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2002年7月1日(月) ゲイプライド

長年の友人m君からメ-ルが届き、先週土曜がパリとサンフランシスコのゲイプライドだったそうです。これは同性愛者の社会的平等を訴えるデモ行進のことですが、政治色は勿論強いけれども、言ってみれば一年に一度のゲイのお祭りで、皆好きな格好をして(ドラッグクイーンから半裸の筋肉美少年まで)大音量のテクノに合わせて踊る、派手なパレードとしての一面がむしろ有名です。今年は60万人の人出とのこと。     m君は初めて行進に参加したそうです。m君はシルクハット型でシースルーの帽子をかぶってたくさん写真をとられたそうで。。確かに日本に来たときなどでも十分すぎるほど目立ちますからね。それにしても60万人。凄いですね。以前上毛カルタのお話のときでました群馬県の人口がまあ力を合わせて200万人とすると、一家3人から4人の家族のうち一人がゲイでパレ-ドに参加ってことですかね。ま、実際にはヨ-ロッパじゅうから集まるんでしょうが。。凄いですね。60万人。。私はホントゲイの友人知人が多いし、自分の恋愛感覚はゲイの人に近いだろうなあと感じているだけに、日本ももっと公になればいいなあとかんじてます。  あ、いっときますが私は女です。

2002年7月2日(火) いとでんわ

もはや携帯にでもなんにでもメ-ル機能がついているせいか、電話というものをしなくなったような気がします。ちょっとした用事はメ-ルですます。というのが私のなかでのなんだか相手に対する時間的な配慮なような気がするのかもしれません。私はなにか作っているときはほとんどソレ以外のことができないので、ちょっとした用事でその場を離れるとナニをしていたか忘れてしまってまた最初からやりなおし、もしくは二度とできません。ので、メ-ルは有り難いのですが、よく一言で質問がくると、例えば「それって***のこと?」のようにまた一言でサクと返すと、またちびっと一言。で、またちょっとたってちびっと。。。と。今日はそんなで直接話せば5分かもしれないのに片手間、片手間で何時間かにわたって何十通もやりとりしてた。。なんてことがありました。なんだか糸電話のようでけっこう面白かったりもします。途中やや軽い喧嘩したりして何時間か中断したりして、やや反省してまた一言。。う-ん、と占いのように相手の出方をみたり。。。念じてみたり。。話せば一つの結果になるべきことが、糸電話のため誤解があってかまるっきり別結果におさまったような。。。こういうのが連歌の楽しみなんでしょうかね。。

2002年7月5日(金) 江戸プロジェクト

今日はひさびさの江戸プロジェクト会議がありました。フォトグラファ-の中村一弘会長、私副会長、名誉会長の日光江戸村副社長のトップ会議だったわけですが、あいにく副社長、日光から戻れぬという急な知らせ。。ま、せっかくなんで中村氏とインド料理を食べながら世間話し。うん?なんでインド。。江戸じゃない!とは思いつつ、今日は金曜だったためどこも激混み。やむを得ない判断でした。中村氏は最近しばしグランドキャニオンのあたりを車で横断しつつ遊んでたらしいです。あいかわらず派手な。。本当は写真もとろうと思ったらしいですが、「ああ、地球が割れている!」というぐらいの圧倒的な風景には片手間に写真なぞとれず、自分の感じた思いは具現化できないっと撮らずに帰ってきたらしいです。以前ヒマラヤを撮ろう!っと高山病に負けじと昇ったにもかかわらずやはり撮らず、、。だったとか。私の提供話題は、彼のように壮大ではなく「日光江戸村のとなりに日光エロ村はどうか?」というオヤジな発想。言ってるそばからク-ルな中村氏にあっさり却下されました。結構まじな話題だったのですが、ダメでした。
そういえば、彼の友人は新横浜にラブホを四億円で買ったそうです。。。すごい。安いような高いような。。ま、そんなかんなであまり江戸には関係ない最近の自分の興味あることを話して無事終了。来週また副社長交えて今日の会議の結果報告会をやることを誓って解散しました。エロ村、イケル!と思ったのになあ。。。そうそうノイズのCDアルバムのタイトルで「ノイジ-ライダ-」っていう案も別件でお断りされてますね。。。
このテの駄洒落はだめなんですねえ。。帰り際に中村氏に「もうカッコつけははやんないぞ-!これからは汚れた時代だ!」っと負け犬の遠ぼえをしました。

2002年7月6日(土) 木住野佳子さん!

