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2003年12月1日(月) 3万8千円かあ

しばらくπたちがロスでレコーディングをするというので日本の思いでに松屋で(って韓国料理だが)また飲み食いした。大久保に引っ越すかなあ、。。さてもはやNYまでが3万円台なこの御時世、Sさんはここの一週間ただ毎晩ミュージカルを見るだけに行ってるし、私もマンレイのゴールドリファレンスマイクの値段を見るだけにでも行ってみるか。。クラブ活動もしたいしなあ。。ってな話しで盛り上がってたら「あら〜〜姉さん何してんのよ!」っとMからの電話。コイツもいっつもロンドンで優雅に過ごしているとの噂。さすがヒットメーカーは違いますねえ。で、最近どう?と聞いたら「ちょっと儲けようと思ってガキ4人のプロデュースしたらぁ、父ちゃん達の年齢が32とかなのぉ!もう!」とか。。げげげげ。。。いったい大丈夫なのかあ?マイケルジャクソンじゃあるまいし、少年はやめといたほうがよろしいですよね。と。。。

2003年12月2日(火) もうすぐ生プラ

10日はオペラシティでのアンサンブルプラネタのコンサートだ。いよいよですな。と、今日は通しリハだ。スタジオはよくエキオペの練習に使っていたのと同じでいろいろ思いだしてしまった。(じ〜〜ん)漂ってくる隣のレストランの匂いまで一緒で味まで思いだしつつ生プラの仕上げを聴いていた。は〜。。思えば2年かあ。あまりに私にとって濃密すぎて変化に記憶がついていけないほどだ。「止まったら腐る」そんなことを思いながら地に足ついてないような生活っぷりをずっとしている。だが確実に生プラは目の前で私のアレンジをまるで生き物のように立体にし動かしてくれている。思わず「はあ〜〜一枚目ですねえ、これは確か。。なるほど〜〜」っとフムフム思ったりしつつ、自分のテクを盗んだり。。それにしても、このスタジオで私はゴム着て踊ったり、富士山頭で踊ったり、してたとは。。。しかも振り付けしてましたからねえ。。オホホホホ。

2003年12月4日(木) 先入観なしの凄さ

よく、仕事しながら音楽をかける。という話しをいろいろな職種の人から聞く。デザイン系のひとはボサやジャズなど、建築系は意外とテクノやアンビエントな無機質なものなど、作家のひとはクラシック、など、いろいろリサーチしている。自分で選んで聞けるひとはまだいいが、そんな知識も時間も習慣もない人のほうがきっと多いだろう。そんなAに「なんかいいのない〜?」っと言われカキアゲセレクトを適当に貸してあげた。ライヒの合唱モノ、Donna Regina,マショー、ルイジノーノの歌もの、トランスルーセンスというデレクジャーマンの詩のもの。ま、そんな感じでややディープでコアなもんばっかだった。のに、、「ああああ いいかも〜今の俺に合ってる」そうだ。。なるほど。。やはり、イイモノはイイのであろう。 Aが普通かどうかはカナリ疑問だが、先入観なしに聴いていることは間違い無いし、ジャンルや時代なんてまるで知らない。ライヒとマショーが10世紀以上離れているなんてな〜んも知らない。果たして「マーケティングやターゲット」とはいったい意味があるのかどうなのか、、こういう時、はなはだ疑問を感じるのである。ノーノやDonna Regina聴きつつ「ウキウキで仕事しよ!」とか言っているAはその自分のコアっぷりをきっとわかっていないだろうしカレの回りの連中もカレがコアだとは気付くまい。さて、そう思えば、だ。サラリーマンだからとか妊婦だからとかジジイだからとかゲイだからきっとこういうのが好きかもは考えず、私のような作り手は「私がイイからいい!」とイイことだけ考えて作るべしと思うのである。ぞ、と。

