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2003年2月1日(土) 続 顔

今日は、Fちゃんと仲間達と会ったとき「日本人?」ってまずきかれ。。うん?あれ?誰のこと。。って思い、次々に言われて。。ますます?前にも触れたがわたしは生っ粋の日本人。しかもぐんまじん。次にKevin Yost のイエロ-にひさびさ。
イエロ-っていったら、自分が出る以外行ったことなかった。。何度もいっているのにトイレどこだかわかんなかったり。。踊るトコどこを通っていったらいいかわかんなかったり。。不思議〜なきぶんだった。で、またもや六本木だからか。。会う人あうひとに
「何処から来たんですか?」とか「ハ-フ?」とか。。こんなに立続けにいわれることはないのでしばし考え。。昨日の日記によれば。私の顔情報にあきらかになんかが仕込まれてるってことだなあっと。ま、もしくは、浮いた感じがするんでしょうかね。
何処のひとかわからないような、、、。まあ、でもひざびさ、クラブで名刺交換、アドレス教えというマジメな出逢いがあったような。
初対面の人たちっていつもおもしろい。
一瞬でどこまで信用するか、否か。やっぱ目をみるしかないんだなあっと。
帰ってメ-ルチェック。そこでたった一つのメ-ルで信用なくしちゃった自分に激後悔。
まあ、私はやっぱり音楽でしか伝えられないって実感。
しばし音楽的ひきこもりになりそう。。

2003年2月2日(日) CMの出逢い

最近メナ-ドのCMをみて。。という書き込みが多く、嬉しいかぎりだ。出逢いがあるというのはとってもどきどきすること。私はずっとひとりひとりにレスし続けているのだが。やはり作っているとき大勢というよりかは誰かひとりでもわかってくれれば。。のような気持なので、私の音楽をいい!っとわかってくれたひとりひとりと、ううう!!っと熱い抱擁をし合いたい気持でいっぱいなのだ。ヨ-ロッパとかでライブをしていたとき、終わったあと、どっと人がおしよせ抱き合って喜びあったのがやはり私のル-ツだしエネルギ-の源だから。私は本当に寂しがりやでひとからの愛がほしくてほしくてしょうがなく、で、(何を勘違いするのか)せっせと作るわけで。。。でもって今だかつて「おお!これが愛だあ!愛された!」っと感じられたことが(恋愛で)なく(強欲なのかも)、いつまでも作りつづけているわけで、、(寂) だからこそ、私の音楽を好き!といってくれるひとひとりひとりが「あ、あなたなのねえ!運命のひとはぁ!」ってくらい思ってしまうのだ。女であれ男であれじいさんであればあさんであれ、やはりわたしにとって音楽は恋愛であり宗教であるから、一つになりたい。のである。私の音楽を感じてくれたひとは必ず私を感じているはずだから、なあ。

2003年2月4日(火) はじまった

今日からプラネタレコ-ディングはじめだ。
やっぱりアルバム最初の一曲目はなかなか手間取る。
が、今日録音の曲は詩がめずらしく好きな曲で、思わずなんどもじ-んとしていた。
「思い出すなあ、、確かこの曲の詩はあのひとのイメ-ジにぴったり〜とか思ってたなあ」とか。。。おいおい、それじゃ公私混同。
私は以外と外見ににあわず、ときどきめるへん(平仮名表記でないといけません)も-どになってしまうこともあるのだ。
なかなか妥協せずみんなでがんばった甲斐あっていいできだなあ。。っと。
自分で思ってた音がやっぱりその通りに出来ていく姿はなによりも嬉しいなあ。。
とかいってもまだあと10曲かあ。。。

2003年2月5日(水) なぜ?

なかよしFちゃんはとってもかわいいし性格も良く気がつく私の女友達(ま、少ないですがね)のなかではダントツ!のランクにいる。
が、しかし男運が悪い。つい最近彼氏できてラブラブと思ってたらつき合って2週間後になんの脈絡もなく音信不通になったという。「なんでだあ?」それだけが知りたいとも思うと。。
確かに、ワケわからず連絡断ち切るのはひどすぎだよなあっと。周りはみんな忘れなさいというがそういうわけにもいかんだろうっと。どうしてかというとカレは無職だったが嫌なところがなんもないそうだ。「うう、わかるぞ、それ」っと。生理的に好きなんだからしゃあないなあっと。二人で思う事多し。「金じゃない。なんもいらない。
幸せにしてもらおうとなんておもわない」そうそう。「男が女を幸せにしなきゃ」というひとりよがりが女を不幸せにするのだ。幸せはそういうもんじゃない。
型なんてないんだぞ!現実を感じたままに!と、Fちゃんから逃げてる男に私は四の字ガタメしつつ言ってやりたい!!。。。っと。なぜか熱い。

