ちらっと桜を見た。きっと御近所の代々木公園に行けば満開なんだろうなあっと想像しながらせっせとプラネタのミックス準備中だが、なぜか私は桜をちらっと見るたびに「やっぱり今年もまだふさわしくないよなあ」と思う。自分が桜を「お〜！！」っと見られるほど幸せな感じがしないのだ。どうもああいった華やかで幸せいっぱいな薄ピンクの世界から遠ざかった裏街道ばっかり歩んで来たせいか、まあ強いて言えばちびっと咲く梅の花に春を感じたりする。桜はぱ〜っと散って終わりだが、梅はしんみり梅干しになったりする。地味に咲いても実を結んで満開の桜の木の下でおにぎりの具になってたりするのだ。
さて、これから５月にかけて世の中は狂ったように生命力に満ちあふれる。自分の生まれた辺りのせいか、どうも子宮の中でいっぱいいっぱいになってしまった苦しさのようなものを感じる。早く通過したいようなそんな気分だ。不思議なもんだなあっと、桜を見て思うのであった、ぞ。と。

ここの所の荒れた私生活のせいでどうも髪の毛がズタボロになり朝一番で美容院に行った。家を出てすぐタクシーに乗り、いつも場所を説明するのが面倒なので地図のプリントを見せる。「そうそうエストニア大使館のあたりです、、」とかなんとかいいつつ到着。さて料金を払おうとしたが万札しかなく「すいません１万円でいいですか？」と聞くや否や「ああ〜いいよいいよお金なんか、500円玉でいいよ、大きな丸いのね」とか、優しいのかなんだかわけわからん事をウンちゃんが言っている。「いやあ〜申し訳ないですからちょっと探しますよ」とかいいつつ小銭をゴソゴソやっていると「あ〜いいかいらいいから、エストニアの人なんでしょ？」っと。。。は？エストニア人？
「いや、違いますけど、、」と、結局小銭は３５０円くらいしかなく（料金は800円）微妙に得をしつつ美容院に行ったのであった。そして家に帰り即効エストニアについて調べ初めてありかを知り「ほ〜バルト三国かあ」（もちろんバトル三国と最初読み）興味を抱いたのであった、ぞ、と。

ひさびさに山手線に乗ったらアナウンスが日本語と英語だった。新幹線や成田エキスプレスな感じだ。が、、果たしてそんなに英語でアナウンスする必要なんてないような気がする。ここは日本だ。日本に来たヤツは日本語で訪ねろ、といつも思う。平気で英語で話しかけられるたびに内心不思議に感じる。Bちゃんという黒人なんてフランス語しか話せないのに六本木で遊ぶとエロ女達が英語で話し掛けてくるのがウレシ悲しくてノバに英語を習いに通っていたが。。。さて、そんな車内放送が体の不自由な人、妊娠している人、ニューヨージに席をゆずれだなんだと言っている。そのニューヨージというのが理解できなかった。一瞬ニューハーフ？「新幼児」か？漢字がなかなか連想できない。乳が必要な児か？「乳要児」。いや、乳を飲ませている母の事で「乳用事」？いやあ、人前で乳出すのはねえ、、とかいろいろ連想しながら、どれも席が必要な気もした。こう考えると、英語はそのまんまだが日本語はまず漢字を連想し、そして意味を考えるのか、、と、あまり音だけでは連想しにくいのだな、と思った。だから歌詞を作るのが難しいのかなあ、、とか思いつつ「ニューヨージ」を考えたのであった、ぞ。と。

正月に留守にした時、Yちゃんに猫と植木の面倒を頼んだら、植木がかなり枯れた。Yちゃんは植木の葉っぱに水をせっせとあげ、肝心の土に水をあげなかったのだ。
さて、あと少しでプラネタも完成なので、ひさびさに南の島にでもいってみようかと思い、留守にするのでベランダの植木に自動水やり機を導入した。Yちゃんはアテにならんのだ。が、、末端で植木鉢に水を注ぐ部品をひとつひとつ想像し組み立て図をつくり注文せねばならぬ。何度想像してもわからず、御近所の東急ハンズに実際行き部品をじ〜っと見て袋の上から部品同士を合体させてみたりしてたら店員が哀れに思ったのか、「ベランダの植木の絵を書いて来たら部品を注文してあげますよ」と。優しい。おお！そりゃいい！っと、イソイソと家に戻り植木の見とり図をああだこうだと書いてまたハンズに行き渡していざ、注文品が届いたのだが、、組み立て方がさっぱりがわからない。知能テストをやっているようだった。結局部品が足りなかったのだが。。今はその追加注文待ちだ。。果たして植木に水はやれるのだろうか？念のためYちゃんの手動水やり人も頼み、今度水やり講習をすることにした。人も機械も何か足りなくて大変だぞ、と。

プラネタのアルバムも仕上がりずっとこらえていた髪の毛のカラーリングや歯の治療なぞ一気にやっている。いつもの事だが、あとちょっと終るまで、と思いつつ、買い物や体のメンテなどを後回しにいつもしてしまうのだ。なんだか鶴の機織りのようで、内心「あ、今は見ないでくれ、、」とは思いつつもそれがいつもの私のスタンダードになりつつある。カラーリングをしながら暇なので渡されたヴァンサンカンをダーっと読み「旅にだっていつもの私」とか言いどわぁ〜っとゴールドのアクセが紹介されたり、「本当のエレガントは」と果てしないアルマーニなぞのドレスが紹介され、「やっぱり日常もバカラ」。とか。。は〜〜。確かに好きですよ。そおいうの。そして極めつけは「淑女はアートと仲良し」とか。。私だってアートと仲良しだけどなあ。でも実際は作っている最中にわざわざバカラでアミノバイタル飲むのもなんだし。ミックスになったらアルマーニのドレスで、、ヘッドホンでノイズチェックとはアホらしいし。確かにゴールドのごっつい指輪はしていても眠気冷ましに指輪のゴツゴツでツボ押ししてしまうし。。
なんか違うんだよねえ。。と、思いつつ勢いでまつ毛パーマまでしてしまった。
オンナは毛という毛をいじりたくなるもんだぞ、と。