Sonic SolutionsというソフトでHDマスタリングをすることが多い。
実はこのソフトを見ると大学時代のアルバイトでしていた作業を思いだす。確か20bitマスタリングとか言いはじめたころクラシックのCDのマスタリングの助手のようなことをずっとしていた。密室でずっと作業するのはすごく緊張する。なんども貧血なのかトイレで吐いてた。今日もマスタリングで一瞬パブロフの犬か、、「ソニックだ。。ううっ」となりかけた。さて、ほとんどクラシックの場合ホール一発録音なので必ず演奏ノイズが入ってしまう。椅子の軋み、咳き、などなど。。そんなので気になるノイズを丹念に除去していくのだ。おかげさまでノイズに異常に敏感な耳になってしまい神経質なヤツにもなってしまったようにも思う。ただし他人のアルバムの仕事のときだけだ。自分の曲になると「まあいいんじゃないの？」と思う。思うに、演奏ノイズは微笑ましいものではないのかなあっと。人が演奏するのであるから当たり前なのだ。無音の人なぞいるものか。聴くひとの立場になれば商品なのだから完璧でなくてははならぬと思う人もいるだろうが、音楽の何を求めて買うのか考えて欲しい。その一つのノイズを除去したためにとても大切なモノが失われる可能性もあると思うと、技術の発達はそんなために伸びていくものではないと言いたい。ま、雰囲気を壊してしまうようなノイズは除去できるならいくらでも労力をおしまない私ではあるのだ。が。。

ひとそれぞれ様々なフェティズムがあるに違いないっと私は思う。ふと今日仕事場を見渡しやはり私はツマミストであると再認識した。全ての機材にツマミがついているのである。いくらなんでもフェーダーが出没するであろうミキサーまでオールツマミである。うーん。。なぜだ？前世はツマミとナニがあったのだ。。。？いったい。。。
グリリっと動かし音が変化することになぜこんなに快感を感じるのだ？？っと。
まあ犯罪にはひっかかりにくそうなのでよかった。。
そうそう。。馬、羊、ライオン、猿。この連中と旅をしてどんどん苦しくなってきたらどの動物を最終的に残すか？という問いで、さて何を残すかが、、自分の執着するモノを表すと教えてくれた。ふふふ。。なるほどである。結構当っていた。（ツマミではない）
友だち知人にしてみると「ほおなるほど。。」であった。。。さて、、いかに？

どこかバカンスに行きました？っと夏が終わるころになるとよく質問される。そういえばここ何年かまとまった休みというかバカンスのように目に見えた休暇をとっていない。「働き過ぎですよお」と言われるが。うん？そうでもない。なんだか麻痺してぼやあっとすることはある。今日ヘアサロンでナポリ特集を見たときなんとなくじーんとした。そおいやあ昔はバカンス女であった。（略すとバカ女だ）そのバカ女時代良かったなあっと記憶する所はバリ島のアマンキラとカプリ島だ。バリはなぜかホテル限定でないとイヤかもだ。カプリ島はアナカプリだ。有名な「青の洞くつ」のある方だ。あの青は凄かったぞ。と。さてLEEちゃんから新潟のtsuumariArt triennnaleに誘われているがそろそろ終わってしまう。。好きなジェームズ・タレルが谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』の中から見出したっていう光の館には一度宿泊したいんだよなあっと。さらにマリーナ・アブラモヴィッチの夢の家ってのもできている。。ここにも泊まりたい。うーん。これはバカンスなのか、、否か。でも今はこんな気分だぞ。と。
http://www.echigo-tsumari.jp/tsumari_html/Japanese/info/dlhouse/dlhouse.html

随分と遅くなってしまったが、マトリックスリローデットをいまさら見た。世間が騒いでいるころはマトリックスを見ていないため続編は見られずであった。。ヴァージンシネマで一気にしかも深夜12時半から二本立て上映するというので、ヤケとも言えるが見るか。。と。まあまあ見るまではるるる〜であった。が、一本目をドキドキしてしかもよく理解せずにやっと見終わりふうう。。っと思うや否や2本目だ。短気記憶の範疇だというのに健忘症さながらさっぱり相関関係が理解できず隣の今回2度目というAにさかんに「おい、敵ってだれだよ？アイツ味方？」「おい、そんで最後はどうなるんだ？」と無謀な質問ばかりしていた。夜も明けやっけにさわやかな朝、階段を10っ歩飛ばししそうな欲求を押さえつつ、「で、わかんなかったぞ」と。うーん。。あれがごく一般的な娯楽映画か。。。ヤバイぞ。あれはポップスということか、、。解った事は世界中でヒットしている娯楽は難解であるということであった。。。あ、解った事は、やはり空を飛ぶ時はマントで片手はグーなのかよ。。。と。