2003年12月5日(金) 豆腐とかも

私のおじちゃんは団子屋さんだった。「助六だんご」というのでおじちゃんはてっきり助六という名前かと思いきや違っていたのを知ったのは結構中学生くらいだったかな。。と。さて、団子屋とか豆腐屋とかだいたい夫婦が絶妙なコンビで仕事を分担している。アレは結婚=団子屋、豆腐屋ということだ。今日はひさびさにカラーリングをしに近所のヘアサロンに行った。ここでもまた絶妙に夫婦が分担して働いている。だが、微妙に妻が夫に命令している。しかも「ハイ、ありがとうございます」とか敬語を使いあっている。すげえぞ。と。ああいうのをラブラブというのか否か。いつも悩む。これじゃ別れらんないだろうなあ、逃げ場がないなあ。人生かかってるぞ、と。それと同じくカップルのバンドやユニットにも凄みを感じる。たま〜に、付き合いはじめでメチャいいのを作るバンドと、付き合ったが為にかソロのほうが良かったに。。。とかモロモロだ。あ〜恐いこわい。そうそう Donna Reginaの最新作はイマイチだったのだ。あっれほどいい組み合わせと思ってたのに。。。浮気か、倦怠期か、堕落か。。(と勝手に妄想)音楽は顕著に露出しちゃうのが恐い。が、きっと豆腐や団子も味変わるんだろうな。と。

2003年12月6日(土) オンナと化粧

私の友だちは帰国子女がけっこういる。そのうちKちゃんは絶対に化粧を落とさぬ。近所のコンビニに行くときでさえしっかりメイクしている。そのせいかどうかはわからぬがよ〜っく男子(外国人)にお声をかけられるらしい。一方、Mっちはいつナンドキも化粧をしたことがなくほぼスーツでもスニーカーだ。パーティでもしていない。このような帰国子女の二分化はいつも気になっているのだが、いかがのものであろうか?。。オンナと化粧とは実に心の鏡のようにも見える。化粧をとったらヤバイかも。。という前者。化粧をしたら凄いのよ。という後者。よく「そんなところは見ていないから」という男子の意見は聞くが、混浴露天風呂デートのときバッチリメークしてたらどうなのかなあ。。。とか思うのである。何をさらけだし何を隠すのか。。わけわからんぞ。と。
いったい、人間にとって顔とは、オンナにとってというかオトコにとってのオンナの顔とはなんなのか?といつも化粧をみるたびに考えさせられるのである。なぜ睫毛は長くても眉毛は長くちゃいかんのか?とか、とか。。。

2003年12月9日(火) 察知

サクサクと仕事を終わらせてNYのセールに買い物に行こうなぞと企ててヴィトンのスーツケースなぞを出して気分を盛り上げていたら、猫が猫食を食べなくなった。ヤバイ。察知されたに違いない。これでもか!と一気に5缶くらい開けてみるが食べぬ。だが鼻はしっとりと濡れているし毛並みもツヤツヤだし、おそらくストライキだ。いつもレコーディングでスタジオ続きだと部屋中ゲロまみれだ。さらに、猫の寝床に自らゲロをまき散らしそこでしっとりと寝て侘びしさを演出する。最悪はいつも履いていく靴の中にひっそりゲロをしておき、出かけ様に騒いでいるのをチラっと、あの「家政婦は見た」状態で見ているのだ。恐るべし。と思っていたら預けようと思ってた人も出張で無理だったので中止した。。。ふう。なんだか、ミャウリンガルなぞと巷では言っているが、間違い無くこの猫は「ナオリンガル」を備えているに違いない。恐るべし。

2003年12月10日(水) タケミツメモリアル

今日はプラネタのコンサートだった。マヂ感動した。ひとりひとりの個性とアンサンブルがいいバランスで伝わってきた。聴いている時は完全にお客な気分だ。意外と細かいところはな〜〜んも気にならず感動だけが伝わってくる。我ながら不思議な体質だ。あと聴いてて思いだすのはなぜか自分の部屋だ。歌になる以前の、アカペラなのでフルートの音でもんもんと作っているときの自分の妄想中の図のようなものがだぶってくる。単純にそのときの作業中の天気だったり、匂いだったり、ハトが窓辺に来てビビッた図とか、作業中断して御飯食べてたオトコのこととか。。。(アルバムによって違うので。。)イロイロな日常がなぜかふわ〜ふわ〜っと断続的に思いだされる。
というわけで、今日は生プラでカキアゲメモリアルであった。ぞ。と。