今日は夜渋谷Jz-brat で木住野佳子さんのジャズのライブを聴きにいきました。まあ、おしゃれなバ-に木住野さんの美貌が映えますねえ。もちろんピアノもいいんですが、なにせかっちょいい。が、ト-クが気さくでプチ毒舌でいいバランスでした。ゲストには白鳥英美子さんがこれまた渋い歌を聴かせて下さいまして、なんとも美人だわ盛り沢山だわでおとくな夜でした。ちょうど、行くぎりぎりまでアレンジしてた曲を偶然にも歌ってもらったりしちゃって、なるほど。。。勉強に。私は母がジャズキチなんで小さいころからナニカと聞かされてきただけに最近は関係ないジャンルをやってるとはいえジャズの匂いだけでじ-んとします。木住野さんのピアノをききながらしばし感慨。ライブ後きゃっきゃとギャル話しを楽しみつつ、カキアゲさん寝てなさそ-だからNYでのお土産のハ-ブティね!っとかねえさんやさしい。というわけでカモミ-ル飲んでぐっすり今日は寝てみようか、、、とか思いつつ白鳥さんも可愛いし、木住野さんもかわいいし、年上の女が可愛い!と感じるようになった私はいったい。。。ああ、ぐっすりねましょう。

2002年7月7日(日) 七夕

七夕とかそういう行事がどうもピンとこないのはきっと旧暦で祝わないからだろうなあと感じます。お正月もきっと旧暦ならば初春とあってもなるほどっと感じそうです。
というわけで、いつも七夕には決して星がみえなくても「だって旧暦じゃないもん」と何気ない気持で落ち込まないようにしてます。と、意外と私はそういう年中行事が好きで「ハレ」な気分を盛り上げる演出が楽しかったりします。お盆とかも親戚中の大人達が結託して子供を騙し、「でた、みた、いた。。」っと驚かし、おかげでこんなに想像力が逞しくなったのかもしれません。しかもえらく具体的に騙すのです。例えばサンタクロ-スならば、父が家に帰ってくるや「あ、さっきジュンコちゃんの家にいたから。。」っとナニゲない感じでいてリアルな速報。もっと現実ならば「もち草をずうっとこねればお餅になる」とか「よるに笛をふくとドカドカボ-がやってくる」とか。。ひとうひとつに細かく嘘が現実と混在していて微妙な日常。。。が、こんなに大人になってもいまだに頭をふっとかすめるのがなんだか不思議です。。。いったいドカドカボ-とは。。。

2002年7月8日(月) イケてるなあ。。

今日246を異常なハヤさでハ-レ-を人力でぶっとばしていたら後ろから「お!やっぱかっこいいじゃん、そのちゃり-!」っと声が近付いてきてびびりました。ふと横を見ると、アディダスの帽子を目深にかぶってシャツの重ね着、腰までズリっと落としたダボ短パンでナイキの新作のシュ-ズな仕事場のマンションの管理人さん。。(60歳は絶対過ぎてるはず)いやあ、オシャレなんで参りました。今日は奥さんが御飯つくりたくないっていうんでちょっと外食だそうです。いっちゃあなんですが、よれえ-っとしたマンション内に比べ外ヅラはイケメンまでとはいえませんがイケジジイでした。。このあいだプラネタのCDをプレゼントして例え爆音で苦情が来ても私はこんなイタイケなお仕事してます。。という根回ししたつもりでしたが、アレならばturan.でもイケそうです。しかしあんなオシャレジジイになってほしいもんですね。私もそうなろう。。

2002年7月9日(火) 母アフリカへ

今日はいよいよ母がアフリカへとたった独りで旅立ちました。あちらでライブやらコンサ-トやらするためです。なんせ60過ぎてますからどうなることか。。と心から心配です。で、生まれてはじめてお見送りというものを成田まではるばるしにいきました。成田遠い。。母が成田に到着するとス-ツケ-ス2つにでかい鞄ひとつ。まあ、クスリやら心配グッズやらしゃあないとはいえこれじゃダメです。。っとおもいつつもとりあえずチェックインしようとしたら案の定重量オ-バ-で超過料金15万円!なんじゃそれ!じゃ、となりのあの太っていらっしゃる人は超過じゃあ。。!とかいいたくなりますが、がまん。慌ててつめかえ、3万でなんとか。それからしばしお茶をしいよいよ出国。思いはジャズが原因で(かしらんが)離婚したりまた同じ父と再婚したり家出したり。。と数々のジャズにまつわる苦労やらなんやら。。そこまでして大好きなアフリカでジャズをやりたいっていうのはしょうがないし、止められません。後ろ姿をみながら「ああ、このひとが私をつくったんだよなあ。。」と今生の別れチックな気分。人生はドラマっすねえ。。っと。しかしたどりつけるかなあ。。ナイロビまで。。