フリーダカーロ展が文化村で今日までなのかあ、、っと見に行こうかなっと思いつつ仕事をせっせとしていた。。うーん7時になると終わってしまうなあっと思いつつ。。と、「おい、カッキー、だいたいマトリックスなんてコムズカシイのなんか理解できるわけないんじゃん、ゲロッパでも見ろよ」っと。。。「いや、だったらフリーダを見たいんだよ」と。が、許されずなぜかゲロッパを見に行くハメに。行ってみればなんと文化村の脇を通りすぎつつ、、「ああ、フリーダ、、」と思いながらゲロッパ会場に。が、しかし、、始まるや否や大爆笑。「うるせえよ、変なとこで笑うなよ」と怒られつつ、、ツボ。実は私はこの手の日本映画を生まれて初めて見たのだ。いつも映画は塚本 晋也とかコアなモノしか見なかったのだが。。なんだゲロッパ「面白い」のか。と。始まる前どうする誤って涙しちゃったりしてさああ。。っとかコバカにしてたら、、まじで泣いてしまった。やはり私も日本人演歌魂があったのか。と。。。。帰りにお好み焼きをつつきながら思ったのであった。ぞ。

頭痛にノーシンのCMが始まったが私はまだ一度もTVでは見ていない。（TVを見ていない）プラネタの新譜の中からのタイアップだ。たまに「お！」とアイディアが湧き出るときがある。誰でもこんな仕事をしていればそう思うだろうがそんな時「うわ！こりゃすごいぞ。あ〜早く聴かせたいよ〜」っと。まあそうは言っても自分の頭の中でしか音はできていないのでそれから楽譜にして歌ってもらって録音してっと道のりは長い。が、自分の中ではすでにもう出来上がっているのでCMの打ち合わせにいっても「アノ部分」を当てればいいなあっとか勝手に思う。まあそんな妄想が現実となってお茶の間に登場するのは不思議なものだぞと。あ、そういえば、昨日慌てて大特価の「EVE]を買ってしまった。これからはお店で「アンサンブルプラネタのグリーンスリーヴスのCMのノーシンってありますか？」といちいち宣伝してから買おう。と。

9/2日の日記の問いの答えをほうぼうからメールやなんやらで頂いたが、、やはりなるほどであった。ちなみに私は羊である。猿、ライオン、馬、の順にさよならして、羊と一緒にいくのかなっと。それぞれの言わんとしていることは、猿＝子供、ライオン＝地位名誉、馬＝カネ、羊＝愛。だそうだ。ふ。なるほど。私は愛に生きる女ということですかね。と。
まあ、本当に思うが、金や名誉はある程度想像つくし手に入れることの想像もつくのだが、愛というのは形も限度もわからずだし、大きさの比較もできず。もちろん得たかどうかすら本当のところわからぬ。というわけで、求めて止まぬものなんでしょねえ。と。。。

日頃気にしながらもなかなか手をつけられずでいたケーブルを今日はすべて取り替えた。その場でハンダゴテで溶接しながら長さ等を最適に作ってもらいながらのいわばオートクチュールなケーブルである。　AETのケーブルは電磁波をもカットするハイテク素材で覆われたブルーのプリプリとしたものなのだが、全て汗かきつつ配線し終わったあと音を出してみたらド感激した。なんじゃこれ？というくらい違うのだ。クリアでつぶつぶしていてうっとりである。録音に関係するところだけ替えるつもりだったが、スピーカーケーブルまで替えてしまった。いやあもう金額なぞどうでもいいやあ。。っとか太っ腹になりそうになるくらい、これまた昔タナシンが言っていた「高けりゃいい音になるのよ」という言葉を思い知りつつ。。いつも思うが私は実はここまでのオタクではないのであるが私の機材や音を知って私の進みたい音の方向性をいつも仲間達が助っ人してくれる。こういうケーブルや機材を紹介してくれるその道の達人なよき仲間達に心から感謝しているぞ、と。

日頃から男性のお洒落は難しいなあっと思っている。まあお洒落とはそのひとに無理なく合っていることが一番大切だろうなあっと感じる。まあ女性よりそのひとなりの滲み出る美意識やらが男性のほうがお洒落に反映されるのではないかなあっと。最近伊勢丹のメンズ館行ったあ？っというのをプラダの青山店よりか男の友人からよく聞くので今日偵察にいってみてビビッた。スーツの山なのだ。しかも生地を選んでのオーダーがほとんどだ。うーん考えてみればバブルもとっくに終わっていろいろあった日本もそろそろ円熟期なのかねえっと。イギリス紳士のようなダンディを良しとする時代になるのかねえっと。もっともっと考えてみれば男は江戸時代でも戦国時代でももっともっとお洒落に命かけてたんじゃないかなあっと。本来男はお洒落なのである。ぞ。と。お洒落は恥じではないのだ。私もどうせならお洒落な男性とお仕事したいもんな。。。

