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2005年1月1日(土) 今年は

毎年毎年私は激動すぎて一年を振り返ると、とんでもなく濃く感じる。
まあだいたい、最初には予想もしないような結果になっている事も多いのだが、その前で必ず「よし!」となんらかを振り切って決断したからこそ得た結果なのかもしれぬ、と感じた。
ささいな機材でも投入後のその状況はあまりにももう以前とは比べ物にならないのに、現状というものを壊していくのはヌクヌクとしているだけに壊せないものだ。作曲の手法、手順、奥の手、贅肉のようにまとわりついてくる安息の匂い。
自分のアルバムの最後の曲でも言っているように、肉体すらも捨てる覚悟で進まねば。
そう感じる。
どこまで捨てられるかが問題だな。
と、進む為にもろもろ考えたのであったぞ、と。

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2005年1月5日(水)  不覚にも、、

レコーディングの時などエンジニアが徹夜で倒れても私は仮眠くらいでずっと仕事続けられるバケモノとよく言わているのだが、そんな噂でいい気になり最近荒れていた食事も相まって2日から熱を出し、吐きまくり寝込んでいた。かなりの反省である。きっと内蔵はそんなには強くないみたいだ。せっかくブチ高い化粧品でケアしててもあっという間にお肌も荒れてしまうし、食べ物は気をつけなきゃだめだなあっとしみじみした。
しかし、面白いのはそんな高熱でうなされている時の横尾忠則のような夢の数々だ。ときどき朦朧としながら起きては「ふふふ」と反芻したりしつつ、また、もわ〜〜っと寝ていた。まあでもたいした想像力も無いみたいで重い布団にうなされた時はお相撲のような女に押しつぶされる夢とか、そんな程度なのだが、、。
というわけで熱まかせではなくちゃんとした妄想できるよう、体には気をつけるぞ、と。

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2005年1月10日(月)  フラッシュ

丁度仕事部屋から見える隣の地味なホテルは怪しい。夜中の12持過ぎになると「パシュ!ピカ!」と、明らかに撮影のフラッシュが何時間も続く。最初は観光客が嬉しくてホテルの部屋でも記念に、、とかほほえましく思ってたが甘かった。夜中になると毎日なのでこれは怪しいエロ撮影に違いないと確信した。しかし、ここのところの禁欲的で崇高なプラネタの作品作りまっさかりだというのに、ナチの拷問のような不定期なフラッシュは困る。きっと普通の人が、例えば一見真面目なサラリーマンとかがカメラマンになりきって、真面目なOLが看護婦とかコスプレしているに違いない。そして何くわぬ顔で普通の社会に溶け込むのだ。う〜〜ん。普通が怪しい。。。とかそんな事を思いめぐらしながら禁欲的なアレンジを今日もつづけるのだ、ぞ、と。

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2005年1月17日(月)  リンク

死に際の親が枕もとに立つとか、あまりにも良く聞く話だし、ときどき虫の知らせらしきが私もあるので、ずっと気にしている事とかは感じとったりできる能力がきっと人間にもあるのだろう。双子もお互いがリンクしているとかよくあるらしいし。人間だけでなく、
犯人捜査に被害者の家の観葉植物を鑑定する事も実際されており、植物と人間も繋がる事ができるらしい。すべては進化して分化しているのかも、と感じさせる。
今日、プラネタのリハから帰ってみたら、なんと猫のゲロウンコまみれだった。家中点々とブチまけてあり一匹でもがいたの図がありありと見て取れさすがの惨状にはびっくりした。暖かくしてあげたら良くなってきたので寒さで風邪ひいたようだ。
この猫はかなりの老猫で、よく化け猫といわれているジャンルにあと一歩という所なのだが、例えば人間が蕎麦を食べているのをじ〜っと見、前足でぉぉ〜〜っと蕎麦をすくったりする。そのときそのときで猫の憧れの人物の真似をしたがり、猫的には最近はMの真似がブームだった。コップでゴクゴク水を飲むのを見て、なんとかしてコップから水を飲もうとしたり、連れションしたりしていた。さて、家の惨状も片付けが終りメールにMが風邪でゲロまみれで寝込んでいると知らせが。。おぉぉ、リンクしている、、、と。なぜ飼い主である私ではなくMなのかは謎なのだが、まあ、昔流行った動物占いでMはライオンなので同じネコ科くらいなものだが、不思議だなあっと思ったのであった、ぞ、と。