2003年12月11日(木) マッサージ

私は、なぜか右半身だけが強烈に痛かったり痺れたりする。まあマウスは右なのでしょうがないのだろう。恐ろしい事に、右の人さし指は内側に曲がってきてしまった。トラックボールを人さし指でクリクリしていたからだ。慌てて頑丈な親指でクリクリするのに取り替えたが、もう元にはもどらない。こ〜んなに早く変態するならば人間の進化って意外と早いのかも知れぬ。これほどコンピューターと一体化しちゃってる毎日ならばもっとカラダがコンピューターに合わせて変態してってしまいそうだ。恐い恐い。。ということで、あまりにカラダ中が痺れるのでマッサージに行った。気合い入れて行くときは某有名所に行くのだが、今日はジムに併設のマッサージにした。ジムに行って予約すると、カナリのイケメン。うーん。。受け付けにそんなの入れてイヤラシイ根性だわ。。っと思いつつ、ガツ〜〜っと泳ぎ(イメージ)サウナで汗かき、レンタルのダブダブ上下に着替えイザマッサージ。が、、、む?お前かよ?っと、さきほどのイケメン。うーん、カナリ迷惑なのだ。思わず「あの〜オトコは間に合ってますのでジジイとかオバチャンに替えられない?」と言いそうになった。ああ、くつろげない。。風邪ひいて3日風呂はいれずドロドロの時にたまたまイケてる医者とか。。ホントありがた迷惑だ。ぞ、と。

2003年12月13日(土) クラス会

大体、臭いドラマで主婦が浮気の口実にするのが「今晩はクラス会があってひさしぶりにゆみことかに会うの〜」っとかだ。まあ実際ゆみことかには会うのだがお目当ての耕平とかと途中で抜け出し、、、ってな段取りだ。まあ私の場合は朝帰りは仕事上当たり前なのでそういうスリリングな嘘やら発覚の危険もないのだが。。。やはり面白いのは昔憧れのダレソレが「ウワ!こんなに、、、」という変化であろう。その反対で「ゲ、10年前と変わってないじゃん」ってのも面白い。私はスゲエ変わったと良く言われる。オマケに整形したとまで近所での噂だ。まあこれといって趣味も無いので美容やファッションが趣味のようなものだから日々変わっていくのだろうぞ。きっと最近知り合った人々は私の昔は想像つかないだろう。小学校のときはカリアゲ単パンで「ぼっちゃん」と呼ばれてたし、、。という訳で、Aがクラス会に出席後延々悩んでいた「全然変わって無いね〜」ってみんなに言われたっっと、。。うーん、申し訳ないが、 Aは母親と一緒にいると兄弟に見える程フケている。ってことは、小中と変わらぬというのは恐ろしいことだ。。。と。要するに、昔を知っている人とはまるっきり違う目で見ているのだな。。刷り込みってヤツだな。と納得。フィルターのかかりどころが違うのだぞ、と。

2003年12月14日(日) キルビル

いいかげん見ないと終わるぞ。、、と、Tちゃんといざ六本木ヒルズへ向かうと、10分で到着予定がぬぬぬ、、、すっごい渋滞。げ、、綺麗!と思わず時間に遅れるかも知れぬことを忘れ携帯でチマチマけやき坂の電飾を写真とっちゃったりしつつ、、「あ〜〜巷はクリスマスってヤツっすかねえ」と、やっと駐車場に入れ会場へ。よおっし!今日はたっぷりアマアマポップコーン食べようぜ、と並んで買ったポップコーンを「うおぁ!!!」っと予告見ている間にまっ逆さまに落としブチまけ、静かに爆笑しつつ椅子の下に大量に隠し、いざキルビル!ここまでで相当の体力を消耗したのだが、いやあ、、血しぶき、首すっとび、腕すっとび、、ド演歌に腰砕けつつ、結構楽しんだのであった。が、おおおお大きな疑問がただ一つ。「飛行機の機内にはあ〜んなデカイ日本刀持ち込み禁止でしょう!」っと。まったく素で堂々と空港を日本刀持って闊歩するのは疑問ながら素敵であったぞ。。あ、あと、演歌の歌詞の「恨み〜〜」の「う」には是非ドスを利かせて欲しかったなあ、、、っと。惜しいぞ、ディレクション!と思いつつ、、、全体の感想は、「えええ!ソコで終わらせちゃうのお?」だ。続きもんってキライ。

