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2005年9月30日(金)湿度

あまりにいい天気だったので今日はスタジオにいる気もせずipodを持って御近所のデカイ公園に行った。さて何聴くか、、というより、何合うかなあ?と思いつつ選曲してみてはその場に合うものを探す。寝る前はしっとりクラシックや現代音楽モノが多い。電車に乗ると気分はマドンナやそういうやや明るめの歌ものが多い。今日の秋晴れの公園ではなぜか昔のトリップホップやエレクトロニカが似合った。私の好きな荒んだ音というのは妙に乾いている。ふと思うに自分にとって音楽をセレクトする時にどうやらあたりの湿気が関係しているのかも知れぬ。湿度順でいけば寝室、電車、公園だ。辺りの湿気に合わせて音楽湿度を合わせるらしい。思うにどんなにポップポップしていても微妙に人はその音から自然界の何かしらを感じているのか、、と思うと不思議なものだ、ぞ。と。

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2005年9月22日(金)視点

今日はひさびさにカメラマンのYと食事をしてゆっくり話した。と、近所によく当たる占い師がいるから行こう!という事になぜかなり、え〜、、と思いながらも行ってみたらそこはまさしく渋谷の繁華街の路上だった。「まあまあ狭いですがお座り下さい」と路上の隅の椅子を勧められ座ってみると、、、、いやあ、、ホント道行く人が別世界に見えるのだ。その椅子の周りだけ音すらし〜んとしている様なちょうど耳栓をした感じだ。しかしちょっと視点を変えるとこんなにも日常の風景が別モノに見えるのは驚きだ。映画のアングルがいかに大切かよくわかる。さて、占いはあんまり悪い事を言ってくれないので「もっとビシビシけちょんけちょんに言って下さい!」とマゾ欲求を望んだが、いい事ばかりだった。疲れてマッサージに行って「いやあ体調よさそうですね〜」と言われるより「いやあ相当酷いですねえ」と言われたほうがなぜか嬉しいのと一緒だろう。いつも不思議に思うがどんな占いをしても結果がほとんど同じなのだ。ついでにいろんなオトコとの相性も見てもらったりして結構楽しんだのであったぞ、と。xqx

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2005年9月15日(木)ipod

ついにipodを買ってしまった。新登場のnanoでもよかったのだが普通のだ。今まで「ふん、圧縮!」と思いずっとケーブルにこだわり電源にこだわって自宅のみで音楽を聴いてきたのだが、近所にお洒落なmacショップができ定価売りにもかかわらず連日おおにぎわいなのを見てフラっと寄ってみたら買ってしまったのだ。せいぜいのこだわりとして高価なSHUREのイヤホンを一緒に買った。さて、、いざ何を入れようか?と思うとアレもコレも入れたくなる。ふと思えば私が大学のころにようやくCDというものにレコードから変わりつつあるころだった。「え?CDデッキもってるの?」という時代だ。芸大の作曲科部屋からよくCDデッキが盗まれたりしてた。だから入学前に凝った現代音楽はほとんどがレコードで所有している。最近になってCDでペンデレツキやノーノなどを買いなおしているのだ。と、じ〜んと時代を感じながら現代音楽をはじめ古いDee LiteやXTC、Orbitalまで取り入れた。そういえば、CDになった頃も「デジタルなんて!」旋風が巻き起こってたものだ。ただ人々は便利な方へ流れる。まあ楽しけりゃいいか。。と、寝る前にいろいろ懐かしみながらipodと添い寝(寂)したのであった、ぞ、と。

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2005年9月8日(木)趣味

よく趣味は何ですか?と聞かれるが思い当たるものがあまりない。確かによく泳いでいるが気晴らしではあるが趣味ではない。
さて、昨日いつも訳詩などでお世話になっている歌手のLさんが訪ねて来てくれた。さすが英国人、手みやげに花束だ。日本の男子に爪のあかでも飲ませたいものだ。珍しく今日はワインを飲まぬというのでLさんを待っている間にりんごを煮てドライフルーツやナッツでそば粉のケーキを作った。やはり焼きたてのケーキでお茶は楽しい。女子トークもかなり弾んだ。一緒に曲を作る仲間とこうやって仲良しだとイザ、という時に仕事が早いもんだ。
そして今日はMとひさびさ美味しいフレンチでも食べようとあれこれお店を選んででいたが、予約したもののネットでメニューを見ているうちに自分なりのレシピを考え始め、結局キャンセルして食材を買いに行ってしまった。素敵な夜景を見ながらお食事を楽しむより作ることのほうが面白いのだ。あまり淑女向きではないらしい。さて、デパ地下に行くとでかい海老が売っていたので海老味噌も買いアメリケーヌソースもどきのトマトクリームソースでパッケリというマカロニのお化けのようなパスタにからめて食べよう、と。まあ結局イタリアンになってしまったがしょうがない。まあこう考えてみるとなんらか自分なりのアレンジをしなくては気がすまぬ性格なのかもしれぬ。密かに料理は趣味だったのか、再認識だぞ、と。

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2005年9月1日(木)フカヒレ

一ヶ月に一回くらいの割合でお肌の為にフカヒレを山盛り食べる会というのを恵比寿で開催している。本当はコラーゲンも注入しちゃったほうが速攻するのだろうが、どうせなら美味しいほうがいい。そういえば、女性が恋をした時に増える成分を配合したクリームとかも売られているし、「ぅう幸せ!」と感じる事は何よりも肌に効くらしい。そんな訳でフカヒレの会はだいたい主催者のKさん(私ではない)の勝負デート前に開催される。今日はKさんがフカヒレ後に会えるがどうかわからぬ憧れのB君から連絡があるかもしれない、、という曖昧かつ勝負な予感のまま開催された。そしてたらふくフカヒレを堪能し「あ〜連絡ないなあ〜」と思いきや携帯が鳴り会える事に!。いやあ、私は見てしまいました。その時の肌の輝き目の輝きを。。フカヒレなんてちっぽけなもんで、やはり恋成分の内部分泌のほうがはるかに凄いもんだ、と。
私の場合、不思議なもんで、作曲でもアレンジでも作っている最中にそれこそ作品と恋をするような気分になる時がある。夢中になってしまって次から次へと天から降って来るように没頭してしまうのだ。火事場のバカ力のような威力が作品と恋をした時だけ湧いて来る。恋愛が妄想から妄想へ広がり止まらぬようなもんだ。火事場にならないと頭の中はなんだか空っぽでそれこそどこにも経路が繋がらない。まあそんな訳で今日のフカヒレ会のKさんの変わり様に私は人間の、女の凄さをひさびさに見たような気がした、ぞ、と。

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