2002年7月10日(水) 家族とは

母から、私のひさびさの心配もよそにナイロビから電話が、「ああ、ついたよ-。ちょろいよアフリカなんて-」だとぉ-!こらあ!。私もひとの子、そりゃあ心配しましたよ。でもさすがにナイロビの空港では感涙だったそうで。。夢半分実現でよかったです。ああ男泣きならぬ子供泣き。
さすがに昨日は帰りの成田からみえる無数の兎小屋(すいません)に干される布団、洗濯物を見て「ああ、ひしめく、家族という謎の単位」と考えてしまいました。この無数のほとんど部外者からは区別つかない単位はそれでいて無数のドラマがあるんでしょうねえ。父は家族の為何を捨て何を隠し、母は何を得て何を望み、子供は何を我慢し。。と。私にはまだこの家族という単位がこころから実感できたことがないような気がして、映画で「愛する家族のためなら命までも。。」とかいう台詞に、う-ん、家族の誰?とかかんがえちゃったり。。きっと自分に子供がいないせいかなあとか。さっぱり実感なしです。なんだか無数のアパ-トを見ながら妙に世間から浮いてるような孤独感を味わいました。ホント圧倒的な言葉のパワ-がありますねえ「家族のため」とか。。コレぞ正しい!のような。。。少なくとも「男の為」よか勝ってる。。。。ということは私は負けてますねえ。あ、でも「音楽の為」とか言うとちょっと互角かも。。

2002年7月11日(木) さぼてん

仕事場にあるさぼてんは、謎です。春に買ったのですが確かさぼてんは水をたま-にあげるのがいいと知ってましたので同じ「M」仲間と思い可愛がろうと。。確かに触ると必ずやトゲで刺すし、禁欲的にほとんど水はいらず、それでいてなぜか「話しが通じるだの心が通うだの音楽を聴くだの」といちおう癒し系な分類でしょ。そんな「話しが通じる」だのというわさは信じず、と思っても、なんか聞かれるてるんじゃあ。。と思ったり。が、買ったばかりのある日、まあ、よろしくっつ-ことで、と一回こっきり水をたくさんあげるや否や一週間もしないうちに軽く15cm位のびやがって。。。って-ことはおまえなにかい?ホントは水も欲しいしデカくなりたいのかい?っと。。ちょっとがっくし。ソレ以来水はあげてませんでした。まあ、もし音楽を聴くとしたらなんせ作っている過程を毎日毎日聴いてるわけで同じ箇所100万回繰り返されたりして狂ったのかもしれませんねえ。。というわけで、今日はひさびさに水やりましょう。

2002年7月12日(金) メ-クイン

エンジニアの友人は自称ファッション音痴で仕事現場でちょっとはカッコつけたいと思ったのか一緒に洋服を選んでくれと買い物につきあわされます。まあ、こういっちゃなんですが、ダサイファッションのひとと一緒に長時間仕事をするよかオシャレなひとのほうがいいに決まってますし、初対面ならばかっこいい方が「コイツできるんじゃあ。。」と思わせるチャンスもあります。。。と思い、ぐるぐると私の好きなブランドとかを見学、と、サングラスを手にとった彼が「お-!コレかっこいいじゃん、何?メ-クイン?」何言ってるんだいったい。。しかもデカイ声でと近付いた私は仰け反りました。「ああ、それね、マックイ-ンて読むの!アレキサンダ−・マックイ−ンね!」私の大好きなジバンシ-のデザイナ-をつかまえてメ-クインはなかろう。。店中笑いの渦に。。。ああ、出入り3ヶ月謹慎だなあ。。。結局彼はそのサングラス買いました。
私は今年は薔薇のトゲの形のシルバ-のピアスを買ってけっこう気に入ってます。つけると耳にトゲが生えてるようで、面白いんです。

