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2003年1月2日(木) あけまして

と、みな口々にいうものなんで、どうも本当になにかが終わってなにかが始まったように感じるのが不思議だ。私は、ふと思い付いてチベット(群馬)に帰省してみた。最近ではすっかり一夜を共にする程度の人間つき合いしかなかったせいか、2泊は相当応えた。。絶えまないひとの話声やテレビの音。。あ〜も〜だめだ〜!っとヘトヘトになりながら、いかに普段静かに制作にいそしんでいるか(爆音だが)思い知った。。
このままじゃあ、ますます偏屈になっちゃうなあっとか。しみじみしつつ、高崎駅で上州限定木枯らしもんじろうのキティちゃんとか買って(すげ笠に足袋すがた)即効東京に戻った。。まあ、ホ-メストのCM(プラネタのタイアップ)がはじめてみられたりそこかしこの音効さんによる自分の曲の使われ方とか聴いたりして、ふむふむ。。とはなったお正月であった。

2003年1月3日(金) CM

なにげ〜にテレビをつけたら、ばったり自分の歌声が。。いやあ、びっくりしたな。
(っと言いたいとこだが、実は出来上がりを見ていなかったので心配で時々テレビつけてまわしたりしてた。。)
確か1/2からオンエア-されている、メナ-ドのリップのCMだ。タイアップなので名前もしっかりはいってた。よしよし。これでいやがおうでも自分の声が日本全国つつうらうらのお茶の間に流れてしまう。。のは快感。なんといってもココの部屋で詩考えたりメロ歌ったり、鬼のような編集したりのいわばコマか-い日記のようなものがいきなりどわあっと断片だけオンエアされるのはとっても不思議で、いつもCMの場合は違和感を覚える。例えばいきなり自分のヌ-ド写真がネットにのってしまった!(そんなことはありえないが)のを発見!したような感じかなあ。。う-ん、チラっとだから下着写真かなあ。。ま、どうでもいいが。。作曲なんて(精神的)露出狂なようなもんだからまあ、そんなとこですかね。っと。

2003年1月4日(土) 映画

女にモテたくてスカしたDJを売りにしていると思われた[I]が実は離島の人のために映画を体育館とかで上映するボランティアをやっていたことが発覚。まあ、えらいはえらいが本当はもっと身近な人を助けるべきのような気も。。。ということで[I]と映画とCDについて語った。私は映画はほぼ完成型の娯楽だとおもっている。無声映画やいろいろな段階があったにしろ、とりあえず、今はできあがったなあっと。それに対してCDという娯楽の形はまだまだ発展途上だ。と私はつねづね思う。誰も映画俳優にそれと同じ役で演劇をやってくれとは言わないのに、CDの場合、CDをライブしてくれという。CDという音楽は最近の機材の発展とともにもう非現実な気がする。映画のセットのように。で、どうせなら、とことんできる限りをやりたいとも思う。別にそれが生で演奏できなくてあたりまえだ。聴く人を未知の世界へ音だけで連れていける。そんなのが本当はCD音楽なんじゃないか。。と。ライブはライブで演劇のように別モノとしてやりたいなああっと。まあ、私はCDでは幻想的未体験世界のような映画的なものを目指したい。。と
熱く語った、、があまり伝わらなかったようだ。。。で、[I]には次回おじいちゃんの為ロマンポルノ系を二本立てでもっていきなさい。。。と。。そんな程度かもなあ。。きっと喜ぶぞなあ。。と。

2003年1月6日(月) イメ-ジ

私には誤ったいろいろなイメ-ジがあるらしい。でも、当たり前だ。写真でくらいしか人前には出ていないわけだし。そこからひとが受ける印象は実際と同じであるわけがない。初対面のひとに「え!こんなひとだったんですかあ。。」と言われること多し。。どうあればいいのかなあ。。まず、料理。まったくしないひとだと思われがちだ。ところが実はやるときはやる(やった)もんだ。ここのところ本当にしない。だが、いわゆる包丁ももったことがないとかじゃあないぞ。ケ-キだってレシピなんて見るわけもなし、素材(野菜)から作るほどの懲り性ではある。ただ、自分が食べるのではなく人に食べてもらうのが好きでひとりだとまるっきりしないというのが難だ。あとは掃除。コレは見えるところだけは凄く綺麗にしている。ただ見えないところはカオスだ。神経衰弱ゲ-ムのような一か八かなくじを引くような気分でモノ探す。。。CDもケ-スにはいってることがほぼない。。
まあ、一般的(人に見えるところ)には掃除好きということかな。。

