2005年11月18日(金)いかチョコ

私は重い荷物が嫌で相変わらず宅配のお兄さん方を下僕のように扱いほとんど生活物資をネット注文している。食材は最近は毎週金曜日朝絶対同じ人が訪ねて来るコープとうきょうの個人宅配という選択をしている。結構怖い。あっちも怖いだろう、いつも寝起きのTシャツだし。最近コープもネットでカタログの商品をクリックするだけなので楽になった。さて、いつものように忘れかけてた注文をせっせとしていると。。。31ページお菓子の欄に「星占いミルクチョコ」のとなりに「いかチョコ」というのが新登場!という印のもとにある。思わずクリッククリック。。。と拡大してみると「さきいかにチョコをコーティングしました。さきいかのしょっぱさとチョコの甘さのミスマッチが今までにない美味しさです」と。。。ぬぬぬ。相反するがゆえの美を追求している私としては注文するしかない、、と。198円で注文した。コープ東京は体にやさしい、一般的な良心的な商品を展開しているのだ。「いかチョコ」が一般に潜んでいる事が大切なのだ。一部のB級ジャンクフードマニアの中で有名なものではないのだ。体にやさしい一般代表コープで売れるメジャー感があったのであろう。ふと、私もコープの中の「いかチョコ」のような存在になりたい、と切に思ったのであった、ぞ、と。

2005年11月15日(水)ネーミング次第

エコロジーという言葉がだいぶ前に流行してからその得体の知れないグリーンと薄茶とクレヨンで描いたようなそれらはスローライフからロハスとネーミングだけを変えて新鮮なライフスタイルだぞ、とずっと世にアピールをし続けている。なぜ人々は園芸と言われてた時はじじくさいと見向きもせず、ガーデニングと命名されてから、あの安っぽいトレリス風なスノコに薔薇をはわせレンガで3色すみれを毒々しくはびこらせ白雪姫と7人のコビトを飾るのを誇らしく「趣味はガーデニングです」と言うようになったのだろう?ロハスにしたって同じ事のように思う。何を勘違いしたのか体に優しくと、そこかしこでヨガやピラテス教室が山のようにでき、瞑想はメディテーションと名前を変えカッコいい事となった。絶対汗だくで「痩せてモテたい」とか激しく念じているはずである。ついにウチの目の前にもお洒落なホットヨガの教室ができ室温38度湿度60パーセントという暑苦しい環境をおびただしい電気ストーブと加湿器で作り出しそこでポーズとらせてかな〜りな高額で爽快感、体と脳の一体感を売りにしている。ただ脳が朦朧とするだけでは?とも思うが。。朦朧も快感であるし。こう見るとまことしやかな解説とお洒落なネーミングさえ整えばなんでもいいのか??という感じである。。となると、だ。私はネーミングで失敗しているのでは??と。。まず「かきあげ」だ。「エキセントリックオペラ」だってベタベタすぎやしなかったか?むむむ。。。ロハス(Lifestyles Of Health And Sustainability から作った造語)に学んでまずは名称を変えるか。。kakiage nahokoだし 得たいを知れぬようにするから、、カゲノ、とかカナホ、、、とか「今カナホ的音楽が新しい」ぞ、と。

2005年11月11日(金)投げ身的喜び

最近家に夜帰る途中毎晩のようにクリスマスに向け電飾やツリーの工事をしている。通り過ぎるたびにクリスマス化が進んでいるのだ。夜中にクレーンから命綱をつけたおっさんが派手な電飾工事をしている。結構面白そうだ。そして翌日携帯のカメラで「きゃ〜かわいぃ〜」とシャカシャカ女子が撮影している。普通女子ならば誰もが夢見るクリスマスイブ、うふ。。のような気分になるのだろうが、私は本来仕事柄か受け身より投げ身の性格のため、さてクリスマスはどうしてやろうか?と毎年考えている自分がいる。あれプレゼントしてこれ食べさせて、、なぞ男子化しているのだ。いつも思うが、自分のような男子な彼氏がいたらさぞかしいいだろうなあと思う。マメだし約束厳守だし尽くすし段取り&企画大好きだし。申し分なさそうだ。おそらく女子は受け身の喜びだろうから作曲家が少ないのはこんな事とも関係あるのかもしれぬ、とふと思う。音楽作る側としたら毎日がクリスマスイブ的なのだ。「こうやったら驚くかなあ、喜ぶかなあ、好かれるかなあ」と。。夜、クリスマスの電飾工事を見て、「むむ、あの位置にアレでは。。あそこにアレ吊るした方がカッコイイぞ、」とか構成を考え始めてしまう自分にはやはり女子の喜びが無い人生なのかもしれぬ、、と、じ〜んとうら寂しくもなったのであった、ぞ。と。 new back log

2005年11月3日(水)同じ階層上の人々

筑波に用事があって結構朝早くから出かけた。行きがけに急いでいると、アレ?お洒落な人だなあ、、と思って目をやると近所のSという洋服屋の仲良し店員が足早に通り過ぎて行った。店内では地味で目立たないのに、巷では充分目立ってかっこいいから不思議である。。筑波大には昔ビデオアートの巨匠Y先生がいたころロカルノで一緒に仕事する為に時々通っていたのでかなり懐かしかった。巨匠Y先生は実は私がピアノラウンジでバイトしてめちゃくちゃジャズを弾いてはお金もらっていた頃、その店の常連さんだったのだ。暇な時に「へ〜姉ちゃん作曲やってんの?」「ふ〜んじぃさんビデオやってんの?」「じゃ〜なんか一緒にやるぅ?」的会話をお互い何やっているか知らず半信半疑でしつつ結局じぃさんがオノヨーコやナムジュンパイクと友達なのかよ!!と知ったのはかなり後だった。Y先生がその頃出したメディアアートの本の帯に書いたキャッチコピー「読むはヨイヨイ読んだらコワイ」は私が飲み屋で適当に言っコピーだったし。。
と、、偶然からいろいろ人生は変わるものだよなあ。。と筑波でしみじみした後、六本木まで帰って来るとキャンティの前にプラネタのYさんがいるいる!!なにせ車で移動中にバッタリだから凄い。「お〜Yさん!!」「お〜かきあげさん〜、ちょうど会わせたかった友達と一緒です〜」と、、、。しかしだ。。こう偶然ばかりだと会うべくして人に会っているとしか思えぬ。もし世界に階層のようなものがあるとしたらあきらかに今一緒に仲良しな人達は同じ平面上の階層にいるのだろう。そんな事を考えつつ次なる偶然は何なのか思うのであったぞ、と。

up