2002年7月15日(月) 電気

オタクとよくいわれますが、今日はブレントアベリルの1272を注文したのでちょっとウキウキです。まあ、ようするにNEVEの復刻版2チャンネルなんです。ところでう-ん。良くこの日記に登場する親友Yが電気代を払って無くて電気が止ったらしく(稼いでるんだが。。。なぜ)電気のない生活でいろんな哲学めいたことを考えたらしく(やることなかったんでしょ。暇こそ哲学の母)「人間は死ぬために生きる」とか言ってて、夏にそのポジティブな死についてより、深く考えるというか体感するために電気のない九州の離島に行くらしい。。で、電圧まわりも忠実に復刻した1272だぜ!とか言ってる私に「電気ないともう生きてケないねえ。。。」っと。確かに。もはや、音楽を作るとかいうときには必ずやわたしのばあい「電気代」がかかる。ほとんど自分が食べる食物とおなじように電気もかかる。コンピュ-タ-なしじゃ、もう無理。。。なのかどうなのか。。ふと心配。ま、とりあえず電気代はなにがあっても払おう!

2002年7月16日(火) 母のアフリカジャズ通信

アフリカの母からはときどきファックスやら電話やらでアチラでどんなか連絡がきます。どうやら13日のコンサ-トは大成功で終わったらしく新聞やらなんやらで結構とりあげてもらい、偶然その記事を見た知り合いの知り合いのような人に御飯おごってもらったりと何やら楽しそう。タゴ-ルの訳詞で有名な神戸朋子さんはもとからの知り合いで、彼女の家が凄い!と言ってました。まさに昨日の話じゃないけど電気がない。そうで。
太陽蓄熱発電かなんかでもっていったヨモギのお茶をいれてもらったとか。。あと、レモンが昔の夏ミカンのようにまあるくでかく食べるとすっぱいけど凄くおいしくはまってるそうで。なにしろ、野菜果物は原種でもちろん無農薬。バナナなんてしんじらんないほどうまいそうです。。う-ん。原種で強くて生命力あふれた食べ物のあるところだけで人間は本来くらすべし!と常々おもう私は凄くこの話に納得。だいたい、調味料などや火を使わず食べておいしい!というものの場所で生きてればいい。ようするに、果物があるようなあったかいところで裸でだらあっと暮らすのが自然だよなあ。。黒人が人類の発祥といわれる意味がわかるなあ。。そうそう嫉妬もなんもなくだらあっと。増え過ぎたらよわいもんからいなくなってく。。ような。あれ?禁欲じゃないな。快楽主義がそうそう私の理想ですよ。快楽、悦楽、「主義」ね。現実はそうはいかないけど。。

2002年7月17日(水) マッサ-ジ寿司と深谷さん

今日は10月のカキアゲキネンの打ち合わせでお寿司をたらふく食べました。というか御馳走になりました。(いつも御馳走様です名古屋の深谷様!)やはり日本人の御馳走といったら土用だろうがなんだろうが寿司でしょう。。とはいっても私はお魚お肉はやや苦手。ほたて、海老系です。が、その六本木にある寿司勇さんはめちゃめちゃなんでも美味しく、さらにお話がおもしろく、今日なんて肩が凝ってそうっとマッサ-ジまでしてくれちゃって、極楽極楽。。。この名古屋の深谷さんは凄いんです。どれをとっても凄いのですが、ほんの一例、センタ-試験を毎年受け自称東大はちょろいそうで、Z会にまで入会済。(どうみても監視員よりは大学の教授的風貌なんですが)そしてもう一例、γ50。これは肝臓の値でチョ-健康とか。他にもすべて値的にはAだとか。。ただ、男性の場合、ヒップとウエストが0.9の値でウエストがくびれてないと体系的に評価がEになってしまうそうで、深谷氏もE...とか。。コレだけなのにね。あとはギャグがあまりにも飛んでてさすがの私も「必殺ブラック返し」がちょっと時差でちゃうことも。。。修行修行。。というわけで秋はいいコンサ-トしましょう!と固く誓い打ち合わせ終了。名古屋の父は夜の銀座に散ったのでした。。。
それにしても絶対どこか番組にでてほしいほど笑える深谷さん。こんなに楽しい人がクラシックのコンサ-トをバリバリ企画しているとおもうと、日本は明るいぞ!
いいもの作ろう!そう会うたびに思えるひとです。