2003年1月7日(火) 裏日記

ここで書いている日記はかろうじて表日記だ。イニシャルででてくる登場人物はすべて本当に実在しているし、ちゃんと嘘のない(誇張もしくはヤバいとこ省かれているが)事実に基づいている。そのほうがもし私に会った日にはアノHPの日記に暴露されるかも。。という緊張のもと過ごせるというオマケがつくし。。。
が、実は。裏日記という(ホントはこちらが表だ)のもたまにつけている。こちらはおおよそ人に言えないが懺悔しとかなきゃ生きてケないようなモノ。とか、あまりに良すぎてたまらんモノとか。。そういう過度なしかし嘘いつわりのない感情を文字というものにかろうじておきかえて保存してある。が、結構のちのち役に立つ。歌詞のネタには本当によくこの裏日記が使われる。もちろん整理整頓がカオスな私はマックにせっせと打ち込んでるだけで、分厚い日記帳なるものはない。まあ、こうやって考えれば、さすが「書上」というだけにか、音楽以外、文字を書くことはとても自分の表現のひとつらしい。。。名は体をあらわすか。。。ふ。 まとまった。。。うん?上(あげ)ってなんだ?ところで。。。

2003年1月10日(金) しばしさぼりがち

結構つづいた日記(意地もあるが)なため、たまに休むと大丈夫か〜〜っと声がかかるまでになってきた。。このあいだも日記に書いたとおり、この表日記が停止中は裏日記が活発になってしまってるということで、まあ、御想像におまかせで、裏私生活をカキアゲは営んでいるんだと思ってください。。
まあ、そんな裏とは関係なく懐かしい友人にも再会したりした。まあ、年何回も会わぬF建築君だ。バルセロナから帰ってくるたび私の新作を聴いたりしていろんな四方山話しをするわけで、気分は学生のまんまだ。で、バロックはFによると、ゲルマン系ミュ-ジックだそうだ。う-ん。よくわからんが、あんまり時間もなくまたちゃんと聞かなきゃ。。彼はもうすぐ結婚を決断しようとしているらしく、「果たしてセックスと結婚は別か」ということをえらく悩んでおられた。なので、「セックスが結婚にならないとのちのち辛いとおもうよ〜」と無責任な発言を浴びせて、またいつかね-。。っと。まあ、思うに男女の友情のほうがかえってセックス悩み相談はできるのかもしれないなあ。。。女同士のように比較、戦わずにすむから。っと。

2003年1月11日(土) せっかち

わたしはせっかちだ。なんにしても結果が欲しい。話ならオチ。まあそのくらいならいいが、せっかちはきっと相手を楽しませもするが傷付かせもしちゃうなあっと最近結果をあまりに望むのはやめようと反省懺悔な日々を送ろうとしている。。
今日は秘密会合に出席した。「建築・都市は誰のものか」という題材のもとあらゆる業種の人が集まってレクチャ-、討論した後、お食事会という普段のエロ小ばなしではイケない場だった。なかなか話は広がってしまい税制についてやら地方分権やら、、。
オチはどこだ?と思わずせっかちになってしまいがち。。。やっぱり、私のような生きている限られた時間に勝負しなきゃ、と思っている側はあまりにせっぱつまっているのが現状だ。だれかがなんとかしてくれたら、はありえなく、自分がなんとかしなきゃなにも始まらない。
が、まてよ。
またせっかち病だ。
何にいつもこんなに追われているのか自分でもわからなくなる。
というわけで、生理学的観点より女性の生理周期と性欲および制作欲について研究者の方とお話ができたり、建築家のT氏とのブ-レ-ズのお話。S検事による娼婦論。すべてとてもなるほど。。。オチは自分であとづけできますねえ。。。です。