2003年12月15日(月) 遠距離

私の周りには遠距離恋愛をしている人が多い。Nさんは名古屋と東京。微妙だ。Kちゃんは上海と東京。凄いのは確か4年くらい東京とドイツで週一回の電話だけで続け結婚した人たちもいる。私なぞ3日音信不通なら別れたとみなすのだが。。。今日はkちゃんがカレ(フランス人)が上海に戻ってしまいカキアゲと相談したい!と言うのでオトコ論をブチカマシていた。まあ例え深夜に20分くらいで車で来られる距離にいたとて忙しかったりして会えないほうがより寂しいでしょ。と、恋愛の相談を受けた時は必ず、現実にありうる、しかも相談相手より酷い例をあげてあげる。会えるのに会わない、よりかは、会えないのに会いたい。のほうがイイ感じでしょうからねえ。彼女曰く「全てを兼ね備えているひとなんていないのよねえ」と。。要するにジュテームで貧乏。。ってのが気に食わぬらしい。うーん金かあ。。これまた難しい。私は価値観、金銭感覚が同じならばなんでもかまわぬのだが、、「マセラッティ買ってあげるから、スタジオちょうだいね〜」とか良く言っているしなあ。。
ま、Kちゃんブツブツ言いつつカレーを激早でたいらげ、悩んでる振りしつつノロケている臭いのでひとまず安心ですぞ、と。

2003年12月16日(火) 真理の後付け

ニュートンがりんごが木から落ちるのを見て万有引力を思い付いたとは有名な話しだが、音の高さという概念はピタゴラスが鍛冶屋の前を通りかかり金槌と鉄のぶつかる音の違いから、音程は金槌の重量の違いと気付いたのだ。のちのち、惑星の重量の計算にまで及んだとか壮大なスケールに発展している。恐るべしは、レから始まる音階のレミファソラシドの7音の振動比は虹の7色間の比率と一緒であるという事実などなど。。結局はすべて私達が感じている見たり聴いたりする感覚は差程根底的には多くの真理を持たず、大きな一つの法則のようなものなのかなあと感じる。ここで面白いのはニュートンもピタゴラスも先に「ぬ?」と感じ後から「〜〜ってことは?」と真理を追求していくことだ。まずは、この日常の「ぬ?」を感じてこそなのだよなあ。。っと。最近しみじみ思うのである。例えば「げ!好きかも」がまず最初で「目もデカイし、乳もデカイし」というのが前回の女との共通項で、だんだん前々回とのオンナとの共通項から俺は「巨乳フェチ」だという恐ろしい真理にブチ当ることもあるのだ。ぞ、と。真理は必ず後付けなのだ。

2003年12月17日(水) 地に足

朝方(昼ともいう)バルセロナの建築家のMから電話があった。と思いきや日本にカナリ長い事いるらしい。日本の建物が2月に仕上がるまで滞在しているのだそうだ。Mとは大学の時からのなが〜〜い友人の1人で、お互い結構弱味や本音を語れる貴重な仲間ともいえる。「あ〜最近地に足付いた感じしねえよ〜。カキアゲ年金払ってる〜?」と。。。建築家が地に足つかなきゃまずいよなあ。。とか思いつつ、「私だって生きた心地なんかしたことないよ〜」っとなんだか淋しいやりとりだ。ましてや年金?って何?てな。。。今日、明日の制作で頭がいっぱいでMacの電源はいるともう日常がわからなくなってくる。電話を切ってから「む。。年金つうか、、まずは印税の契約書にでもサインしなきゃ、、あと、請求書とか。。」と珍しくサクサク雑用を済ませてみた。ハーレーで郵便局まで行ってもろもろ出してくると、「う〜、働いたぜ」と妙な充実感。「ああ、事務ってなんだか素敵」区切りのある仕事ってなんだかヨイのお。。