2003年2月6日(木) 母コンサ-ト

母がアフリカから帰りしばし静かだとおもいきや、、アフリカで共演したシュトゥという打楽器奏者と群馬でコンサ-トをするんだと一人で悪戦苦闘していた。で、2/13なのだが、もうすぐだ。結構な歳でもういいじゃん。。と思いつつもまだやりつづけている母はやっぱりジャズが生きがい、ピアノ弾くのがなによりも生きる全てなんでしょうねえっと。まあ、そのために何度も離婚するは、父とは路上喧嘩して警察くるは、いきなり家出するは。。で私の精神状態に大きな傷を残したものの、母には母の人生。私は私で傷を認めた人生。まあ、受け入れてここまで生きてきたわけで。
う-ん。傷で困ったなあ。。という点は、人を待つという行為がとても苦手だ。
母はいきなりいなくなるわけで、普通の夕暮れどき待ってても裏切られたことが何度も何度もあった。そのためか、ひとを待っても来ないんじゃないか。。というドキドキにさいなまされ、別れたら二度と会えないんじゃあるまいか、、とさいなまされ、それはもう発作のようにぐるぐると渦をまく。何が恐いのかわからないが待つのは尋常じゃなく恐い。
ま、とはいえ、そんな傷があるからこそきっと今の自分があるのさあ!っと感謝もするかなあ。

http://www.dososhin.com/news/event.html
2/13 前橋テルサホ-ル  開場18:30  開演19:00
入場料 : 前売3,800円 当日4,000円(全自由席)

のところ、メ-ルくれた人先着10人無料御招待!!です。
カキアゲの傷のル-ツを知りたいひと、ど-ぞ。

2003年2月7日(金) テイク

いつもいつも悩むことはディレクションしてて、どのテイクを選ぶのか?ということだ。まあ、メロディの場合、おお来るぞお!っというところまでじっとじっと待つのだが、私なりに「監獄の中のイメ-ジで、、あ、でも窓は高い位置にね!」っとかわけわからん言葉をあびせ、、ああ、申し訳ないなあ。。とか。しばし。
なによりも言葉のセンスが私は常人からやや外れているのかあまり自分の言葉はひとには伝わらずのことが多い。言葉に自信なしなのだ。
やはり、これこそ!といういいテイクの積み重ねがあってこそ、やっとやっと人のどこかの琴線に触れるかもしれない可能性がやっと出てくるわけで、「常時愛激募集中」の私としたらそりゃあ真剣だ。
いつも他人の歌などのディレクションしてて思う事。
結果としてイイものつくればきっとわかってくれるから今はがまんして決してあきらめないぞー!だ。
いやあ、今日は何度も鳥肌。
そう、この鳥肌はけっこういいバロメ-タ-になる。
うん、立ってる、からよし!とよく思うなあ。。感じることがすべてです。

2003年2月10日(月) 前世ねえ

傷(怪我)多き人生を送っているKに実は自分の記憶には何もない生まれたときからついている傷があるという話をきいた。むむむ?しかもただの傷ではない、縫い合わせたような傷跡だという。小さいときから気になって親に訪ねたところ「生まれた時からあるから」なんだという。しかし場所が場所。気になる場所らしい。下腹部に横に10cmだ。
もう毛におおわれてよくわからないらしい。「オレのモノは跡付けかあ。。」と相当悩んだらしい。ま、そんなことより、どうして生まれながらに傷があるのか?そういうのを先天性欠損といって前世との関連ではとっても確かな物的証拠になるらしい。ちなみにKは「子供生みたい!」らしい。、うん?普通は「生ませたい!」んじゃないわけ?っというと確かにどうしても力んで力んでハ-!!っと生みたいらしい。そこでハっとするわけだが、確かにそのKの傷の位置、帝王切開?前世が女で生みたかったのかなあ。。とか。まあ最近の帝王切開は横切りというからなあ。
にしても、前世かあ。。っとあまりのいろいろな一致にしばし感慨。
誰かいませんかね?Kの前世の女の人知っているひと。
なにを託しているのかなあ。。っと。。。にしてもだ。
男に託すっていうのは相当無理あるんですけど。。どうしたらいいのかなあ。。。
やや、失敗?もしくは意味深?
いやあ、災難はKだなあ。 っと。