2003年1月12日(日) 単一嗜好性

私は(まあバレてるが)偏執狂に近い。なんでも好きになると凝る。ときどきドカっと飽きてバサっと捨てるのだが、そうでないかぎりずっと同じでいい。まず下着は間違いなくおなじものを3つ以上は持っている。ベルトも色違いを買うことおおし。今日はまたもや色違いの靴を買った。たまに「おお!コレこそは私の為に作られたモノだあ!」と思うと金額無視で買う。まあ滅多なことじゃあないがそういうときは物欲というよりかは所有せねばならぬとまで思う。次ナル所有欲はこれまた材質違いの腕時計だ。腕時計はそうそう気に入るものがなく手首が(自慢じゃないが細いので)微妙なカ-ブとかがとても気になる。やっとぴったりのモノが見つかりお気に入りなのだ。で、材質違いが欲しい。。。(が、ぶち高いのでめずらしく我慢)というわけで、私に気に入られたら、結構激しいのである。。。人間だけは材質違いとか色違いがないので、これが困るんだなあ。。

2003年1月14日(火) 毒舌近況報告

今日はCHAと毒舌近況報告をしあった。出逢ったのはもう10年くらい前かなあ。あのときは徴兵制がイヤで日本で学生をしているとかなんとか言っていたのが今では立派に助教授をしている。あいかわらず話しは「間」だらけ。まあその間に思考しているというもののホントかなあ。めちゃめちゃ天上の高いアラビア系のインテリアの店に入ったら「ひいおばあちゃんの家をおもいだすなあ」とか。。もともとはモロッコにあった家柄らしい。。で、毒舌近況とはまあ、今の音楽生活のことだが、温和な彼もときには爆発するらしい。「なぜ?」という疑問がすべてにおよんだときらしい。まあ私も同じ。「なぜ」と「もし」があったら死ぬまで想像は尽きない。「もし。。。だったら」は未来のことではなくだいたい過去を後悔しての想像だ。ふと思うのだが、結局たった「今」に対しての不満はほとんど無く、過去の想像、未来、しかも結構遠い未来を悲観しては悩みはうまれる。記憶からの統計でしか想像できない今考える未来は、本当の未来じゃなく、きっと意味のないことなんだ、とはわかっているのにねえ。。
それでいて偶然はありえない、必然だ。とか言ってたら、ああ、もうなんも考えません!ただ今だけ。。になってしまいますねえ。っと。

2003年1月15日(水) やりくり

毎日の時間のやりくりはこんな自由業のひとたちはやっぱり大変なんだろうなあっと考える。私は眠くて眠くて〜までほとんど(なんらかの)作業しているのでパタっと寝てしまい朝(昼)起きると、あれえ今日なんだっけ-?っという感じだ。午後からの打ち合わせ程度なら目覚ましかけずなんで、起きた瞬間はなにも覚えていない。で、やりくりをはじめる。が、砕かれる。でまたやりくりする。で砕かれる。のくりかえし。
今日はやりくりで溜めたプラネタの新譜の音合わせに行き、ふむふむ。「私たち人間とおもってないでしょ-」という笑顔のクレ-ムに耐えつつ、録音予想図を練り直さなきゃだ。実際練習で歌うのと録音は実は全然違うところに気をつかう。
デ-タのやりくり。細かい時間のやりくり。こんなやりくりに追われてよく財布のなかみがうん百円しかないことに気付くのが遅い。。。コンビニでカ-ドっつ-のもなあ。。。
ふう。

2003年1月16日(木) よくいうプラス思考とか

プラス思考ですね!っとか輝く顔であいづちをうたれるとよく考えてしまう。「はたしてプラスって(増えるとかそういう)いいことなわけ?」と。日本人的わびさび感からするとマイナスってそう悪いものじゃないはずなのに。。まあ、これもサラリ-マン用語なのかなあ。っと。私には数少ないサラリ-マンの友人Yが教えてくれた。他にも、エレベ-タ-が各界に止ったとき「お、各駅停車だなっ」とかいうのはサラリ-マンおやじギャグなんだそうだ。(寒)あ、あと、話しているとき「逆に!」とか逆でもないのに接続詞でやたら入れてたいそうな話しをしてるふう。。なのもサラリ-マン用語だそうだ。確かに。。
そんなYにとったら「ごめ-んその日だめだから、トラでお願いね!」とかびびってた。トラとはミュ-ジシャン用語で代理の人の意味だ。う-ん。そういえば、なんでトラなんだろう。。他にも「ケツまで一発でイキましょう!」とか。。。ねえ。(最後まで一気に続けて録音しましょう。の意味)