2003年12月18日(木) 寿司勇

名古屋からFさんが打ち合わせに来てホテルのロビーで歌手のひとともろもろ話した後に「さて、軽〜〜くメシでも、、」と。が、ホテルのレストランどれ見渡しても「二人の記念にクリスマスディナー。」とか余計なお世話なメニューばかりで、「ケッ」っと一瞥。いざ西麻布の寿司勇に。ああオイシイし。オカシイし。大爆笑しながらもしっかりとアブリトロ等を味わったのであった。Fさんとはこの間から親友と契りを交わし、お互いの秘密(日常)を明かしたくてしょうがなく、会話はほとんどギャルトークだ。Fさん(推定48歳)曰く「Eちゃんが〜エプロン似合うって言ってくれるの〜」とか...なんとか。。寿司勇の白衣も欲しがっていたし。。ややコワイ。まあこのノリのままで何度斬新な企画をニコニコしながら提示されてきたことかなあ。。とココ何年かを振り返りつつ、これからもきっとウワっと思うような事を続けていくのだろうなあっと。。。こういうオカシな仕事仲間がいるのは大変嬉しいことだなあっといつも会うたびに思うのであるぞ、と。

2003年12月19日(金) 駅弁で6000円

京都に行った帰りに6000円の駅弁を食べたよ〜とSさんから聞き、うえ〜〜、、駅弁でその値段かあ。。っとビビっていた。夜、西麻布にウマそうなラーメン屋があるそうだから行ってみるか、、と行ってみるとナカナカお酒も飲めそうなオープンカフェ風で、焦がし味噌味を食べてみたらメチャメチャ美味しかった。サクっとおごってくれたAがひとこと。「おりァーラーメンで800円つーのは許せねえんだよなあ。。せいぜい600円か650円でしょ」と50円単位で細かい。続けざまに「コースで一万か2万かって〜ならどっちでもいいんだけどさあ」っと。。ふううん、、解るような、、解らないような。。と、思いつつ、通りがかりのベントレーのショールームで「お!これいいじゃん、1300万かあ、、安いもんだなあ」と。。おいおいお前はいったい。。。まあどうぞサクっと買って下さい。っと。さてモノの値段とは「○●なのに幾ら」という○●が結構大切なポイントなのだろう。値段に関わらず価値というのはそんなものかも知れぬ。夕方、銀杏並木をくたびれたオヤジが鼻歌を歌っていたのをハーレーで通りすぎたのだが、ぬ?東北弁?イヤ、フレンチ?か。。おお!「くたびれたオヤジなのにシャンソン」だったのだ。。価値あがったぞ。と。

2003年12月20日(土) 書上と愉快な仲間達会

巷では忘年会まっさかりだが、Tちゃん宅で「書上と愉快な仲間達会を開催します」との連絡。オイ、それ書上って私じゃん。。っと今日出席してきた。まあだいたい、「内山田宏とクールファイブ」のようなもんで、中心に据えられつつも買い出しから準備までせっせとこなし、鳥団子鍋とB級ホラー焼き等作り食べ、団らんしたのであった。集まった面々は、各界の大物達で「日本一の○●」的な人たちだった(例えば日本一ガンプラ作りのウマイエンジニアとか)。密かに合コンのノリで携帯交換なぞしている男女もいてクリスマスへラストスパートかあ?と。。ふう。。
昔は本当によくホームパーティをして100人近く集まったこともあった。ぞ、と思いだしたり。。私が開いたパーティで結婚したカップルもいたし、婚約までした人達もいたし。このごろ一対一のお食事ばかりしていたのだが、それはそれで深く楽しいが、たまには大人数も良いものだなあ。とこれから不定期に開催しようとチト思ったのであった、ぞ。と。

2003年12月21日(日) 