2003年2月11日(火) 形のみ

私はいつも曲を作る時は音を聴きながら即興していく。どうも耳で確かめないとまるっきりだめだ。感じるというポイントがとっても実在のものにしか反応しないのかもしれない。もしくは自分が体験できるものでないと全然わからない。
目で見えるもの、耳で聞こえるもの、触れられるもの。。。
よく音楽を作るというと凄い想像力っとおもわれがちだが、実はとっても現実的だ。
ふと、ひとのやさしさを感じるときも同じだと思った。
そのひとが行動をもって何をして、私になにを実際に感じさせてくれたかのみだ。
とっても現実的で。夢や空想からは程遠いなあっと。
一番ツボにはまった行動を与えられたときに感動して感謝するんだろうなあっと思う。
なにもス-パ-なことでなくてもそのひとができる範囲でできるだけのことをしてくれればいいと思う。
言うは易し行うは難しとはまさにだよなあ。。と最近よく思う。
音楽もできるだけバシっと届くものを作りたいし。
そのためには行うのみですねえ。。
今日はなぜかガッツ系だ。
まあ私は困った人にはできるだけ飛んでいって抱き締めてお金渡すという現実が大切と常々おもうわけですね。
募金活動している時間があったら時給のいいバイトして即寄付。
困っているひとは今、まさに今が辛いわけですからね。今、助けなきゃ意味なしです。

2003年2月13日(木) 母やら親族やら

今日は日帰りで群馬に母のコンサ-トにいってかえってきた。いろ-んな人に挨拶されたが、そのなかに親族も多々いた。血が繋がっているひとたちだ。不思議なもんで何が繋がっているかわからないが、血というものはなにか心の支えになるものなんでしょうねえ。吸血鬼って本当はすっごく繋がりたい一族なのかなあ。。と脱線。
コンサ-トはなぜか会場満員。凄いもんですねえ。
で、いきなり打楽器の壮絶な音よりはじまった。
さて、ンゴマ奏者とはいっても舞台の上でのパフォ-マンスになってしまうのがややもったいなかったがさすが呪術師。私はこの音で少しは運気がよくなりそ-。。とか思いつつ
母の本当に嬉しそうな演奏姿を見て、涙。
音楽はいい。
なんだかやはりいろいろあったが血は確かに繋がっている。
何かまだまだやりたいであろう母。でももう老いていってしまった母。
一緒にマイルスを聴き、マッコイタイナ-に会い、秋吉敏子をNY で一緒に聴き。。。
キリがないほどの音楽を聴かせてくれた。
私にとってやっぱりピアニストではない母なのである。師匠でもある。ル-ツなのだ。

2003年2月14日(金) またもや「性」かぁ!

今日は聖バレンタインデ-だ。渋谷のはずれでの打ち合わせが終わって街に歩いてたどりつくと。。。おいおい!なんじゃこれ?だ。でれでれとまあ、おめえら。よ-。。っというカップルに、何やら深刻な面持ちの勝負服女ども。まあ、いつまでたってもそういう女どもはブ-ツに網タイツ。タイトのミニスカ-トに白いショ-トコ-トとかなんでしょかね-。。(クリスマスのときの使いまわしだったりしてぇ〜)っと目線でヤジ飛ばしつつ
ああ、日本。やはり「性バレンタインデ-」
でもま、仕事場に戻ってみれば、海外からのグリ-ティングカ-ドがちらほら。もちろん男性からね。そうそう、アチラでは男から女でも女から男でもいいわけで。広い意味の「愛の日」。もちろん殉教者の記念日だったわけだけど。
そうねえ。「愛」ですか。。。
与えるとか与えられるとかそういうモノじゃないし。
性というわけでもなし。
う-ん。いったい「愛」とはなんなんでしょう。。どうもわからず切ない気分になりながらエロスだ、タナトスだ、と渦巻きつつ、いつか「ああ、これが愛ね」と感じる日を夢みて、今日はチョコは誰にもあげず!!でした。っと。