2002年7月19日(金) 苦手

苦手なのは事務手続きです。今日は出版社からのまた電話で、いいかげんに契約書をだしてください。。。とのこと。そうそう、こういう書類をださないと印税がもらえないんです。この印税のために本当は仕事してるはずなのに、なぜか手続きしそびれているものがずんずん溜まって。。そしてなぜか曲つくることだけずんずん先に進めようとしちゃって、悪循環です。字がよくわかんない。ハンが押したのに二重。。。ああ。本当に苦手。苦手といえば、このあいだ銀行の暗証番号をスパッと忘れ。精神統一してみたりお香をたきしめたり、銀行に行ったつもりプレイをしたり(部屋で)。。が、だめでした。2日間ぐらいダメでいよいよ3時までに銀行にいかなきゃ、と気合いいれてたら、ふと思い出したときはすんごく嬉しかった-!。人間の記憶は匂いから戻るとよくいわれますが、う-ん、銀行の匂いったらお金の匂い。。ソレがないから気合い入り過ぎるのに。。。ああ。ようするに慢性的な記憶力、注意力の欠乏。

2002年7月21日(日) ようやくみえてきた

ここのところ、というか春くらいからいろいろな隙間をぬってソロアルバムをせっせとつくっております。ワビサビやらCM製作やらでときどき頭が混乱しつつもなんとかやっとここ何日かで「見えて」きました。あとは本チャンどりをしていけばいいかなっと。が、私は仮うたをぜんぶメチャ語で録音してからあとでゆっくり詩をつけていきます。
どうも詩人じゃないし、勢いで1っ曲だ-!っとつくるので、その後が大変です。詩はもちろん、ストリングスやコ-ラスの譜面作り。能率よく録音していくスケジュ-ル作り。。ぜ-んぶ色分けしてできたところから塗りつぶしていくのがたまんない。。塗るのが楽しくてやってんじゃあ、幼稚園生と一緒じゃん。とバカにされつつ、完成するのはなんでもたのしいです。さてソロアルバム、昔作った曲とかを自分で聴いてじ-んとしてました。「ああ、あのときなあ、、」と、生活にじんでます。どれもこれも映画の断片のような感じかな。。このままでいけばおそらく秋には発売できるかもな。

2002年7月24日(水) 言語と性

ジュウシマツやらザトウクジラの鳴き声やら言語を研究している岡ノ谷一夫氏によると、メスは複雑な求愛歌を好み、目立つ歌を歌えるオスは固体として余力があるとみなされモテルそうだ。まあ、どちらも天敵がいない種に多い傾向らしい。敵がいる最中いいきになってピロピロ歌っててはざっくりやられますからねえ。というわけで、モテたいオスはどんどん複雑な歌を歌おうと、結果言語が発達したそうで。。人間もまた天敵がいないという点で同じだそうです。異性を引き付けたい!口説き落としたい!という願望は尋常じゃなく脳を駆使するもっとも激しいはたらきだそうで、一番進化していく場所だったというわけです。「おりゃあ、モテたくてバンドやりはじめたぜ-」は学術的に「あっている」のですねえ。が、ここで着目したいのは、「複雑な歌」を好むメスです。「売れたかったら単純でわかりやすい歌つくんなきゃあ。。」とか言ってるレコ-ド会社とかにありがちな意見、学術的には「間違い」ですねえ。というわけで。。
いやあ、いい研究ですよねえ。
エロこそ進化の言動力!複雑な音楽で異性をゲット!
すんごく納得してます。

2002年7月26日(金) めるちゃん

きょうはカナダから来日のメラニ-・ロスのレコ-ディングでした。以前にもメラニ-のアルバムには参加してたので今回はより彼女の声をいかしたアレンジにしました。しっとりとしたミネラルボイスとはウラハラにレコ-ディング中の彼女はずっと踊ってはしゃいで「犬?」ってほどきゃっきゃとしてます。私は人前でレコ-ディングするのはめちゃめちゃ苦手なんで例えば同じプロツ-ルスのソフトの画面なのにスタジオだと処理能力は1/10くらいです。。
もちろん、歌うのなんか気が散ってぜんぜん無理。。彼女を見ててう-ん。気にしないってできたらいいなあ。。。と。無事録音も終わり同じ方向なので地下鉄で帰ろう!と。一緒に乗ったのに、私は終電一つ前にもかかわらず、乗り換え駅を間違え、「あんた何人?」って感じでめるちゃんに乗り換え駅を教わりやっと目的地へ。。。普段地下鉄にしろJRにしろ乗り慣れない(一生無理)んで吊り広告とかにうっとり見とれてると、必ず間違えます。それにしてもたまに乗る夜の地下鉄っておもしろかったなあ。。と、しばらくぶりのメルちゃん、あいかわらず「いい歌」でした。