連休を屋外レイブで（なぜか睡眠を）満喫してきたぞ〜〜っとTちゃんから連絡。「いやあ、カッキイが言ってたようにマジ17日には地震があるらしいぜ」と情報を仕入れてきた。地震ネタはYから教えてもらったのだが私は何もテはうってはいないのにYはスタジオキャンセルしてまで和歌山に避難しているのだ。うーん。。信じるものは救われるのか、否か。。。いざとなったらネコ連れて子供の城あたりに避難してよう。。。っかな。。あそこ、もっぱら地下に核シェルターがあるのないの。という噂。ま、いつ死んでも良いのだが、目の前の機材のうち、マンレイかブレントアベリルか、はたまた不覚にもエプソンのプリンターか、、のカドに頭ぶつけてイッちゃうのかなあ。。と。とほほ。ガセネタであることを祈りつつ。。。せっかく羊を選んだ人生ならせめて愛するオトコの胸(って誰だ？）で死ねたらっと。。あ、それなら地震いつ来てもいいや。

昔妖怪が氾濫してたときのことである。妖怪が言葉をくり返して言えなく妖怪は「もし」人間は「もしもし」と言ってたそうな。。。ひとは山とかでばったり何ものかに会ったとき「もしもし」と問い「もしもし」と返ってきたら「妖怪ではないぞ」と安心してたそうな。っと、まあ誰に言ってもなかなか信じてもらえずであるのだが。ちなみに私は「もしもし」と言うぞ。と。。。こんな歴史ある言葉もどんどん減っていくのかもしれぬなあっとも感じる。携帯になってから名前が表記されちゃうので「もしもし、カキアゲですが。。」とわざわざ言わなくても私ということはバレている。例え「もし」と言ったとて「ぬ？妖怪め！」と切られることはなかろう。。。ピーコもなんかヤバイことがあると「あ、ソレしたのオスギよ！」と言ってよく逃げてたそうだが、もはや携帯では「ピーコ」と表示されてしまう。。。うーん。。さて、「ピーコ」とちゃんと表示される現代、何も表示されず「あ、今の電話ひょっとして叶姉妹の恭子さまかも！」とヌケヌケと妄想できた過去、果たしてどちらが幸せなのであろうか。。うーん。。。。と、言うよりは、彼女らは「もし」というのか「もしもし」というのか。。そこが問題かもしれぬ。。

Leちゃんはあまり会いはしないものの大学以来の友人だ。最近深夜に原稿を書いているらしくメールが激深夜にフラフラっとはいってくる。煮詰まりつつテレビも散歩もできないような不動のまま作業しているのは同じだなあっとメールを返すときmp3で自分の音楽を添付することがある。もちろんプラネタとかだ。「さいきんササクレだってたけどなんだか凄くこころがほどけてオアシスのようだよ。ずっと聴いているよ」っと。感想。うーん。。これには思わず目頭が熱くなった。お互い大学のときはそりゃあそりゃあトゲトゲしつつ最先端でないと気がすまなかったものだ。彼女はアートで私は音楽でだが、、。もちろん映画でも音楽でも今でいえばワケワカランものこそが自分らの為になると信じていた。それはそれで血となり肉となったのだが、今思うに私は遊びもゆとりも溶けることもヒトには必要で自分もそのうちの一人なんだっと。「カドとれたね」と言われることの恐さもあったが、私はカドとれてなお複雑怪奇な立体でありたいと思う。ただ痛いだけの人間にはなりたくないぞ、と。そうやって深夜に私の音楽を聴いてオアシスと言われることがなによりも嬉しい。と。。。いやあ作っててよかったなあと。心から感じた。感じることを恐れず感じたことを素直にひとに伝えるのは意外と大変なことなのである。

3日に一度めくる御教訓カレンダーをめくり忘れており、サクサクと読みつつ今日のところまでめくってみると、なんと待ちにまった大賞の日であった。がしかし、「メインティッシュ」というのがその御教訓だ。わけわからんぞと。他にもいいのはあったような気もするが、、、。「エレガントな岐阜人」とか「故郷に蒸し器を飾る」とか。。
だが、なんの御教訓にもなってはいないことは確かであるぞ、と。メインティッシュがあるのならば「さぶティッシュ」てのもあるわけか。。さすがにコチラのほうがコワそうですぞ。と。

