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2005年8月23日(火)映画の天才

歌手のR子がイタリアから帰って来た。かなり興奮して「かきあげさ〜ん私運命の人に出会っちゃったんです〜!」という。ぉぉ。。ついにR子も結婚かあ、、と思いきや恋愛のような衝撃的な運命の師匠に出会ったという。「ホント本物は指の先まで違うんです!」と。来年本格的な留学に向けて猛勉強中らしい。そんな話をしつつ今日はIさんが委員会をしている「映画の天才」という企画に出席した。http://eiganotensai.com/
皮切り前の面白い映画を面白い人達に見てもらい感想を発信するという企画だ。今回は案内をもらってすぐ「見たい!」と感じた「シン シティ」だった。とにかく凄い映画だった。音楽も始まって5秒もしないうちにいいかわかるが、映画もそうだ。そしていい映画はそれこそ「指の先まで」違うのだ。内容はフランクミラー×ロバートロドリゲス×クエンティンタランティーノ「常人の神経を焼き尽くす超絶ヴァイオレンス」なのだが実は純愛モノで切ない。見終わった後、R子達と真っ先に言い合った事は「あ〜私に一筋の強い男欲しい!!」だった。とにかく出て来る男達が愛する女の為に殺しまくるのだが超人的に強いのだ。もちろん妄想の世界でしかあり得ないとはわかっていつつもどんな時代でも「強い男と美しい女」このセットか。しかしいい映画は妄想が現実であり得るように感じさせるのが罪だぞ、と。

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2005年8月22日(月)六甲のおいしい空気

最初は浄水器だったのに、もはや水は買うのが当たり前になった。そしていよいよ空気も買う時代になるのかもしれない。寝室のエアコンが古いので新しいのに替えようと物色していたら結構酸素チャージ付きとかがある。室外機で酸素を生成し室内に送るというものだ。面白そうなのでコレ付きにした。少し前までマイナスイオンが流行っていたがいよいよ酸素となると世も末な気がする。今年の夏も変にしっとり暑かった。カラっと夏!という日なんてほとんどなかったように思う。小さいころの夏休みと比べてかなり変わってしまった。このままいくとばあちゃんになった頃は確実に空気を買っている。「六甲のおいしい空気」「富士山麓樹海の空気」とかか。。
しかしエアコン工事業者が「じゃあウチでも一番若くて威勢のいいの2人で向かわせます〜!」というサービスが気になる、、ぞ、と。

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2005年8月21日(日)素直

映像に音楽をつける仕事が一段落した。いつもそうだが難しい。音楽は偶数小節でまとまるような単位があるが、映像はそんな事とはおかまいなしな単位で展開がある。音楽の大きな単位ではなかなかその展開が一致する事ができない。テンポもそうそう変化できない。すべてを自然にナニゲ〜に持って行くのにいつも一苦労する。多くは映像をみながら鼻歌を歌って感覚を掴む事が多い。はたからみたらかなり楽しげな図だ。
そうやって鼻歌スケッチよりだんだん作り込んで行くのだ。しかしこの作り込みの作業がくせ者で、ここでたいてい自己主張しすぎて「素直」な音ではなくなりひねくれてしまうのだ。「素直」は恥ずかしいのだ。
今回はこの「素直」な領域に達するまで自分なりに粘ってみた。恋人とつき合って最初にノーメークをさらす時くらい場が悪い事はない。だがやっぱりそこを通過しないと深い付き合いもできないのだ。映像に対しても素顔をさらして「素直」な向き合いをせねば、、、と今回つくづく思ったのであった、ぞ、と。

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2005年8月19日(金)いちじく

売っていれば必ず迷わず買う果物はいちじくと巨峰だ。特にいちじくは大好きで、ここのところ毎日朝は必ず食べている。どれもこれも品種改良されちゃっているだろうが、果物は収穫して唯一調理もいらない調味料もいらない、そのままで見た目も美味しそうな食べ物だと常々思う。いくら肉の好きな人でも牛の血のしたたる肉片を見て燃えたり、お刺身好きだったとしても目見開いた魚の死体を見て燃えたりはかなりのマニアだと思う。
南国に行ってほぼ裸で美味しい果物がふんだんにある生活をしていると「ああ、これが本来の人間の住む場所なんだろうなあ」といつも思うのだ。カキアゲさんは北欧っぽいですよね。。とかよく言われるものの、実は南国に憧れゆくゆく移住したいなあと夢みているのであるぞ、と。