銀杏並木の葉もすっかり落ちてやっと静かになった御近所だが、今日は本当に雲ひとつない綺麗な空とあいまって色がどれもこれも綺麗に感じた。私がいつも、うらやましいと思うのはそんな穏やかな休日にひっそりと手を繋いで散歩している老夫婦である。手を繋ぐという行為というか、二人で一つのように溶け合って見えている、それがうらやましいのかもだ。なぜか若い連中には何も感じない。きっと老人だから細かい喜びを分かち合っているに違いなく(ま、善意の妄想として、、ソイツらの資産うんぬんは度外視する)風が吹いていない一日とかそういうことがお互いの喜びになるのだろう。とじ〜〜んとする。早く私もやるだけやりつくした人生に悔いなく、あとは死ぬだけという穏やかな午後を手を繋いで散歩してみたいもんだなあ。。と、、よく今日のような夕暮れのひとときに感じるのである。ぞ。と。

2003年12月22日(月) 円谷幸吉

最近、巷(私の周辺のみ)で頸動脈を切って自殺してしまった円谷幸吉(マラソンオリンピック銅メダリスト)の遺書の言い回しがブームになっている。「父上様、三日とろろ美味しゅうございました。...」で始まり最後は「幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません」と結ばれているこの遺書の言い回しをバチ当りにも真似してしまうのだ。誰かと食事したら「先日の鳥団子鍋お美味しゅうございました。。。RちゃんGちゃん立派な人になって下さい。。。カキアゲはもうすっかり疲れきって作ることができません。。。」ってな感じだ。やはり来る日も来る日もただただ作り続けていると時々こんな泣き言も言いたくなるものだ。が、それにしても、だ。イザという時の前は例えオリンピック選手といえども、やはり家族や近しい人たちとのたわいもない食事とかが思い浮かぶのか。。と思うとむむむである。まあもう走れないというからにはや記録なんてどうでも良く、私にしてみれば作りかけの曲とかどうでもいいのだろう。だが皮肉なのはその文章が余りに痛切で人の心に訴えるため、時の文壇の大御所、川端康成と三島由紀夫は負けた!と思ったのだろう多大な影響を与え後年、二人とも自殺してしまっている。マラソンランナーが無欲で書いた文章がノーベル文学賞を超えてしまうのだ。。。うーん。。無欲は偉大であるぞ、と。

2003年12月23日(火) マラソンの約束

中学のときマラソン大会というイヤ〜な行事があった。が、近所のReちゃんと毎晩毎晩走って「一緒に走ろうね」と言い合ったもんだった。が、だいたい当日そんな約束はありえなくReちゃんはぶっちぎり先頭グループに行ってしまった。。。裏切りですな。
さて、今日はラフォーレミュージアムで25日まで行われているNUEVAという映像のイベントに行った。おだやかな夜だったのでハーレー(人力)で表参道を通りすぎて行ったのだが。。ウワ!!ってほどの勝負カップルがプレゼント物色にブランド路面店にひしめいていた。うーん。そうか明日はクリスマスイブなのかあ。。っと。NUEVA後にキサクな食事所で御飯を食べたのだが、いやいや、、いるいる。女同士シャンパンを開けているひと、な〜〜んかサエない表情で御飯している男女(カップルではない)要するにこ〜〜んなキサクな場所で今日食事をするということは「あぶれ組」なのだ。話題はもちろん裏切り女の悪口が70パーセント。残り30パーセントは来年への抱負だ。「M子とか〜〜ほーんと腹たつ〜!一緒に今日慰めあおうってわけだったのに〜〜、」っと聞こえてくるねえ。。なぜかあぶれると女同志集まって慰めあう会が催される。。おかしな習慣だ。ふ。みんなイザとなったら即刻先頭グループに突っ走っちゃうのにねえ。。。っと。。

2003年12月25日(木) Speak & Math

クリスマスにちなんで「Speak & Math」スピーク&マス(マスしかかぶってないか。。)をヤフオクで購入。なんだか地味な興奮だ。海外改造バージョンで本当は子供用のしゃべる計算機なのだが光りセンサーなどに反応(やや、、)してアヤシイノイズをゴリリと発生させてくれるのだ。そこかしこのスイッチがわけわからん反応してイイ感じだ。私は昔からオモチャ系が結構好きで数々のリズムボックス、ボコーダー、カシオとかの安シンセとかを気晴らしにいじったりする。ロジック立ち上げたままにして適当なプラグインをかましたりしつつ遊んでいるウチにむむむ。。っと盛り上がって無事本チャンへの運びとなったりするのだ。そういえば今でこそ携帯にカメラが付いているのだが、私はカシオの腕時計にカメラが付いているスパイものをもっているのだ。ふふふ。「Speak & Math」で遊び、腕時計ウォッチで(かえって目立つ隠し)撮り。おもちゃはええのお。。