今日はDOTスタジオ（仕事場）のもろもろハードウェアを取り替え後、初のトラックダウンであった。エンジニアの人の機材も持ち込み配線しなおししたりしつつ肉体労働も「うーんどんな音かなあ」と思うと辛くないぞ、と。で、エンジニア持参のディストレッサーのつまみにグっときた。音を聴く前に「うーんこれ欲しいなあ」っと。うなってしまった。ツマミフェチとしてこりゃあ我が物にせねばいかん。と思ってしまった。007に出てくる金庫のような風貌で、うまく数字をあわせるとなんかイケちゃいそうな感じが良い。「うーん。やっぱプラグインなんかに愛着湧かないもんなあ。ハード買ったら愛でちゃうもんなあ。やはり音楽は愛なのである。。。見た目で気に入り金払って所有し支配しコキ使う。。という。。。まあ、まあ。。音楽制作においてですから。。イイのではないでしょうか。と。

私は猫の匂いを嗅ぐのがけっこう好きだ。猫に限らず匂いは結構そのひとなりをあらわしているので嫌いな匂いの人はいつまでたっても好きになれない。が、その逆は成り立たず、好きならどんな匂いのひとでも好きかも。。まあ、それは良いとして、猫の匂いを嗅いでいたら肉球に爪がささったまま安定しているのを発見！、、むむ！と思い猫を飼っているAに写メールしたらたいそう怒られた「そんな呑気に写真なんか撮ってないでさっさと病院連れてけ〜！」っと。今日も「肉球は体温調整に大事な所だから早くなんとかしてやれ！」と。。ほお詳しいのお。。なるほど。肉球は大切なのかあ。。っと。でも猫は痛くなさそうだなあ、、っと。まあ私だって強そうだが実際は低血圧+貧血でフラフラするのにあんまり誰からも心配されないなあ。。っと。よく目の前真っ暗になっちゃって星がチラチラで倒れたりするんだけどなあ、。やや猫にヤキモチを焼きつつ。。医者探そう。と。私はレバーでも食べようっ。と。

今日はこのあいだ取り替えたケーブル会社の社長と副社長御自らお二方でDOTスタジオに足を運んでいただきもろもろお話をした。次は電源ですなあっと、おもむろに出したブットイ電源ケーブルを「試してみます？」っと。。いやいやだって電気通ってるだけだしまっさかねえっと、完全に疑いつつせっせとマンレイのミキサーだけ変えてみた。ふーん。。なーんか変わったようなわかんないな。。っと思いつつ全体の輪郭がよりはっきりしてきたかなあ。。おおボーカルクッキリこんなだったかなあ。。としばし思いつつマドンナをふんふんと聴いて、じゃ、ま、買い過ぎているんで今回はいいですっと、元に戻し聴いてみたら「あれえ！！完全に違うぜえ！」と絶句。おいおい、なんじゃこりゃ？？と。http://www.audiotech.jp/
すっげえイイ女と付き合って麻痺したころ別れてから良さが身にしみるって〜なそんな気分でしょうか。。AETの電源ケーブルで御飯と炊くとふっくらするだなんだと社長の話しを信じはじめ、、、、ため息。なんでもモトのエネルギーが大切なのかあ。。と。。。その後、泳ぎに気合いが入ったのは言うまでもないのであった。

いつもかねがね謎に思う事がある。すっごくおいしいものを食べているときのひとの表情はなぜあんなに泣きそうな苦しそうな顔なのかなあ。。と。「うめ〜〜！」といいつつ。。「やっべえ」とか言ったりする。、なんもヤバかあないのになあ。それと一緒であまりに美しいものを見たとき私はなぜやら悲しい〜〜っと感じる。なんか心が均衡をとろうとするあまり相反する感情が同時に出てしまうのであろうか？
まあ、その逆であまりに悲しい人や苦しいひとは物凄く楽園的なものを求めるのではないか、、と。。。そうそうゲロッパを見てしまい見のがしていた「フリーダ」をやっとみた。そこでそんなことを思ったのであった。が、まあ、でもまるっきり苦しいばかりではなかったっぽい。あらフリーダちゃんなんやかんやでモテモテで愛されてるんジャン。。ふ〜ン。と。。結構うらやましいなあ。。っという後味が残ってしまったぞ。と

映画にアレっというクラシック音楽がそのまま使われていることがよくある。例えば「2001年宇宙の旅」なんてそのまんまリゲティだ。リゲティのクラスター技法のオーケストラの楽譜はそれこそストリングスのバイオリン1の12人いたら12譜つくるような細かい微分音の重ねをひとつのトーンにするというやり方のため虫眼鏡がいるくらい細かい。昔私もそんな技法の一種でオケを書いてみたがそれこそ楽譜にするだけでヘコタレそうになった。「となりのひととちょっとずらしてね�｡」とか思わず書いて終わりにしちゃいたくなったもんであった。今のカフェブームに2001年〜のような家具はつきものだが、そのインテリアにリゲティとくるキューブリックの合体センスは凄かったなあっと。もはや新発見なぞあまりなく、すべて新しいこととは組み合わせの妙なのかもしれぬ。と、あらためて考えている今日このごろであるぞ。と。