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2005年1月23日(日)  X

よくいろいろなサイトで登録のとき、パスワードや暗証番号をいれたり「ペットの名前は?」とか質問を入れたりするのだが、猫は流行があるのでいつも違う呼び方されているし、、これを必ず忘れるので登録した意味がわからない。毎回新期登録する事が多い。地下鉄のパスネットもそうだ。毎回「うんうん、これだと便利だし、、」と思い買うのだが、一回につき一回無くすので毎回最低でも地下鉄に乗るのに1000円かかる。これならタクシーのほうが安上がりだ。
今日は、私のibook でMが文章を書いていたのだが、普通winのひとはmacのキーを知らない。で、小さな「ぅぅぅ」などの字はどうやってうつんだ?と聞かれ、さっぱりわからなかった。普段何も考えずにしている行為をいざ尋ねられたってわからないもんだ。
が、しばらくしてナニゲに打ったら「ォオオ」とできた。しかしただのXとは、思いもよらなかったぞ、と。

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2005年1月26日(水)  手習い

母は60を過ぎていまだにピアノのレッスンに通っている。群馬からはるばる東京まで通っているのだ。ジャズピアノではなくクラシックの先生について、バルトークとかスクリャービンとか習っている。ちとうらやましい気もする。私も思えば今のアイディアは異ジャンルから得たもののほうが多いのかもしれない。音楽にとどまらず本や映画や小さいころの恐い体験などだろう。実家の斜前のおばあちゃんなんておじいちゃんが亡くなってから習いはじめた三味線でイキイキとして彼氏もでき前より若返っちゃっているし、習い事は素晴らしい。
何の為でもない手習いをしてみたいもんだ。何に役に立つとかそんなの抜きで、なんかないかなあ、、と思いめぐらしても何もなさそうだ。乗馬でもしてちゃんと馬に鞭ふるうのもいいよなあ、、とか、オヤジに混じってゴルフとか。。街角で遠くを見つめて無心にスウィングしてみたり、だ。しかし、心の片隅でウェスト細くならないかなあ、、とか、無になれなさそうだなあ。

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2005年1月28日(金)  鵺

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」 とは映画・八墓村のコピー。そのほか「鵺が鳴くと誰かが死ぬ」「春先に鵺が鳴くと死人が出る」 「屋敷の中で鳴くとその家の人が必ず死ぬ」などという言葉が各地に伝わっている。鵺とは頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾は蛇という姿の妖怪である。
まあ、そんな妖怪だから実在するわけでもなさそうで、夜の得体の知れない音のに対する
命名だったのだろう。音が妖怪になるくらいだから、音というものが人々の心の奥底を揺るがすゆえんであろう。
18日のプラネタのコンサートの評で「鵺的アイドル」と書かれていたが、大変喜ばしい。http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/22/20050122dde012200022000c.html
どんどんこういうキャッチフレーズにひっかかって未体験の怖い魅力に取り憑かれればいいのだ。
ふふふ。鵺の親分って事だな。私は。
書上の鳴く夜は恐ろしい


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2005年1月29日(土)  事実なのだが

今日はサタデーホットリクエストの生出演のためにNHKにいった。やはり御近所であった。引っ越す前は時間を気にしながらタクシーだったのだが、歩きはいいなあっとつくづく思った。できればどこへでも歩きがいいぞ、、。
さて、お昼の番組なので、最近の私の事について、水泳で体力作りに励んでいるのと料理をちゃんと作っているという話題だったのだが、ホントは「いちごケーキとか作ってます!」とカワイくいってみようと思ってたのに、話の流れで「堆肥から作ってます、まずはイイ土作りですね」なぞという話になってしまった。。あげく、psalmのジャケットの丸太の話題になり、「この丸太もご自分で選んだんですか〜」と言われたら「はい、太さとか堅さとか、寝心地でいくつかあるうちから選びました」といってしまい。。なぜか焦ったりしてしまった。。そういえば、Mちゃんが「はい!雌犬です!」と飼っている犬の事を言ってしまったという話もあるし、事実をイメージよく伝えるというのは難しいのだなあ、、とつくづく感じたのであったぞ、と。

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