2003年12月26日(金) 過剰サービス

最近目立つマニュアルどうりのサービス。例えば買い物しておつりを渡す時に私の手に手を添えて店員さんが両手で丁寧に渡してくれる。あれ、申し訳ないが気持ち悪いです。即刻やめていただきたい。シトっとか濡れた手で触れられた暁には金返せ!といいたい。それと同じくらい不必要なカードの特典。こんなに買ってそれくらいのシケタサービスのためにわざわざピーコックカードなどレジでいちいち出してたまるか!と個々の店のカードはいりません!と言う事にしている。ひとつの事をするのに余計な事が考えられぬ私の脳の構造はカードを探し出した達成感の為に肝心な商品を忘れてきたりするのだ。。。さて絶対必要なクレジットカード。これまた実は多彩なサービスが付いている。「あなた専用のセスナ機をすぐに御用意致します」とか。。マジかよ??とかいうサービスもあるのだ。「あ〜今から一時間半もかけて仕事でさあ東小金井ってとこまで行ってこなきゃあああ。。」といういかにも中途半端な距離に閉口してたAからの電話。いっつも往復3時間くらいかかって移動してたりする。ふと、昔、新潟でスキーしてその後自家用ヘリで銀座に帰ったIさんのことを思いだした。。Aには「あ〜会社にヘリかセスナでも用意させろ」と。。。とりあえず言ってみたものの、、自分のカードの特典にひょっとしたらあるかも。。。だぞっと。

2003年12月27日(土) ちょっとした。。

ちょっと古い看板などで肝心な部分がハゲてたりしているが為にゲ!という恥ずかしい内容に変わり果てたものがたまにある。ポニーキャニオンの帰り虎の門でアア!っと思わず近付いて携帯で接写してしまった赤い布ののぼりは弁当屋か何かの宣伝だった。「秋の味覚さんま」というのが縦に書いてあり、布のため裏返って「〜〜ちんま」と読めた。。。
今日はTOYOTAのイベントでの実話をFさんがそっと教えてくれた。大きな横断幕を発注されて当日ダー!!っと設置してみると「血と汁の結晶〜〜〜」となっている。げげ、どんな車だよ。。と。当時のスローガンは「血と汗の結晶〜〜」だったそうだ。。。いやあ本番までにほんの一足すだけですんだからよかったものの。。。逆にだ。「永谷園の味噌汗」とかだったら一消さなきゃだから大変だったなああとしみじみ。そういえばベルリンでライブやったとき「オペラ」とでかくちゃんと片仮名で書いてくれたものの、、オのノの向きが右に向いてたなあ。。。そこで手伝ってくれた人はゴジラの大ファンで腕にでかく「ゴヅラ」とや〜や東北訛り系でしっかり入墨彫っていたなあ。。。(言わなかったけど)

2003年12月28日(日) 地味な機材

「草木も眠る消音ラックシステム」という触れ込みにずっと欲しかったMacの動作音を減音させる冷蔵庫のようなボックスを思いきって買った。筋肉プルプルさせながらセット終えると、、、おおおおおお!ああ。。静か。。窓の外の音のほうがよっぽどウルサイ。。こんな地味な機材に大枚をはたいてしまったか。。。届くまで思っていたが、嬉しくてしょうがないぞ、と。だいたい曲を作っているときの仮歌が勢いよく、採用したいことが多々あるのだが、なんせMacの前で適当に歌っているためノイズが凄く使えなかった。コレでイケルぜ!ケーブルを全部替えたり、消音ラックを導入したりシネマディスプレイにしたり、、と、作っているときの気分が変わる機材は実は凄く大切な投資だと毎回毎回おもうのである。。。が、しかしだ。あまりの静けさにうっとりと「カキアゲも眠る消音システム」だ。。ぞ、と。

