BBS でもちょっとふれましたが、群馬人は百人一首に弱いです。あんなちゃんとしたものが全国的に蔓延しているにもかかわらず、群馬の名産名所を讃えた上毛カルタなるものをこしらえ、強制的に小中学校で暗記させ大会を開くのです.「え。」といえば「縁起だるまの小林山」そ、「そろいの支度で八木節音頭」。。。というように、だからなんだ！って言いたくなるような内容のものばかりです。なかには微妙な内容も含まれ「力をあわせる200万」っていうのは人口をあらわしているんですが、私の時代は「。。１７０万」でした。カルタの歌を時代にあわせて変えていいんでしょうかねえ。。「え-私のときは180万だったよ-」とかみんな懐かし気に言うところも私は疑問です。。増えてるからいいもの、20万とか過疎になっちゃったらその事実を果たしてうけとめるのかなあ。。「理想の電化に電源群馬」なんて利根川とかあってダムがあるのはわかるけど。。。なんだか「り」として歌にしていいのかな。。と疑問はつきません。他の県にもこんなカルタってあるのでしょうか？詳しくはhttp://sj1.cool.ne.jp/friend/kaoru/jomo.htmとかみるとじ-んとします。

いつも日記とはいえないネタでしたので今日はカキアゲの一日を綴ります。
朝（昼近く）起きてすぐハ-レ-でジムへ。が、いつもの銀杏並木が凄い人の波でいったいどうしたもんか。。？歩道に人があふれかえってたためル-トを変えジムへ。泳ぎ、サウナでいつもの世間はなし聞き耳人間観察と終えたのち、その足で昨日買った植物の鉢を買いにプ-ルアニクへ。。ついでに土も買い結構ハ-レ-よろよろしつつ今度は銀杏並木方面へ。。が、今度は歩道ではなく路駐の嵐！しかもなんでかフェラ-リの赤、黄、半端じゃない数！10台以上とまってるぞ-。しかも地方のナンバ-だらけ。。。ああだから休日は嫌いだあ！っとで、いったいこの道路両脇で何億かなあ。。。っとぼんやり。仕事場に戻りせっせと植え替え。終わって疲れ昼寝。。やっと作業開始のところ友人Yより呼び出し、さっさと作業切り上げ表参道で御飯御飯。。芸大でたての女子も同席、しばし我が半生を語る。「全ては美意識よ！」っとかなんとか。まんまとゴチになりラッキ-！再び作業場にもどりリズムトラックを聞きなおし、だめじゃん！っと激改造。。その間メ-ルやら電話やら。。。で、今に至る。。ああ、優雅っつ-かあんまり作業してないなあ。。今日。。やっぱり日記にするのは今後控えます。

今日は2年ぶりくらいの芸大のときの友だちとのんびりとした夕暮れどきをすごしました。お互い進んだ道はちがうし滅多にあわないけどアケスケになんでも話せる貴重な女友だちの中のひとりです。で、二人で納得しつつまったく！と思ったことは、お互い女子高-芸大と進んでしまったためか、なんかこう「青春！」ってかんじの記憶が薄いってことです。まあ、私はバンド活動があったからなんか青春めいてますがそれにしても女二人のバンドだったしイメ-ジと違うなあ。。しかも海なし県だったせいかあの、夕暮れの海で....ってシ-ンは記憶に無いし、大学のときも忍ばずの池のほとりで蓮は見たものの、そんな涅槃な絵図じゃあ青春じゃあない！っと。「...だねえ-！」っとしばし感慨に。作曲っていつも何かに追われた生活で「バカンス」って感覚はまるっきりないし、プチバカンスは温泉とかこれまた涅槃系だし。っとしばし愚痴垂れてみたものの、私にとってはやっぱりアルバム一枚一枚が青春かなあ。。。とか。じじいの孫話しのように一つ一つに思いでが鮮明にあるし、一緒につくった人との出合いや別れはまさに青春ですねえ。。。