2003年1月17日(金) メニュ-とは

今日はヌ-ベルシノワのお店に食べにいった。いつもいってたお店のシェフが変わってしまってつまらなかったので新規開拓。たまには大人な会話と食事もしないと。。と。が、最近そのいわゆるフレンチとかイタリアンとかではない合体系のレストランのメニュ-はまるっきり、何が言いたいのか、何をメインな料理なのかが把握しずらい。
今日は中華とフレンチの合体なので「う!なぜここにゴルゴンゾ-ラがあ。。」とかたたですら惑わされるのに肝心のメニュ-の売りが文章長過ぎてわからない。ま、面倒なので相方に全部まかせてしまった。(やはり 酢豚とか坦々麺とかおいおいってぐらい直球を注文しててあせった。ヌ-ベルシノワを堪能させてくれ!っと。)
う-ん。絵でも音楽でも食事でも、文章で相手に伝えようとするとやっぱり大変。
メニュ-はさらに右端には値段もあるからそれも凄く参考になる。なんだか高いもののほうが気合いはいってそう。。とか。。
いやあ、酢豚。おいしかったなあ。。。ホントに酢と豚だった。(野菜とかなかった)
さてアルバムのタイトルとかも、酢豚みたいにすっきりと見てよし!わかってよし!食べてよし!ってなかなかないなあ。

2003年1月18日(土) 押し売り

仕事場に押し売りが来た。過ってドアを開けてしまった。手には爪きりセットとか目覚まし時計とか随分と押し売りくさくないものをしている。「ひょっとして押し売り?」と問いたら「ああ、まあ、そのお、雑貨屋をやっていたんですが潰れまして、在庫を。。」っとなんだかもの悲しい。「ああ、やっぱり押し売りだ!、で、何が押しなわけ?」「はい。この爪きりセットと目覚まし二つで1000円です」「あ、ちゃんと切れるの?」「はい、保証書つけます!」「まあ、いいや。目覚まし欲しかったし買うよ」
というわけで、押しうられたのである。なにやら話しを聞くと止ってるタクシ-にも売り付けたりこの仕事場の上の階のひとにも売ったらしい。そうそう、なんで私が買ったかというと上の人だ。ずっとずっとウチの爆音が気になっていたが訪ねてもでてくれない。が、めざましを買うということは熟睡してるってことか。ふむふむ。「上の階でコノ爆音きこえた?」「いいえなんも聞こえませんでしたが凄いっすね」
との押し売りによる情報にお駄賃。というかんじだったのである。

2003年1月19日(日) 嗜好品

私は見た目に似合わずお酒タバコはダメだ。唯一の嗜好品はコ-ヒ-なわけで、紅茶、緑茶もほとんど飲まない。永遠と一日コ-ヒ-を飲んでいる。が、回りに煎りたて豆を売っているところがなくしぶしぶネットでウチの下僕と化してる宅急便のお兄さんに運ばせている。が、間違ってひいていない豆のまま注文してしまった。さて、ウチにはミルがない。最近コ-ヒ-を手で入れるのが時間がかかって嫌だったのでコ-ヒ-メ-カ-を買ったのに使うとおいしくないのでまた手でいれてる。今度は豆をせっせとフ-ドプロセッサ-でちみちみぶいんぶいんと砕いてやっと使っている。が、もう嫌になった。こんなに時間かかって-!わたしはせっかちなんだあ!明日の命がないかもだぞ!っと。
前にも書いたが何がいったいプラス思考か?っと。洗濯も時間の無駄と考え(めんどくさいだけだが)靴下、タオル等は使い捨てでいいや!じゃ、豆も無かったものとかんがえよ-!喫茶店で高いの飲んだんだってことにしよ-!っと。と、Yuに言ったら大反対。コ-ヒ-ミルを買いなさい!と。買わないのなら持っていくぞと。お前は環境を食べ物をなんと思っている!っと。う-ん。どっちがプラス思考なんだ。。私は時間短縮がしたい、余分なモノを増やすのはイケナイぞっと。理由をみつけ、(Yuには内緒で)今傷心でひいた豆を注文しました。うう。。

