!


さて新年はボルネオというちょいマニアックな土地でオラウータンに囲まれながら過ごしていた。実際、野良ウータンには出会う事はなかったがきっと森の中にはひっそりバナナとかウマそうに食べてニンヤリ生活しているに違いない。
普通にホテルに巨大なトカゲのようなワニのようなヤツがウロウロしてたりさすがボルネオだった。
さてそんなボルネオはまだリゾートとして遅れをとっているせいかもしくは感覚が薄いのか音楽に対する意識が薄い。日本の温泉とかでもそうだろうがにぎやかにするのが客の為と勘違いしロビーやレストランでも音楽をむやみやたらにかけたがる。もしくはバンドが生演奏とかしてしまう。今日はしっかりドレスコードもあるレストランで食べよう、とイソイソでかけていったにもかかわらず、ニヤけた歌手がわけわからんラブソングを歌っていたので思わず音楽家なのに「私はあまり音楽が好きではないので。。。」と着席したものの出てしまった。しかも夜は涼しいのに冷房を寒いくらいに室内にかけたがる。
勘違いサービスまくりだ。
しかし、日本だって公園散歩するのにストッキングパンプス女は当たり前に出没するし、温泉にド化粧でつかっているオバさんも多発する。
本来の人間の快適という感覚はかなり誤った文明信仰で失われつつあるのかもしれない。
とかなんとかブツブツ思いつつ過ごしたのだが、、
昼間はかなり晴れた。雨期って何?くらい晴れまくって焼けまくった。
ついでにゴルフコーチのM氏にボルネオGCというジャックニクラウス設計の現地ならではの想像絶する壮大なスケールのゴルフ場にも連れてかれ死ぬほど焼けた。池越えではなく海かよ、、てな感じだった。もちろんジャックニクラウスも知らず「ジャックニコルソン設計なんてヤツ多才だよなあ、、」とか思ってたくらいだし、素人には過酷すぎだった。そんなゴルフ場で変なビーフンを食べつつ有線からもっとも遠いイメージのエンヤが流れてきたときはかなりビビった。意外や灼熱の太陽と臭いビーフンと合うのだ。
テンポののんびり加減が似ているのかもしれない。
学んだ事は世界で受け入れられる音楽というのはどんな環境にも馴染むもんなんだ、、という事だった。
さてそんな訳で今年は焼けてしまったし「ワイルド」で攻めるしかないぜ!と、びろ〜んと焼けてむけてきた皮をやや余分に剥がしつつ思うのであった、ぞ、と。

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