2002年7月27日(土) 犬の散歩

私は犬が大好きです。勝手に人のウチの犬にも「こんがり」とか見た目だけで名前をつけて呼んで愛でてます。よく行くオ-プンカフェも夕暮れから夜は凄い量の犬の散歩が見物できるから行ってるようなもんです。が、よく目につくのが、そのカフェの前に車で犬ごとやってきて散歩し、また車で帰るという、う-んこれが散歩というか?という疑問です。私が犬ならば、なにも木々の多いところまで車でつれてってもらわんでいいから家の近所にマ-キングさせてくれ!と願うでしょう。きっと家の近所にはどこもいったことがないなんて犬としたら恐いとおもいます。このあいだ、そんな人と犬がまたやってきて散歩しおわり、また私のいるカフェの道路の向こう岸で、犬ならず人が立ちションしてました。犬は座って人がしおわるのをまってましたが。。。う-ん。おめえなあ!とおもわず席をたちそうになりましたががまん。きっと犬としたら人間のマ-キングに日々つきあわされてるっておもってるでしょうねえ。。そういえば今日新聞に老犬がボケて徘徊するので子守唄で寝つかすというじ-んとした記事がありました。ま、投稿者は67歳ってとこがこれまたじ-んと。

2002年7月29日(月) 2000年前の貴婦人

女性は身長158cm肌は褐色に変色しているものの豊かな体つきの皮膚には弾力があり頭髪ものこってる。半開きの左目からはかすかに眼球が覗いてる。。。という凄い状態で発見された遺体は2000年前の中国の貴婦人だそうです。今日の夕刊にのっていた写真は凄すぎて、おもわず手で写真を隠しながら記事を読みました。凄いものはとっておこう!的な発想からついにここまでやってしまうのでしょうか。。?ちなみにhttp://www.um.u-tokyo.ac.jp/DM_CD/JOSETSU/IGAKU/HOME.HTM とかには癌細胞のホルマリン漬けやら,いろんな人の脳のホルマリン漬けやらあって圧巻です。死体をやはり焼くときはお葬式のなかでも一番涙をそそりますし、残したい!という願望は肉体には得に強くでるのでしょう。ところで私はモノへの執着がまるっきりなく驚く程仕事場には機材やCD意外ほとんどモノはありません。服も直ぐに捨ててしまうし、自分のデ-タもできあがるとその場で誰かに保管してもらってます。思想的にも「無」こそ無限!とか思ってますし、死体をほぞんされるだなんて私の美意識は許しませんねえ。が、愛してる人の死体はどうしましょう。。さて肉体という物体を愛したのか?その精神を愛したのか?う-ん。肉体という精神の形を愛するのでしょうね。きっと。。。でもホルマリン漬けは勘弁ですね。

2002年7月31日(水) 供給

今日やっと1272が届きました。が、外ヅラは結構普通の1Uなのに、中身は2つに分離してていろいろ接続部分もむき出しでなかなか男っぽく気に入りました。電源部分のほうが重いくらいでこれまた、なるほど。。。私は機材をすべて安定化電源というものにつないでいて停電になっても多少機材だけは安定した電力が供給されます。何ごとも安定した供給が大切なんですよねえ。ま、私は人間なので食料かなあ。酸素とか。が、モノにも執着しないし、あまり食べることにも執着ありません。どちらかといえば食事というより供給ですね。日々は。ところでいつも思うのですがデ-トでもなんでも「一緒にお食事でも。。」という決まり文句。ともに食べるという食欲という「欲」を満たす行為をお互いさらけだすわけでその行為を共に楽しみましょうというわけですね。どんなに着飾っても高尚な話題でも「口」という内臓の末端ような曖昧な器官から欲望を共に満たす行為はなかなかなものだなあっと常々思ってます。あ、そうそう、口という器官はホント不思議ですよね。どうも口紅とか恐くでなかなかぬれない。内臓にお化粧してるようで。。。でらでらとした口から食物を供給してる様は圧巻に感じてるのですが。。。考えすぎかな。

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