2003年1月20日(月) ステレオラブ

私は仕事場で和むことはほとんどない。音楽は爆音でかかっているのだがほとんど制作のネタで気分転換でもやはりネタを仕込んでいる頭になってしまっている。
しょうがないチカラワザで例えばエイフェックスツインでキックの芯を学びペンデレツキのクラスタ-で浮遊感を学び、、という強制気分転換のような感じかも知れない。
最近はプラネタのアカペラのネタ仕込みにはライヒ、ドンナマッケヴィット、マショ-、にはじまり、ステレオラブをよく聴く。実はあまりラウンジ系は聴かないのだがステレオラブは何かと聴いている。クラシックのアルバムのネタに聴いてるっていうのもなんだかなのだがまあ、ノンビブラ-ト系ということで。。ところで最近なんの変哲もない作者不明のフォ-クソングの詩にじ〜んとしたりしている。なんも奇をてらってない、無意識の「つくったかなどうかな」の詩が凄いのである。核心なんてうんうんうなって出るもんじゃあないなあっと。。。。まだまだ私はいろいろ聴いてネタ仕込んでうなって作っているウチは青いぞ、と。ふう。

2003年1月21日(火) ゆいこ

今日は吉祥寺のスタ-パインズカフェにゆいこちゃんのライブを見にいった。いやいやとってもよかった!とにかく「来る!」そんな気がする。わたしの「来る」は適中率がかなり高いのでマジで来るでしょう。
ふと私がナミさんと一緒にベルリンとかでライブをしていたころを思い出した。なんでもかんでもつき進むことだけを考えてたというか何も考えずにひたすら演奏してたころ。
さて、女の歌手は男の歌手と違って「のりうつり系」が好きだ。巫女、シャ-マン系だ。
そのひとであってそのひとではない。何かと通じナニカの言葉を唸ることが女にはできる。自分なりのつながっているナニカから歌えるのは本当に気持がよく恍惚なんである。うまい、下手、音程、そんなもんじゃない。
きっと女の歌にはその奥にでかい、深いなにかがずるうっとつながっている。
いやいや、よかったぞ。ライブ。
私もはやく歌いたいな〜(つくりたい!か)なんて思った。
さらけだすのはきもちいい。さらけだされるのもきもちいい。

2003年1月22日(水) ひとりマッシブアタック

“MASSIVE ATTACK 来日公演” !!こりゃ、嬉しい。3月なのだが、実はもうすぐでる新譜も予約済。るるるなのである。やっぱりなかなか男っぽいヤツがだんだんコノヨからいなくなっていってるなか、マッシブアタックは男でいてくれ!といつも思う。
トリッキ-がなんだかふにゃちん系になってしまい。。うううだったので。
他にも好きなトリップホップ系のバンドはあるにしろ、もうちょっとエレクトロよりだしややフェミニンだ。
私はそういえば、バロックを作るときいつも「ひとりマッシブアタック」というのを念頭においてた。よくエキオペが誰かをしらないひとが音を作っているひとが女とは。。!と びびることがあったが、私は手術もしてないしちゃんと戸籍も女だ。
別に陰に男を仕込んでいるわけでもなくコツコツとひとりマッシブアタック。だ。
というわけで、プラネタ終わったら(まだこれからなんだけど)また野郎系に戻らせていただきます!ううう。キックがノイズがつまみが私を呼んでいる〜〜禁断症状ぎみ。