音楽をしてます。というと必ず好きな音楽はなんですか？っと聞かれます。これほど人生の一部というか全部だとなんと答えようもなく、いわば「私は女です」「で、どんな女ですか？」っというのに近いですね。が、ここのところというか心情にしっくりくるものは確かにあります。ずっと好きなのはトリップホップ系。ポ-ティスヘッドにはじまり、トリッキ-、マッシブアタック,Donnna Regina,BOWERY ELECTRIC,CRUSTATIONは本当に大好きで今日も聞いてます。まあパタ-ンとするとすさんだDJにだらあ-っとしたウィスパ-ボイスって感じです。ああエキオペとかとは全然違うような気もするので意外でしょうが、なんかこうすさんだ女のだら-っとした私生活、失恋に諦めてさめてはいるものの複数の男の影。。ふしだらなのに不潔じゃないかんじ。。なんか勝手に想像してる（決して私の私生活ではない）んですが、そんな廃墟な感じの音や声の質感にいつも引き込まれてしまいます。、ああ、すさんでて美しいっていいなあ。。。CRUSTATIONに今日はじ-ん。。です。しばらくぶりに廃墟巡り（廃キングとその筋ではいう）しようかなあ。。っと私のプチバカンスは、一見すさんでます。

今日はバルセロナから日本に帰国したすっごく長い付き合いの友だちと飲んで語り合いました。なんだ？カキアゲさん友だちと食ってばっか-。。ってお思いでしょうが、そのとうりです。そうやって創作に結ばれるんですよね-。ま、彼はバルセロナで建築をしているのですが、どうも優柔不断で日本にも未練たらたらでどうしよう。。カキアゲ-？って相談でした。オレこのまんまバルセロナ人になっちゃいそ-。。とかなんとか。。とかいいながらも、バルセロナ自慢もだいぶされまして、彼のいっているスポ-ツクラブは
海沿いにあって公共ながら海をみながらサウナ、海のほとりにプ-ルっと凄くゴ-ジャスなようで。。サウナで汗かいて裸で海でおよぐんだ-！とか。。まちは人間がだら-っとしてて心地よいだの。。仕事というかモノをつくるんだって感じがするとか。ま、確かに建築の街ですからね。。。ま、おまえなんかもう帰ってこなくていい！ということで話しは終わり今度は今つくりかけの私の曲を聞いてもらいいろいろ為になるというかハッとするような意見を言ってもらえ、コレから激改造計画中です。まあ、彼をふくめ何かモノを作ってる友人は分野が違うけど凄く大切な意見をアケスケにいってくれて本当に貴重だなあっとつくづく感じました。もう10年以上の付き合いだけどきっと作りつづけるかぎり続く友情でしょうねえ。。

今日はアンサンブルプラネタのリハ-サルにハ-レ-でいってみました。無事練習も終わりじゃ、飯でも食べる？ってことになり、みなさんタクシ-わたし、ハ-レ-。じゃ、外苑前のイト-チュ-の前でまちあせせね！っということで代々木から競争（勝手に私がしてるだけ）してみました。さすが、人力！自分さえ頑張ればスピ-ドでるんですよね。っと今書きながら心無しかふともも頑張り過ぎで筋肉痛の予感。。。で、結果はもちろん勝ちました！
妙な充実感でふふふなかんじです。ああ、これがきっとスポ-ツの喜びね。。で、日本にも完璧なべジタリアンカレ-屋はここだけといううわさの、ナタラジで各種カレ-と天然酵母ナンを食べ満足。。もうベジは止めてジャンキ-な食生活ですが、ほっとくとベジになってますね。疲れた時はやっぱりココで食べるとちょっと元気です。
ま、なにはともあれ、勝った！喜びな日でした。（でも誰も競争してないんですよねえ。）

Wabby&Sabian(ワビ-アンドサビアン）　というまたベタなネ-ミングで次回TOITOITOIのリリ-ス（7/31発売）が決定しました。今日はそのジャケ打ち合わせでこれまた宮崎勇次郎さんの面白い絵があがってきてて楽しかったです。Wabby&Sabianというのはその名のとうりあのワビサビで、なぜ、またカキアゲキネンに続いてこここんな。。というと、今回は全曲日本語なんです。しかもめちゃめちゃハモッてて多重録音。で日本語というからには和の感じがちょっとほしいけど、トイトイトイのモット-無国籍、多国籍、そんなにしたいということで。なんかパティアンドジミ-（世代がばれる）っぽいかわいいのにしよう！っと決めました。一瞬true&come（鶴と亀）って案もでてもりあがりましたがドリカムに似てるかも（どこが....）ということでWabby&Sabianになりました。詳しくはまたおいおいお知らせしますね。