2003年2月17日(月) 佳境での欲望

ここのところずっと制作の佳境で、日常生活がほぼ無い。まあ、いつものことでしょって感じもするが。。今日はひざびさ泳いだりして体を整えている。なにせ20時間くらいずっと音を耳に集中させてるわけで、全身耳だけ、な気分になってきちゃうのだ。
でもまあ、徐々に自分の思い描いていた世界が構築されていくのは本当に嬉しい。
ところで、人によって佳境なときの欲望の種類が違っていておもしろい。
まあ、無人島に何をもっていくか?的なものなのだが、レコ-ディング中はほぼ尋常じゃないので似ている。う-ん。寝たい!というのは眠いからであって欲望ではないなあ。食べたい!というのもべつにだ。なんとなく出されるがままに食べ太ってしまった。。うう。まあこうやって考えると私はやはり金のかからない無欲な女であることが自分でよ-くわかってくる。
このセッション終わったら、マック買い替え、ソフトシンセ入れ替え、とかサンレコ的欲求くらいかなあ。。
あとは人にあってだらだらとゆっくりしたい。という欲求。後ろの予定がつかえていないときにゆっくりいろいろ話したりしたいなあ。。っと。人工音の無いところで。。

2003年2月25日(火) 心身共に

2月がホントに終わろうとしているのは驚きだ。ここのところあまり日にちの感覚が無くコンツメて作ってたため覚えているのは確か1月分の家賃をスタジオ抜け出し払ったこと。そして今日も払ったなんて信じられない。時間ってものはきっと共通のものではないなあっと確信。我ながら今回のアルバム作りは凄かったなあっと。やっと昨日終わったなんてなんだかゆめのようで。なんせアカペラは人間しか素材がないわけで、私やエンジニア含めみんな生身の人間ですからみなさん体調整えるのが大変だったなあ。。
私もほぼ不眠不休でまずファンデ-ションを塗らずアイメ-クのみ。次ぎアイメ-クもなし、そして終盤では寝起きのままという有り様。。ブ-スで仮眠しつつ作業しててもラ-ジで爆音でできあがったモノ聴くとうっとり。わずかぁ一瞬の快感の為ひたすら作業つづける自分はやはり心身共にマゾなんだっと今回あらためて納得。いや、マゾというよりかは一瞬の快感の為ならどんな苦にも耐えるぞおっと。いうことにしときましょ。昨日は死ぬかとおもいきや今日はもうイキイキとジムで泳いだりしてる私は、やはりみんなが言うよう人間?ってふと感じたなあ。。人間だけどね。

2003年2月26日(水) 価値観

やっと仕事場での制作にもどったとたんに方々からの電話があり、そのなかにやはり母からのこのあいだのコンサ-トの自慢電話もあった。どちらがいいたかったか解らずだが
あいかわらず父の小悪口をほざいてた。母は音楽のひとだが父は本当に普通のひとなのでまるっきり価値観がちがうのだろうからしょうがないだろうとはおもうが。。
母いわく「女は金銭価値のちがう男とだけは一緒になったら不幸だ」っと。なんとかこれは解る。だが、よくいわれつづけ納得できそうでできないのが「男のひとに食事をおごられても申し訳ないっておもわない女になれ」との教え。そのぐらいの価値が自分にはあるんだと自信をもてるようになれとのことらしいが、なかなか。。それは難しい。なんだかめっきりそういう自信は実はありそうでないのだ。母の教えでは「男はそうすることが喜びなんだから気持よくそうさせてあげなさい」っと。。まあねえ。。でも割り勘がほっとしてしまうのはいけませんかねえ。。なんだかほんわか春のこのごろ自分の価値はなんだろう。。っとひざびざ思う次第であります。。。うう。

2003年2月28日(金) 匂い

ヒトが記憶喪失になったとき何かの拍子で記憶が戻るきっかけになるのが匂いなんだそうだ。やはり食べ物を食べる時の生死にかかわる問題ではあるわけで必ず意味もなく鼻先2mmくらいまで食べる前に匂い嗅いでいる友人もいる。まあ食べ物にかぎらず匂いを嗅ぐというのはけっこうなバロメ-タ-になっているところがある。髪の毛なんて臭いだけで(タバコとか焼肉)もうなんにもやる気喪失してしまう。私はよく香水をプレゼントされるのだが実は香水は一般的にはホントダメダメだ(いただいといてすいません)。とはいうものの好きな香水はいつも探し求めていろいろ試してはいる。香りそのものはとても好きでロクシタンのル-ムフレグランスとお香、アロマではパイン系。で最近やっとお気に入りの香水をみつけた。「CREED」の"GREEN IRISH TWEED" だ。説明はなかなか難しいのでどこかで私に出逢った時は「う-んこれかあ」っと嗅いでみてください。

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