2003年1月23日(木) アレンジ終了の巻

やっとプラネタのアルバムアレンジ終了し、ここからレコ-ディング準備、そんでもって録音、ミックスとまだまだ機織りはつづくのだが。。ま、ひとまずひとくぎりでホっとした。いつもプラネタのアルバムにはこれでもか!というミニマルな新曲を作っていたのだが、今回も、実は作った。しかも考えて考えて2曲も。でもやはり、昨日思い直してまたもや別曲を制作。アルバム全曲自分で作るとなるとやはりト-タルを考えてしまう。今回「お!」っと驚く曲を収録するつもりなので御期待を。。私にとって労働やら労力は納得さえすれば短かろうが長かろうがどうでもいいやって感じだ。無欲なわけじゃないけど、どこかで納得できないと、便秘中のようにいつもたずさえて重く苦しい。
そうそう、私がいつも新曲をたずさえてポニキャンにいくと、会議室ではみんな集まって譜読みや歌詞チェックやらしている。「じゃ、次ぎの曲はスカトロフェア-ね!」とか
(御存知スカボロフェア)言ってもやっと冷ややかに笑ってはくれるものの、ホント今日しみじみ思ったが、みんなドイツ語やらイタリア語やらぶつぶつ言ってて頭よさそうな集団なのである。。。(よさそうじゃなくていいです)いやあ、録音、楽しみです。
作るのは楽しいし、音になるのはもっと楽しいぞ!マゾな私は過酷な労働も好きなのかもだ。

2003年1月24日(金) 12K/LINE

今日は12K/LINE のライブ?に六本木ヒルズにいった。音響エレクトロニカ系なんで
ぶちっ  つ- ブブ- シャ- を延々ラップトップに向かって意味あるのかないのかでマウスで操作している。。いつも思うがラップトップに向かって画面見ている顔みながら小さい音出すのを見にいくのはみんなおもしろいのかなあっと。
ま、昨日は六本木ヒルズを見たいというのもあったし。。
で、飽きて併設カフェでまったりしていたら、となりの女のコが「いつもココはこういう音なんですかあ?みんな楽しいのですかあ?」とかなりな質問。「いやあ、ココはじめてなんで、、リサ-チに。。」「あ、音楽の方なんですかあ?踊ろうと思って来たのに寒いし踊れないし、、」と。彼女らは週末はとにかく踊って果てて寝るのだそうだ。
本当にそういう純粋なひとも来るのかあ。。と驚く。「何を楽しめばいいんですかあ?」っというので「う-ん、寒さに耐え、わずかの変化に喜ぶ禅の世界かあ。。」っと。一同爆笑で、しばし来ている人たちの人間観察で楽しんだ。どうも性をかんじない人種だなああ。とか。
たまたま来ていたシャルルに今日の12K/LINE のひとたちを紹介してもらってしばし御歓談。今日の中ではniboがよかったぞっと。が、帰りに食べた一蘭のラ-メンにすべては負けたような。。。

2003年1月26日(日) ひさびさ

今日はやっと注文したZEBRAVILLEのCDが届いて、朝からテンションは結構上がった。
試聴もせず、気合い一発買いだったので、まあ大半はダメなのに、これはよかった。
歌はもちろん大好きいっぽんちょ-しのウィスパ-。メロがなんだかいい。それでいて管楽器とか入っちゃったりして、でも暑くなくてとってもいい。みんなで楽しくわいわいしながら作ったと解説にあったが、そのとうり。生活がにじんでいる。ハ-トマ-クな音なのだ。「う-ん!こ-いうのわたしもつくりた-い」とか聴いてて燃え燃えになってきたが、さて、まてよ。みんなで楽しくワインでものみながらわいわいと。。。とかいう生活をまずせねば、、ありえない、のか。う-ん。「病は気から。音楽は生活から。」そんなああ。。っと、まずはランチにセロリ生ジュ-スを頼み、外堀の外堀から責めてみよう。と。遠いな。。。やはり我が道をいきます。

2003年1月28日(火) 芸術新潮

評論家の大伴氏より、芸術新潮を見よ!とのお達し。さっそく見てみれば、むむむ。おぬし、私の日々唱えていることではないかい。絶対私のCD聴いたぞ。とか一人で鼻息荒く読んでいた。「バロック大国ニッポン」という特集。そうそう、そのとうり。日本だって写真集をバロックでつくれるのだ、立派に。しかも筋道たてて。。と
いっつも思っていた。過剰な悲しさ、過剰のなかの統制美。やらずにはいられない宗教心、とか。ねえ。隙間恐恐怖症なのは歌舞伎町みたって、隙間家具の氾濫みたって、変な片付け名人がそこかしこの隙間に(不要な)モノ片付けたりするのみればこれは国民性なんですね。しかし、この特集、ちょっとツメが甘いぞ。と感じる。得にバロック日本五箇条というのはかなり間違っている。モノを作る私だからおもうのだが。。
凝り性、偏執狂という特質のある私なもんでなんだか痛いほどバロックをヤリたい気持がよくわかるなあ。。。っと。