好きな食べ物はなんなのか？実のところよくわかりません。ただ、売っているのをみると買わずにはいられないのがイチジクです。あの青臭い野生な感じと中のとろろっとした赤いのの対比で一生無花果ですごせ！といわれても満足です。それとは対照的にいわゆるなにがなんでもごはん！ってことがまるっきりなく、一生米たべなくてもいいです。さて、話はかわり、唯一仕事場にある小さいぬいぐるみはウォンバットで友だちにわざわざオ-ストラリアで買ってきてもらったものです。日本でなかなかみないんですね。そのウォンバット、近場では多摩動物園にチュ-バッカっていうなまえのがおりまして、人気もさほどなくもそもそとひとり土にまみれて生活してます。私はときどきそのウォンちゃんにだけ会いにいったりしますが。。。さてナニがいいたいかというと、似てるんですよね。。形が無花果と。。ウチの猫も名前がサトイモってくらいですからこれまた似てる。。ソソられる形っていうのがあの、ふんずまりの流線形なのかなあっとふと今日きづきました。。

今日はとにかく歓声やら騒動やらの絶えない物音が町中から聞こえているのがよくわかるひでした。仕事場にはテレビもなく、なんだか良く解らずいつものとうりジムにハ-レ-で行こうとしてもあまりの人並みに、しかも顔が日の丸やらなんやらの特殊メ-ク系の人たちであふれ、とても自転車では走れません。やっとの思いでジムにつけば、入り口に警備員がずらっと並びエレベ-タ-までもが監視され、きぶんわる-と思いつつ帰りは別ル-トで帰ると、今度は凄い！246にはのぼりが立ち並びスピ-カ-からはお囃子。。キンコ-ズのビルのとなりの狭い空間では赤いちょうちんがこれでもか！というぐらいぶらさがって、そのしたでは浴衣の人並みが「都上おどり」を結構まじでおどってます。その音頭の音と、関係のない歓声、が混じってああ無気味。青いシャツ軍団と浴衣でなんだかテ-マパ-クでコンパニオンが入り交じってるような気分です。ああ、これが日本だなあ。っとなぜかじ-んと。そう確かに日本をみんな愛していながら（だって顔が日の丸）せっそうない。無国籍、多国籍。無時代。もしくは全てのミクスチャ-。心地いいような寂しいようなです。

きょうは10月のカキアゲキネンオ-ケストラで歌ってくれるドナ．バ-グさんのライブにいってきました。ジャズボ-カルのライブでしたが、その場その場で変幻自在なボイス。しかもも明るいキャラで日本語まじりのト-クで笑いも。。お客さんもリラックスしながら手拍子でのりのりでした。さて終わって挨拶。「あら、カキアゲさん、ホントに日本人？」というドナちゃん。「は-、日本人だけど-」というと、「いや-、ハ-フでしょ-」「いやいや。。。ホントに日本人。」といっても聞いてくれません。。が、ハっと表情が明るくなり、「あ！じゃあ、ニイガタ人ね」っと。。。いったい新潟人って日本人とちがうのか。。とわからないなあとおもいつつも「うんと-、ニイガタ人じゃないけど、グンマ人だよ-」といったら、やっと納得というか勝ち誇った顔で「やっぱりね-。。」っと。う-ん、なにがやっぱりなのかわかんないけど、彼女のなかではなにか新潟人が違う人種なんでしょうねえ。群馬人もやや仲間くさい。いや-、ナゾでした。そのことを一緒にいったYさんにつたえたところもろツボだったのか大爆笑15分！私は余計にナゾにつつまれました。。。新潟人っていったい。。