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2005年8月14日(日)お盆休み

世の中お盆休みというヤツだ。花火やら路上DJ達で踊ったりと街に浮かれた感じが漂っている。本来先祖の魂を迎えたり送ったりという風習のはずなのだが、なんか変だ。さて、小さい頃、その目に見えない魂とやらを「あ、あの蚊がおじいちゃんかもよ」とか変な例えでお盆近くなると言われ、「え?潰しちゃったらどうすんだ?」とかよく思った。蚊取り線香とかでヘロヘロ落ちちゃうし、、。そのせいか一寸の虫にも五分の魂どころか、じいちゃんの魂的発想が植え付けられた。そんな訳で、今年こそはお盆に先祖達に顔を!、、とか思っていたが、Mの富士山麓の別荘にしばし滞在しゴルフをしてしまった。罰当たりものだ。せっかくバリでゴルフやったんだから日本でも、、とソソのかされやってみたものの、オヤジの遊び程度に思ってたのだがかなりキツかった。甘かった。うーん。思えばじいちゃん達の世代はかなり頑丈だった。どこでも歩いてた。私もレコーディングとかでバテないので密かに体力に自信があったのだがソレは根性であって体力ではなかったらしい。これからアウトドア対応の強健な肉体作りを目指すぞ、と富士山と先祖に誓う日本人魂溢れるお盆であった、ぞ、と。

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2005年8月8日(月)汚い部屋

私はリビングなど見える所は片付いているほうだが、作業部屋はかなり荒んでいる。それにちなんでMacのデスクトップもかなり凄い。ぐちゃぐちゃだ。そのせいか、男子の部屋などは散らかっててカオスな方が好きだ。乱雑な中にも不潔感がなければかなり好感度が高い。さて、サンレコに時々紹介されるダレソレさんのプライベートスタジオとかなんとかが最近ゴージャスでピカピカ綺麗すぎてつまらない。金さえ出せば誰でも作れそうなスタジオよりもっと変な突出したモノに囲まれててほしい。そんな中歌手のニコレットの部屋が紹介されかなりいい感じに汚かったのでさらに彼女の事が好きになった。機材も知っているそのへんのモノが乱雑に積み上げてあるあたり、ああ、本当にココで作ったんだなあっとじーんとする。そういえばあの機能美溢れる柳宗理の仕事場が公式サイトで紹介されていたが、かなり凄い。積み重なった本の上に椅子があったりする。脳の中なんてきっとぐちゃぐちゃな構造だからこそふとした刺激で変なところへシナプスが通い合ったりするに違いない。 危うく積み重ねたCDがヘッドアンプをいじった時誤ってドサっと崩れ慌てて触れたキーボードが誤ったペーストをして結構いいリズムができたりするもんだ、ぞ、と。
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2005年8月5日(金)凄いモノ

今日は凄いモノを見てしまった。プレステ2と「ワールドサッカーウイニングイレブン9」だ。Dさんが本体ごと持って来てウチのTVに繋ぎ、見事な手さばきでプレイしているのを私はスタジオから作業を終えてリビングに来て見てしまったのだ。見るなり「凄い〜〜〜!」と絶叫してしまった。実はゲームどころかもちろんサッカーも知らないから「誰これ〜〜?」とゲームソフトのパッケージに写っているオヤジ二人も知らぬ。
とにかく超リアルなのだ。そして微妙にカクカクしててテクノでかっこいい。世の中遊ぶ為にこんなに進化していたのか、、。としばし浦島感を味わいつつ、明日買うぞ、と。そのうち結構サッカー好きとかなっちゃって本物のサッカーを見て「あ、あのゲームと同じオヤジだ〜」となるのかなあ。
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2005年8月3日(水)急いては事をし損じる

さすが夏はなにかしらで電力が不足しているのか建物が古いのか時々ブレーカーが落ちる。今日はやっとできあがった楽譜をプラネタの練習に間に合わせようと焦ってプリントしている最中に落ちた。ぉぉ〜っとさらに焦って紙づまりを撤去しようとしたら何かの弾みにインクのトナーが壊れて真っ黒い粉が一気に部屋中に舞った。ぉぉぉ〜!っと汗ふきふき顔まで真っ黒になりながら、Macを再起動しても今度はハードディスクは認識しないしヤバイ。ああ、これが「急いては事をし損じる」って事かあ、、と学びつつも腹が立ったので新品のプリンターを注文し、mac修理し、明日の録音に備えて手書きで譜面を書いてみた。が、、まず五線紙がない。大学の頃はお気に入りの五線紙とかえんぴつとか消しゴムとか手書きグッズをいつも大事にしてたのに、今はシャーペンすらない。しょうがなしにまずは白紙に5線をCDケースを定規にして引き、やっと楽譜を手書きで仕上げた。そういえばストラビンスキーはツマヨウジを五本束ねたような自作の五線譜書きグッズで丁寧にまず自分好みに線をひいてたらしい。作曲家らしい。しかし手書きが懐かしいなあ、、と、受験(浪人時代)を思い出したりしたのであった、ぞ、と。
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