2003年1月29日(水) 傷多し人生

なぜか怪我をするひとがいる。が、奇跡的に回復するひとが回りには多い。Mちゃんもはじめてのスキ-で背骨を折ってしまったが今はまるっきり言われてもわからない。が、しかし、Kは半端ではない。まず顔にはかすかに2本線の傷跡。これはスキ-場で顔の上をザクっと滑られざっくり切ったあと。建築現場からガラスの山の中に落ちて手の腱を切りしばし指の中に針金いれて固定してたとか。。そして去年までは交通事故で当てられ車椅子で立てなかったそうだ。。普通より機敏に体力ありそう見えるのでどうしても想像できないのだが。。指もよく動いてたし。。まあ、Kの話しをふむふむと聞いていると人間はやっぱり生命力とか回復力は半端じゃないなっと。ゴキブリの次ぎくらいかなあ?とか思ってしまう。まあそれでも自殺ができるのだから、その意志の強さたるや生命力以上ってことかなあ。ということは生きよう!って思う限り結構生きられるのかも。そうそう、Kの友人は崖から落ちて頭ぱっくり開いた後、縫い合わせ、今ではパイロットだとか。。自分が恐怖を感じるボ-ダ-ラインも訓練であがるねえっと。多少のでかい失敗や怪我もチカラになるんでしょうね。大体恐ろしいほどの失敗談を平気で語れる人間のほうが強いものね。

2003年1月30日(木) イメ-ジ伝達能力

今日、歌詞を英訳を頼んでいたりんちゃんからメ-ルでできあがったとのお知らせ。
う-ん。さすが!ぴったり!なのだ。私はやはりネイティブなひとに今の言葉でちゃんと歌にしたほうがいいなあっと以心伝心のりんちゃんに頼んでいるのである。
まあ、同じ女。切ないおんな心がわかるのでしょう。さて、だいたい音楽では私が思ったように伝達されていることが多い。歌詞などついていなくてもだいたいのイメ-ジが同じに伝わるのは驚くばかりであるが。。さて最近のこまめなメ-ルの大ハヤリ。恋人同士となったら一日何十通もやりとりする(らしい)だが、噂の真相によれば、メ-ルのやり取りが激しいカップルほど頻繁に会うらしい。う-ん。これをただの仲良しと考えるか否か。わたしの経験では、サクっと返してしまう単文に恋心はとても莫大な想像が膨らみ物語りは各自進行してしまい妄想で螺旋に食い違い会うしか方法がなくなってしまうのではないか。。。っと。
やはり、目を見つめあう事がなによりも大切なんでしょうねえ。。と。
あまりサクっと単文メ-ルのやりとりは寂しいとはいえ恋には向くわけないですね。と。
思うのであります。   百文は一見にしかず。

2003年1月31日(金) 顔というマンダラ

「 顔は存在のマンダラだと思う。」と言い切っているのは田口ランディ。本当にそう思う。電話でやりとり、メ-ルのやりとり、でもまあわかるのではあるが、顔こそがほぼ全てではないか、、と私も思う。あらゆる個人の背後にある膨大なデ-タがそこには集約されているし、親は子の顔みて嘘かどうか直ぐわかるし、恋人でもそうだし、仕事上でもそうだ。顔色をみながら日々何をすべきかを考える。(いい意味でやってます。。)
顔で選ぶなんて。。とかいうけど、美形かどうかではない。選んでいるのはきっともっともっと膨大なそのひととの関わりがうまくいくかの判断だろう。
ただ、見なれてくると、実にその人のあらゆる癖とかがわかって、眉ひとつでむむっとわかるようになる。いやいや、ホント、顔はすごい。
言葉より、なにより、凄い器官だなあっと。 私は人を顔で選びます。

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