またもや、間違い披露ですいませんが、台風一家だと思っていました。さらに肉体疲労時と肥満児の「ジ」が一緒の意味だと思い、肉体疲労児と。。しょうじょうバエには対で少年バエがいると。。。「ショウジョバエ」と。。ああ、ありあまる間違い。
さてなんでかいいますと、私は台風が近付くと体の調子が悪く、節々が痛くなります。さらに梅雨時もそんなです。なので台風一過はすごく清清しく、嬉しいことなので、さらに空も青く澄み渡っているので父とよく利根川にでかい車が流れてないか。。。？などと、その爪痕の凄さを確かめに（楽しみに）いったものでした。父はそうとう台風好きと見え、近付くと嬉々として家の回りに掘りをほり、水の流れみちをつくり、むやみに停電シュミレ-ションとしてロウソクをともし夕飯を食べたり、台風が来る前にすでにその興奮は頂点に達するせいか、たいした台風じゃないとがっかりしたもようでした。。ま、記憶にある限り、実際に停電でロウソクとなった記憶はありません。
そんなわけで、間違いとは別に台風一家だったなあと思いました。

あなたの音楽はどんなジャンルですか？って聞かれると一番こまってしまいます。私はカキアゲっていうジャンルをただいまつくってま-す！ってくらいよくわからないかな。ま、よく初対面のひとにあなたB型？でしょ-。とか言われ、Aです。とかいうと、あ-やっぱり。。。などと。。いったいなにが初対面でやっぱりじゃ！ってほどジャンル分けで自分の経験と知識にてらしあわせて納得したがりますよね。きっと人間の特性なんでしょう。いったいなんのためになのかな。。？と思います。今日、日本中で「にっぽん！にっぽん！」という大合唱を聞き、にっぽんてカテゴリ-はどこからどこまで？とか。。じゃ、外国と戦うから燃えるのかな。世界男女大会とかだったら「おんな！おんな！」とかなのかなあとか。。やはり、燃えるカテゴリ-っていうのがあるんでしょうね。そそられるカテゴリ-の戦いとか。コブラ対マング-ス（ああ、年令が。。。）もコブラという恐キャラにマング-スという一見かわいいキャラが戦うのが大ハヤリの秘けつだったのに、いざ、マング-スが勝ってしまう。。というのがわかってしまった以上もはや魅力はなくなったし。。世界星座大会とかやって牡牛座対乙女座とか。。なんか燃えないもんなあ。。国という枠組みは異常に燃えるナニカがあるんでしょうね。DNAに組み込まれたナニカでしょうねえ。
っとなにげに日記をちょっとさぼったのでやや真面目ネタでごまかしてます。。。

毎日梅雨だと気分もだる-っとして影響されやすいわたしですが、なにげにふと、ベランダの植木鉢をみたら、何くわぬ顔でキノコがけっこうたくさん繁殖してました。お前らいったいどこから。。？おお、梅雨どきに意気揚々と繁殖してるやつらもいるんだ。。と。あらためて四季の大切さを感じ入ってしまいました。きっとこのビルの1
階の和食屋のせいだ。。っと菌のでどころをかんがえつつ、が、どうみてもしめじ。しかもけっこう立派。うまそうといえばうまそう。。こうやって人間の好奇心と偶然の繁殖成功（ココは7階けっこう高い）であらたな食文化がうまれるんでしょうねえ。。とふと隣の植木鉢にはなにやらのハ-ブっぽい葉っぱが出現。よりによって食べられそうなものばかり。。。結構悩み中です。ま、誰か来た時共に食すかな。。。運命を共にできるひとじゃないとヤバそうですね。。そこまでしなくてもいいか。。犯罪者にはなりたくないし、あわや心中などといわれても困るし。。。ま、食べなきゃいいんですよね。ああ、気になるなあ。。。

御存じのとうりエキセントリックオペラの撮影はいつも尋常ではないジャケット撮影をくり返してきました。たしかにディレクタ-さんの世界と自分の世界との共通項を見いだして徹底的につくりこんでいくのはとってもたのしかったように感じます。が、いつもつきまとうのは演じているような客観的な自分がそこにはあって日常の（まあ、日記で大分ばれましたが）自分との接点はなかなか時間とともになくなってしまい、ありのままが暴露したくなってしまいます。本当のありのままではなくてもいいのかもしれないですがね。。さて今日はWabby&Sabianの撮影をしました。いつもの格好でいつも私が寛いでいる場所でみんなで変な会話をしながら楽しく撮影をするのはやっぱりいいですね。今回のワビサビでのテ-マのひとつ「なんかスカしてるちょっとブラックユ-モア」と「女心」「いつかの懐かしいとき、時代」のようなそんな感じがでればなあと思ってます。ではおたのしみに！