2003年12月29日(月) レンタルビデオ

私は大学以来、実はレンタルビデオというものをしたことがない。誰かが借りてきたものを見る程度で自分の習慣から無くなっていた。期日に返しに行くという脅迫をもって見るのなんてまっぴらさ。ふ。という理由でもある。ところが最近のネットでDVDレンタル、ポストで返却というシステムのに入会したものの、コアなものは意外と少ない。見る熱が高まり、試しに行ってみるか。。と、今日は御近所ではお気に入りのスポットでもあったヒルズのTSUTAYAにチャリでいってみた。右手に青山の墓地を見つつ、、「意外と緑あって綺麗よね」っとか無理矢理なっとくしつつ、すっげ坂だらけで車で行くのと訳が違う!と怒りつつヒルズは見えるものの高速道路で分断されなっかなか遠いのをやっと汗だくになりながら到着。ふう〜〜っと上着を脱ぎ汗ふきつつTシャツにジャージでコーヒー飲んでいるとヤケに浮いている自分にハっとした。ここはまだまだ観光地。しかも年末しかもイルミネーション点灯したぜ、、と。う。どうも群馬人のせいかレンタルビデオ屋には部屋着のまま行くという習慣が、、、。慌てて会員になり手ごろなものを借りチャリで戻ろうっと、、。が、、暗い。。左手は広大な墓地。。コワ。。。。ホラーものの解説とかが脳裏をかすめつつ。。こんな思いまでして借りるならネットで買ってやる!と誓ったのであった、ぞ。と。

2003年12月30日(火) 懺悔

「ほこり&汚れと格闘しております。机の汚れをスポンジでゴシゴシしているのだがこれが非常に綺麗になる。ピカピカだ!!!」ときっとホントに嬉しかったのだろう。もしくは普段が相当汚かったのだろう。わざわざ会社の大掃除の模様をAがメールで実況中継してくれた。掃除というと思いだすのが、罰として便所掃除。とか、罰として廊下20往復とか、、ナニカと中学くらいまで掃除は罰として与えられ、大勢の見ている前で掃除させられているヤツが必ず毎日いた。私の実家ではお出かけ前に便所掃除すると無事ものごとが成功すると伝えられ便所の神様は偉大であり入試前なぞ率先して掃除した(3浪したが、、)。掃除という行為は懺悔やケジメのような行為に近いのかもしれない。汚れたものを清めるという見た目に凄くわかりやすい行動は精神上とっても簡潔でいい働きをするように思う。
さて、、今年の私。。ナニを懺悔し、ナニを清めたらいいのかな。。きっとこういう事考えずに大掃除でもすればいいのだろうなあ。(クローゼットの中、気になるなあ。。アレ、捨てなきゃ。。。)
行動、あるのみ。論より証拠。か。。。いや、、証拠隠滅だ、、。

2003年12月31日(水) エレハゲ

今年もいろいろ作ったなあっと1年を振り返りいろいろ聴き返してみたりしつつ年末を私は最近過ごすことにしている。ミルクやイエローでカウントダウンパーティをしていたころとはうってかわっての静かな年越しが最近お気に入りだ。実はココの公開日記の他、裏日記もつけており、さまざまな制作の四方山アイディアや思いついた詩などが書き留めてある。作っているときの勢いとは凄いもので、後から読み返してみると痛々しいくらいだ。そ〜〜んな数々の傷のカサブタをそっと剥がして生血を舐めるような今年の締めくくりであるのだが、、蕎麦なぞという細く長い生き方なぞは嫌いなので、太く短く硬くっと冷凍庫で凍ったうどんでもかじってみるか。。
さて昨年末のココの日記を読んでみれば「トリエロ」とか言っているではないか。。
トリップ&エロチックだ。。たしかにトリップしてエロチックだったかもしれぬ。。さて、来年は。。。うーん。「エレハゲ」かなあ。。エレガントでいてハゲシイ(なぜか日本語)。ウチなる激しさを秘めてはいるものの結果としてはエレガントでありたい。と切に最近思うのである。というワケで、来年は「エレハゲ」でイキますのでよろしゅうお願いいたします!ぞ、と。

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