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2005年2月2日(水)  体験型

一昨日、バリバリとせんべいを食べるついでに自分の歯も食べてしまった。瞬時にして突き刺さったせんべえが痛くて、シブシブ、渋谷区に保険証を取りに行き、今日目をつけといた近所の綺麗な歯医者さんに行った。初診だったのでもちろん中は覗いた事はなかったが、全て広い個室になっており全部屋テレビ付きでかなり立派だった。お〜〜。。痛く無いためにこんなにまで、、、とは思いつつ、テレビにはずうっと久石 譲が流れており、「ああ〜稼いでるなあ〜〜、、」と思うと余計に痛みが増す。さてレントゲンをとるというので小部屋につれてかれて、変なもの噛まされて頭をガッションっと固定され「でわ〜」っと一人にされるとかなりワクワクした。ミョィ〜〜ン、、にょ〜〜、っと凄いテクノな音が耳の左から右へ機械とともに一周し、写真を撮られた。おおお、、微妙で凄い音程、体験型SMアートだ!と興奮ぎみになりつつ、お姉さんに「いやあ凄い音ですねえ〜、今度録音していいですかあ?」っと聞いてしまった。まあニコニコ優しく微笑まれただけだったが、、。で、頭蓋骨の写真を見せられ、一気に親知らずを抜かれた。え?。初診で抜くのかよ。。と、なんだか呆気にとられつつ、次回の予約をして帰って来たのであった、ぞ、と。

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2005年2月5日(土)  十字路

パルコの手前の十字路で信号待ちしてたら「ねえ、パルコってどこ入っているんだろうねえ〜」という若い女子の会話が聞こえて来た。え?と、思ったが、ああ、きっとこのコ達はパルコというショップがどこかのビルに入っていると思っているんだ、、、と思いじ〜〜んとした。以前にも、大きなカバンを持った3人組の男子女子が原宿のラフォーレ前の十字路でキョロキョロ背伸びとかしながらさかんに何かを探しているのに出会った。「おい、お前、なんだっけ?」「ああ、文京区だよ」、、、とか会話だ。ええ?文京区って。。。かなり広い範囲だし、遠いし、背伸びしても見えないし、、、と。。。
十字路は、かなりじ〜〜んとするポイントである、ぞ、と。

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2005年2月9日(水)  思想かぁ

プラネタのレコーディング準備でいろいろチェックが大変だ。やはり、自分のアルバムと違ってすべて楽譜で進行してくのが管理も含め私は苦手なのでメンバーに頼りっぱなしである。しかし、集団というものは非常によくできており、キャラがかぶらずちゃんとうまくいくもんだ。
今日は歌詞チェックをもろもろしていたのだが、はじめて声にする曲もあり、なかなか面白かった。もう6枚目になるのにまだまだ新しい発見があるし追求したい所もたくさんある。ネタが尽きないのが面白い。みんなにはバレなかっただろうが、こう見えて密かに声を聴きながら興奮していた。
ああしなくてはならない、そんな形がなぜ見えるのかわからぬが、見えてくるのは興奮だ。
最近つくづく思う事は、全ては思想からだなあ、と。音楽も恋愛もなんでも直感だけではどうにもできない事を思想が根性を生み形にしてくれるような気がする、ぞ、と。

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2005年2月17日(木) ひしめき合い

今日はちょっとした録音があってプラネタのみなさんがウチの仕事場に集合した。
なんやかんやで、最近ウチは人が集まりひしめき合う事が多いが、これだけ女子だらけになるのは珍しい。無事録音も終わりリビングではちゃんと燃えるゴミと燃えないゴミは分別されお茶の食器も洗ってもらってあり、、かなりじーんと女子力を感じた。息子たちのよく出来た嫁達が法事で大活躍を見た時の姑はこんな気分なのか、、と。
いつも思うが、女子が家事をし、男子は厨房なぞには入らず、ましてや朝ゴミ袋なぞ持たず、まあ買い物したら重いワインなぞを持ってくれる程度で私は良いと思うのだ。
男でも下僕体質の男も存在はするが、それはそれで良いのだが女子の細やかさは全然違う。まあ現実は置いておき、着物なんぞ着て朝晩御見送りお迎えしちゃってコートなんぞ脱がせてやるとかそういう方が実は好きなんだよなあ、、と。男尊女卑ではなく男女は違うものなのだから、ひとそれぞれだろうが、私は女卑されるくらいが好きだ。
そんな風にはまるっきり見えぬだろうが、人は見かけによらないのだ、ぞ、と。

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2005年2月21日(月)  ひさびさ

ひさびさ半年以上ぶりくらいにTから急に電話があった。「は〜、なんだかがっくりしちゃったよ〜」と似合わず弱気だ。話しを聞けば小、中学校の同級生が病気で亡くなってしまったらしい。まだ28歳だという。病気になって半年くらいだったという。
ふと、生命保険のおばちゃんが「あと半年の命ならこのお金で好きな事できますよ!」と言っていたのを思い出した。さて、実際あと半年ならばナニをするのであろう?
では、あと3年ならば、、あと3日ならば、、そんな長さは関係あるのかなあ?と妄想してみた。さほど思い浮かばない。その生命保険の額がハシタ金に思えてくる。それと似て、時々見る同じ夢のひとつで、世界があと何時間かで終わるという夢がある。世界中パニックの中、私は恋人とみんなと反対方向に逃げていき南極の外れでかなりの厚着でぼ〜っと空を見て寝転んで楽しく会話しているのだ。真っ白な中かなり穏やかで他に誰もいない。毎回同じ夢でその楽しい所で夢が終わる。夢から覚めると、現実の世界はあと数時間では終わらなそうだし、一人で寝てるし、、、と、なんだかうすら寂しい。うーん。。とりあえず南極でも旅してみるか、、と。

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2005年2月27日(日) 光り

もともと音楽に光りというものは無いのだが、私は作る時光りというイメージがかなり強い。鋭い閃光や淡い靄、夕陽の暖かい紅や、闇もそうだ。色よりか光りをイメージしていることが多いのかもしれない。
昨日は公開してた時見のがしてしまった「真珠の耳飾りの少女」をHちゃんからDVDを借りて見た。フェルメールの有名な絵からきっと妄想したストーリーなのだろうが、かなりじーんとした。それにも増してHちゃんが密かに同じ興味をもってその映画を見ていた事にもじーんとした。同じ音楽をしている身としてきっとそういうどこか同じ価値観のようなモノがあるのだろうなあと思ったのだ。
その後、ふとした事からランチでMに「あ、それならジェームスタレルっぽいのが面白いかもよ」と言った時、あ、やはり私は光りに凄く反応するんだなあとフェルメールもそうだしそうつくづく感じたのであった、ぞ、と。

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