あまりに世の中から断絶してんじゃないか？という指摘を友人から多々うけ、ナンなら、テレビでも仕事ばにもおいとくか。。。とおもってた矢先新聞の勧誘。ああ、活字離れっていうか、かきあげさんいつも漢字かけませんねえ。。。っと言われること多々で、よよよっと新聞の勧誘に負けてとることに。ま、こんなW杯のさなか新聞なんて遅れきった情報で満足できるわけないですね。。ネットでちらちら速報をみながら仕事し、重い作業の上ネットやらメ-ルやらたちあげっぱなしのコンピュ-タ-はやや危ない動きです。まだ芸大入学前、私は世を疎んじたわけではなく電話、テレビ、新聞のないまるっきりの仙人生活をしてたときがありましたんで今の状態は情報過多くらいなんですね。仙人時代はそれこそ、牛小屋がと農家がちらほらしかなく、ふと曲をつくっててうしろ振り向くととなりのばあちゃんが野菜を縁側においてってくれる。。。のような。。
いやあ、凄い生活でしたねえ。楽しかったけど。。。というわけで新聞、読みごたえあります。とくに人生相談、おもしろい。なあ。

今日、廃墟つながり友だちが「今廃墟ブ-ム」らしいよ。っとつまんなそうにつぶやいてました。その友だちとはよくその辺の何気ない廃墟を発見しあっては教えあってみる。っということをよくします。ま、二人のあいだでは、そのあたかも人がそこにいたかのような跡と、それでいて死んだような空気の匂い、時代のオ-バ-ラップで自分が今いつのだれなのかちょっと失う「チョイトリッップ」感が要。と語り合いました。一番重い例では私はアウシュビッツにいったときの収容所の階段の尋常じゃないすりへりにくらくらし、軽い例では、昔リゾ-トホテルだったのを今ラブホにしてかろうじて営業、とか。後者のほうがぐっと切なく、建物自体はもう死んだのになんか日の目をみないような使われ方でかろうじて生きているかのような、そんな匂いが回り中に違和感としてただよってますね。というように、私たちの廃墟感は今のブ-ムとはちょっとズレた価値観らしいっと再認識。なんか悲しいような。。。そんなたたずまいにぐっとくるんですね。

今日はスタジオワ-クの合間にちょこちょこ女子ト-ク炸裂でなんだかなごみました。異常に女子率の高いスタジオだったなあ。。そういえば今日。。。最高8人？半女子含めるから8.5人だな。さらにめずらしく自分よりかちょっと年上の素敵なお姉さんも加わりいっそう奥深い話もでき一曲とり終わるころには映画を見た後のような「ああ女って、ああ、人生って、仕事って。歌って。。」のような問いと答えが深々と。。とくに歌に関しては「すぐ生きざまがでるねえ。。」という話で、、本当にこのごろそれを私は痛感してただけに大納得。。いい歌をうたいたいならやっぱりいい生きざまじゃないとだめなんでしょうね。それは例え道徳に反しようが法律に反しようがそういう問題ではなく、不幸か幸福かでもなくなんか「生きざま」としかいいようのないような自分なりの美意識に忠実に体当たりしてるのような。。そんな生きざまが歌なんだなあ。。っと。ああなんだかカラオケ道場の先生のようなことをいってますが、やっぱり上辺とか作り物は響きませんからね。やっぱかっこいい！よりか、泣ける！を聞きたいし歌いたいなあ。。。。というわけで私もしばしボイトレとかいってる場合じゃなくて生きざまに特化した生活しましょ。例え道徳に反しても。。。だな。。

今からちょっくら走ってくからたまには飯でもたべない？っと友人からの電話。「あ、そう、そんでどのくらいかかるの？」。。「う-ん、最近体力おちてるけど今日はそんなに気温も高くないから1時間くらいかな。。」。。「え？気温。。？なんで走ってくるわけ？」「足」。。そう、その友人は趣味がトライアスロンだけあって軽井沢までチャリでいったり、ですからもちろん1時間くらい平気で走ります。まさかな。。途中でバテるさっと思ってたら本気で走ってきたんでびっくりしましたよ。。その後、ビヤガ-デンに行って生ビ-ルぐびっと飲んでしばし近況をかたりあい、さすがに帰りは電車でかえっていきました。そうやってたまにコ-スを変えて、しかも友だちに会おうとか宣言して走ると結構なトレ-ニングになるそうです。時速12キロくらいで走るとだいたい電車とどっこいどっこいだそうです。昼間、ネタ探しにCDショップ回りでコアなネタを物色して、おお！いいノイズ！とか聴きつつ、仕事場に戻りロジックのバ-ジョンアップでるるる。。とかしてたインドアな私の今日を汗と根性とビヤガ-デンでおもいっきり別世界に連れ出してくれたその友人とはいったい。。。

映像にあわせる音楽というか音楽が映像に与える効果は絶大だと思います。映画はその点本当によくできた娯楽というかジャンルだとつくづく感じます。ほぼ完成された世界だし、あまり映画にこれ以上の刺激も不必要かな。。と。最近あまりみてませんがしばらく前にみた「π」同じ監督の「REQIEMU FOR A DREAM」この二つがなんといっても自分のすきなジャンルの絵と音だっただけにハマりました。前者はテクノでエイフェックス　ツイン、後者はクロノスカルテットの弦がよかった。「ツバル」という映画もホントよかった。。などといろいろありますが、最近ハマっているのが休日の天気の良い日などに今日、ハマりそうな音楽をたずさえ道ばたのベンチで爆音で聴きながら道行くひとを見るというその場で短編映画です。ただ単に道行く人をみるわけなんですが、隣のベンチには浮浪者もあり、今日こそと男に必至にせまってる女あり、ぼや-っとしてる家族あり、日曜日はホコテンなんでここはロス？って感じのロ-ラ-スケ-トの一団と、ペットボトルでミニホッケ-あり、それぞれ別個に展開してるマルチスクリ-ンのようですが聴いてる音楽にハマったときなどじ-んと涙さえでちゃったりするからおもしろいです。
ヘタな映画よか確実に現実感あって（ま、かってに自分のなかでの想像上のスト-リ-ですが）現実なだけに役所もはまってて、いい。。。ま、こうやって私は別世界からの傍観者なんだなあ。。。っとそんな切ない気持もあいまって音楽がまた違って感じられます。お勧めな世界に一つの（ひとりよがりな）映画作りです。

BBSにも書き込みをしましたがアンサンブルプラネタの新譜が発売になりました。私はアレンジ作曲を担当してますが録音にもディレクションしてます。というよりかはディレクションこそアレンジの重要なポイントと常々思ってる私です。さてそこでいつも言ってる言葉の一つに女性４人に向かって「禁欲的にね-。ノンビブラ-トでね-」があります。昔の宗教声楽曲は今のビブラ-トのかかったベルカントといわれてるいわゆるオペラ歌いとちがってノンビブラ-トで押すように歌って唱和してました。もっともそう歌わずにはす-っとハモれないのですが、それにはもう一つ音楽に陶酔しすぎない、ということがあったらしいです。修道院とかの日課としてですから音楽というよりは行事だったわけで、より言葉をかみしめることが重要だったんでしょう。この「音楽に陶酔しすぎない」禁欲的なところが私にはとてもツボなわけで、なにか奥深いエナジ-となにかと調和するべくより広がりを感じて安心して音楽に身をゆだねられるんですね。そういえば、何かとモテる人に秘けつは？っと聞いたところ「引くこと」だそうで。。なるほど、のめり込まず「引け」ば人はすっと入っていきたくなるもんですよね。なかなか似ている。。。なんなら禁欲的ぐらいじゃいけませんね。きっぱり禁欲。これでモテたらいったいその次どうすればいいんだ。。。？引くのと禁欲はちょっと違うか。。

友だちのフォトグラファ-が大病したときのことを飲みもはいりつつ面白おかしく語ってくれたことがありました。彼は脳の病で熱が下がらずもうダメかも。というほどのとき、毎晩毎晩口惜しくてこんな写真だけじゃあ死にたく無い。。と思っていたそうです。ところが、いよいよ今晩が峠ともなると、自分のカラダも心底限界を感じ、ああこれで終わりだなという夜がついに来たとき、口惜しさはまるっきりなく、ただ涙があふれ、ナニが悲しいって写真でもなんでもなく自分に子供がいないということ、何も残せず死んでいくということがあまりに悲しくてついに決心したそうです。「明日の朝看護婦にオレの子を生んでもらうようたのもう！」と本気でかんがえた末混沌と眠りについたとのこと。。で、翌朝、なんと奇跡的に熱は下がり看護婦に無理強いすることもなく後退院、昨年結婚今は子供にも恵まれパパに。。。乗ってる車もフェラ-リからサ-ブへ。。ああ、セスナをチャ-タ-したりしてすんごい遊んでた昔とくらべ随分と落ち着いた模様。ときどき私はこの話を思い出しては自分だったら何をおもうのかなあっとおもいがめぐりますが、男の本能が種の植え付け、保存ならば女は何なのでしょうねえ。死ぬまぎわに妊娠したい！という願望はきっとその後、生むまでに時間と体力がかかるからなさそうだし、きっと音楽とは別の突拍子もない何かなんでしょうね。本能的な何かなんでしょう。。。

まくらを変えると眠れないといいますが、私はそうです。旅行にいくと結構辛く、バスタオルで低めの枕をつくってみたり、しなかったり。。眠り辛くてこまります。そもそもミックスなどハ-ドな作業の後は頭がカッカとして眠れず、何をしてもだめなんですが。。そんなで実は父（母ではないところがミソ）が作ってくれた長くて低い特性枕を20年以上つかってます。が、いいかげんへたってきたので、凄-く高い（値段が）枕を買ってみました。羽毛でふかふかでいいかんじ-！っと喜んでたのも寝るまでのはなし。
高かったんだ。。。と言い聞かせれば言い聞かせる程眠れなくて、しぶしぶしまった父枕でねることに、、。で、しょうがなく、今日はウレタンを買ってきて細かくきりきざんで補充。蘇った枕はなんか中身がごろごろしてていいかんじ。羽毛の枕はクッションとして使うことに。。長年の習慣は変えられませんね。他にも気付かずいっぱいあるんでしょうねえ。。。

スタジオでぼんやりオタク雑誌の機材欄をうっとりみてたら、コンプやEQ などと並んでマイナスイオン発生器がならんでて目が釘付けになりました。しかもマイナスイオンでいい音に！な-んて、キャッチフレ-ズで。。アヤシイのか否か？どの健康コ-ナ-にもこのマイナスイオンという形のないものをウリにしたグッズがあふれてるだけにムムムですね。確かに電化製品やモニタ-は静電気でホコリがみっしりだし、自分もなんだかウスぼんやりとしてくるので、よく公園に散歩に行かざるを得ないのです。これをその不足したマイナスイオンのせいにしてもいいのかもしれないし。。。ま、これはいいとして音がよくなるというのはどういうことなのか。。確かに音は空気を伝わって耳に波として届くのだから空気がよけりゃ音もいいのかな。。。ということはデ-タ-が良くなるわけじゃ無いのか。。。と。ほっと安心。が、発生器なる機械にたよるのは、なんだか私の美意識がちょっと許さないなあ。。本来森とか滝とかで悟りがひらけるほど充満してるものだから、トイレとかで水流してるときなんかきっと出したぞっという充足感もあいまってマイナスイオンも発生してるわけでいいアイディアわいちゃうんでしょうね。
トイレで湧くのだったら機械で湧いてもいいか。。。とだんだん買おうかな。。。と。

よく何のお仕事なんですか？っと私をみても何系の人なのか把握できないことが多いらしいです。「アパレル？」「美容師？」とかいろいろ言われはするものの、ま、ときどき「占い師」とか言うと妙に納得されたりしてう-んってかんじですが。。ま、占い師とか賭博師とかですよね。作曲家は。。占い師といえば、知り合いにすんごい人がいて、ばしばし実名を出して当てていく人がいますねえ。あの人に会ってから占い師の観念はかわりました。ところで、よくかかってくる電話の相手は解るってあります。前に一度、作業中にかかってきた電話にテが放せなく、思わず受話器をとらずに、でも、Wからだなって思ったので「あ、ごめんW、、あとでかけるから-」っとけっこうデカイ声でいったまま作業つづけ、あとでホントにWにかけました。そしたらなんと！「あ-るるるるってなってたんだけど、でらんないからって声きこえてたよ-」だって。。。ぞ-。しかもやっぱりWからだった。。。二重にゾ-！。が、応用できるならNTTって料金いらない？ってことかな。。。ふたりして、やればできるかもっともう一度やってみたけど、だめでした。
あの、せっぱつまった「あ-出られない！」っていうのが大切っぽい。念じれば叶うのか。。否か。。。できるならもっとデカいこと叶うといいけど。。

という写真集が結構好きです。日本ほど、性に関して隠したがる性質はなかろうとは思うけど、そんな抑圧が爆発してるのか、もしくは実は遊びとして割り切るや否や猪突猛進してしまう民族なのか。。不思議な気がします。この「Satellite of LOVE」という写真集はそんな日本のイッちゃってるラブホの内装ばかりの写真集なわけだけど、なんかこうプチ廃墟感もただようし、ココまでして何になるのか。。？というグロなものだらけで、でもなんか刹那的にでも愛しあうという場所をつくるという、制作者の夢がてんこもりにつめこまれた不思議な空間ばっかりでじ-んとします。どちらかというと私は制作者の心情を考えてしまうわけで、とても音楽に似てるなあっと感じ入るわけです。限られた時間で、いかに夢を与えられ、かつ、実用的で、いかにいつもの行為からトリップさせられるか。。デコラティブであってかまわないと思います。どうせヤルならとことんヤリたいわけで、その空間を時間にお金を払って特別な思いをしたいのは、本当にコンサ-トやCDと同じだなあっと。。どの場所に鏡をおくか。。なんてディレイのかけ所みたいだし。。。エロこそきっとものを作る根源に違い無いと古代からの歴史をふりかえってみた写真集でした。

今日はWabby&Sabianのジャケットの絵ができたので見にいきました。宮崎勇次郎さんは相模大野に住んでいるので新宿で待ち合わせて喫茶店へ。コ-ヒ-をまちつつオモムロに取り出した絵はまず、デカい。凄い、かっちょえ-！で思わず一緒にいったYさんとかわるがわる「凄い！ありがとう！」っと勇次郎さんと激握手。喫茶店の他の人たちは絵を見て握手してる私たちっていったい。。と思ってたでしょうがなりふりかまってらんないほど良かったです。あ-、私の目に狂いはないわ-。。っと悦。かなり涅槃な絵でした。是非お楽しみを。その後、12世紀から14世紀くらいの古楽のアカペラアンサンブルを聴きにオペラシティへ。これまた美でした。ポリフォニ-の初期はやはりいいです。
聴きつつ、う-んこうしようああしようと自分なりにアレンジを頭の中でやるのが同時通訳のようですが面白い。プログラムはその12-14世紀のヒットソングといわれるものばかりで、歌詞も結構ラブラブなのに入り組んだメロで、今のようなメロ対伴奏ではないとなると、昔のほうが入り組んだものを喜べる感覚だったんだなあっと感じます。今ラブソングをポリフォニ-で歌おうなんて誰もおもいませんからね。でも私はやっぱり複数の入り組んだ絡み、好きですねえ。。。

今日は新宿タワ-にてプラネタのインストアがありまして、同業者の友人を誘い聴きにいきました。ホント、こういうのを孫の発表会を見に行く気分っていうんでしょうかね。
もうひさびさドキドキしましたが、それを上回る感動で胸がいっぱいになって目頭があ、熱い！ってかんじでした。それほど素晴らしく良かったの一言で、なまぷらはイケル！と確信しました。まじファンになりました。開場にはライブ後もプラネタが流れて、思わず自分で「いいじゃん、これ」っと悦。ついでに同じコ-ナ-にturan.まで並んでてタワ-さんありがとう。友人も普段辛口なわりに今日は「よかったよ-」の一言。
「っでしょ-」っとやや孫自慢をかまし、我ながら、自分の作った音楽に喜べることに喜びを今日はひしひしっと感じました。こういう喜びがあるからくるひもくるひも作ってられるんだなあっとしんみり。その後友人と楽器屋直行、新ソフトを手に入れるるるとしながら仕事場へ（よる遅く）戻りインスト-ル。
こういうコンピュ-タ-なモノからはもう離れられませんが、やはり「なま」
「生」はいいもんですね。とくに声の生はいいです。
「なまぷら」お勧めです。